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子ども学実践演習Ⅱ(児童期)

科目名 子ども学実践演習Ⅱ(児童期)
ナンバリング MC_A1_03
担当者 松井 克行
草場 聡宏
飯盛 啓生
宇賀神 一
開設学科
専攻・コース
生活支援科学研究科 子ども学専攻
分類 選択科目 基幹分野
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 1年 後期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
本演習ではこれからの学校教育における子ども理解、子ども理解を通した授業開発力、授業実践力、省察力及び授業観察、授業分析方法に関する基礎的知見を解説する。これらを通して子どもの総合的理解を踏まえたこれからの学校教育における高度な実践的指導力を養うことを目標とする。 
実務経験に
関連する
授業内容
本講義では、10年以上の学校教育現場での実務経験を有する教員が中心に教科指導のみならず、学校教育全体に関わる高度な実践的指導力の育成を企図して指導する科目である。
授業の
到達目標
1)現在の子どもを取り巻く生活・教育の諸問題について理解する。
2)子ども観察と授業観察、授業分析方法、授業開発力、授業力、省察力に関する基礎的知見を理解する。
3)各領域・教科に関する専門的な実践力について考えることができる。
4)子どもへの理解を深めると同時に、自らの教育・保育観や実践に反省的省察を加え、より良い方向へと改善できる。
5)子どもの教育を担う専門的職業人としてこれからの社会と教育について主体的に考えることができる。
6)地域における子どもの生活上、教育上の課題を把握し、それに対する課題解決のための実践を考えることができる。
7)生活環境や社会環境をも含んだ子どもの総合的理解としての教育的実践力について考えることができる。
学習方法 講義。教育現場でのフィールドワーク。授業実践演習。さらに関連文献に関する発表、討論形式も行う。
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。
テキスト及び
参考書籍
テキスト:秋田喜代美・佐藤学・恒吉僚子編 『教育研究のメソドロジー―学校参加型マインドへのいざない』 東京大学出版会参考図書::適宜指示する。 その他適宜指示する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率           5     5         5 5 15 25 15   10   10   5 100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 35
授業態度 5
受講者の発表 15
授業の参加度 10
その他         35
総合的演習 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) テキスト第Ⅰ部第1章を読んでまとめる。
授業 子ども学実践演習の意義と意味(担当:松井 )
事後学習(復習) 配布された資料や、本時の内容を整理し今日的教育の問題をまとめる。
第2週 事前学習(予習) テキスト第Ⅱ部の第1章及び第2章、第5章を読んでまとめる。
授業 教育学的な視点による授業改善の方法及び省察の重要性についての基礎的理解(担当:松井)
事後学習(復習) 本時の内容を整理し授業改善の方法を整理する。
第3週 事前学習(予習) 幼稚園教育要領並びに小学校学習指導要領の社会系諸教育に関する内容を読んでまとめる。
授業 社会系諸教育(人権教育・倫理教育・市民性教育等)に関する理論と方法(担当:松井)
事後学習(復習) 幼稚園教育要領並び社会系諸教育の理論と方法について整理し授業実践の視点をまとめる。
第4週 事前学習(予習) 幼稚園教育要領並びに小学校学習指導要領の国際理解教育・多文化教育に関する内容を読んでまとめる。
授業 国際理解教育・多文化教育に関する理論と方法(担当:松井)
事後学習(復習) 国際理解教育・多文化教育の理論と方法について整理し授業実践の視点をまとめる。
第5週 事前学習(予習) 幼稚園教育要領並びに小学校学習指導要領の言語教育に関する内容を読んでまとめる。
授業 言語活動に関する理論と方法(担当:宇賀神 )
事後学習(復習) 言語活動に理論と方法について整理し授業実践の視点をまとめる。
第6週 事前学習(予習) 幼稚園教育要領並びに小学校学習指導要領の環境教育に関する内容を読んでまとめる。
授業 環境教育(安全教育を含む)に関する理論と方法(担当:飯盛)
事後学習(復習) 環境教育の理論と方法について整理し授業実践の視点をまとめる。
第7週 事前学習(予習) 関連書籍及び論文を読みICT利活用教育の実際について整理してくる。
授業 ICT利活用教育に関する理論と方法(担当: 草場)
事後学習(復習) ICT利活用教育の理論と方法について整理し授業実践への活用の視点をまとめる。
第8週 事前学習(予習) 国語科教育における学習指導案を作成する。
授業 授業デザイン演習①:国語科教育における教材研究に対する理解及び授業力に対する基礎的理解(担当:宇賀神)
事後学習(復習) 省察レポートを書く。学習指導案を修正する。
第9週 事前学習(予習) 社会科教育における学習指導案を作成する。
授業 授業デザイン演習②:社会科教育における教材研究に対する理解及び授業力に対する基礎的理解(担当:松井)
事後学習(復習) 省察レポートを書く。学習指導案を修正する。
第10週 事前学習(予習) 理科教育における学習指導案を作成する。
授業 授業デザイン演習③:理科教育における教材研究に対する理解及び授業力に対する基礎的理解(担当:飯盛)
事後学習(復習) 省察レポートを書く。学習指導案を修正する。
第11週 事前学習(予習) 算数科教育における学習指導案を作成する。
授業 授業デザイン演習④:算数科教育における教材研究に対する理解及び授業力に対する基礎的理解(担当:草場)
事後学習(復習) 省察レポートを書く。学習指導案を修正する。
第12週 事前学習(予習) テキスト第Ⅰ部第1章及び第2章、第3章を読んでまとめる。
授業 学校フィールドワーク①授業観察(担当: 全員 )
事後学習(復習) フィールドノートの整理を行う。
第13週 事前学習(予習) テキスト第Ⅱ部の第1章及び第2章、第5章を読みフィールドノートの分析を自分なりに行う。
授業 学校フィールドワーク②授業分析(担当: 全員 )
事後学習(復習) フィールドノートの分析の修正と授業分析の視点をまとめる。
第14週 事前学習(予習) 模擬授業演習に向けて学習指導案の作成及び教材研究や板書計画を立てる。
授業 総合演習としての授業実践演習(担当: 全員   )
事後学習(復習) 省察レポートを書く。
第15週 事前学習(予習) 模擬授業実践振り返りを行い。修正の視点をまとめる。またこれからの社会と教育についてSDGsの視点からも考える。
授業 総合的考察としてのディスカッション(担当: 全員 )
事後学習(復習) これまでの内容を踏まえ、期末レポートを作成する。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 授業に出席するだけでは教育における高度な実践的指導力は身につきません。積極的に文献等を調べ予習と復習を行い、授業には受け身ではなく「問い」と「自分なりの考え」をもちながら積極的に参加してください。