開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
カウンセリングロールプレイの体験演習を通して、相談者に対する共感的態度、自己と他者への理解を深める基礎的コミュニケーションスキルを習得する。また、子どもの育ちと心の支援に関わる現場の見学を通して、カウンセリング実践に関する理解を深める。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
10年以上、臨床心理士として大学附属相談室や福祉・教育・医療領域において、カウンセリング、アセスメント、臨床心理学的地域援助を実施する担当者が、ロールプレイなどの体験演習を指導する。また、臨床心理相談施設の見学実習や障害児関連施設、児童養護施設における支援の実際に関する学びを通して、心理職の仕事の内容や、カウンセリング実践に関する理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
1.カウンセラーの基本的態度を言語的に示すことができる。 2.傾聴のための自らの構えを意識し、実際の応答に反映することができる。 3.カウンセリングに必要とされる基礎的コミュニケーション技法の習得に真摯に取り組むことができる。 4.自らのコミュニケーションのあり方を振り返り、修正を試みることができる。 5.子どもの成長や心を支援するための施設について調べることができる。 6.見学実習を受ける際の留意事項について、その意味を理解した上で遵守することができる。 7.自分自身のロールプレイや見学等の体験を文章や図式によって報告することができる。 8.カウンセリングにおける倫理的配慮を行動で示すことができる。 |
学習方法 | 演習内で使用する資料は適宜配布。 演習形式で、グループ討議、ペアによる実習、DVD視聴、学内施設の見学等を取り入れる。 ある体験(傾聴体験)を課し、その中で感じたことをもとにレポートを記述。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:「プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術」古宮昇著(ナツメ社) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 30 | 10 | 10 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んでおく |
授業 | オリエンテーション | |
事後学習(復習) | テキストの目次や索引に目を通しておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストp16~21、74~99を読んでおく |
授業 | 傾聴①(傾聴とは?) | |
事後学習(復習) | テキストp74~99を読んでおく | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストp102~105を読んでおく |
授業 | 傾聴②(うなずき、あいづち、姿勢・態度) | |
事後学習(復習) | 重要語句をまとめるとともに、傾聴体験を通した気づきについてレポートを書く | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストp108~111、p120~123を読んでおく |
授業 | 傾聴③(繰り返し) | |
事後学習(復習) | 重要語句をまとめるとともに、傾聴体験を通した気づきについてレポートを書く | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストp124~131を読んでおく |
授業 | 傾聴④(質問、感情の反映) | |
事後学習(復習) | 重要語句をまとめるとともに、傾聴体験を通した気づきについてレポートを書く | |
第6週 | 事前学習(予習) | 第2週~第5週の内容を振り返る |
授業 | 傾聴⑤(総合演習) | |
事後学習(復習) | 逐語録をまとめ、これまでの傾聴体験を通した気づきについてレポートを書く | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストp142~159を読んでおく |
授業 | 傾聴⑥(DVD視聴) | |
事後学習(復習) | 専門家の傾聴を分析し、その気づきについてレポートを書く | |
第8週 | 事前学習(予習) | 第6、7週の内容を振り返る |
授業 | 傾聴⑦(振り返り) | |
事後学習(復習) | テキストp50~71を読んでおく | |
第9週 | 事前学習(予習) | 児童養護施設について調べてくる |
授業 | 子どもへの支援の実際①(児童養護施設) | |
事後学習(復習) | 講義での学びについてレポートを書く | |
第10週 | 事前学習(予習) | 障がい児支援施設について調べてくる |
授業 | 子どもへの支援の実際②(障がい児支援施設) | |
事後学習(復習) | 講義での学びについてレポートを書く | |
第11週 | 事前学習(予習) | 施設見学に行くにふさわしいマナーとは何か考えてくる |
授業 | 施設見学に関する事前説明・留意点/グループ発表 | |
事後学習(復習) | 見学実習の目的・留意事項を確認しておく | |
第12週 | 事前学習(予習) | 見学予定の施設概要について調べてくる、質問内容についてまとめておく |
授業 | 施設見学に関する事前学習 | |
事後学習(復習) | 見学予定の施設概要について調べてくる、質問内容についてまとめておく | |
第13週 | 事前学習(予習) | 見学実習の目的、留意事項を確認しておく |
授業 | 施設見学(臨床心理相談センター) | |
事後学習(復習) | 見学実習の内容と学びをまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 見学実習の内容と学びをまとめる |
授業 | 施設見学に関する事後学習 | |
事後学習(復習) | 見学実習の内容と体験をレポートにまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの講義資料を整理し、授業経過を確認しておく |
授業 | 振り返り | |
事後学習(復習) | 授業の到達目標に沿って、自己評価をおこない今後の課題を整理する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・シラバスの内容や順序に変更がある場合は、事前にご連絡いたします (メール、Teems、ポータルサイトへの連絡に留意し、各自で確認をお願いします) ・演習内で配布された資料は、各自で整理、ファイリング保存してください (欠席した際は、必ず自分で資料を取りに来てください) ・課題に対するフィードバックをおこないます |