科目名 | ガーデニング |
ナンバリング | RC_E1_03 |
担当者 |
小浦 誠吾
押川 武志 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
自らガーデニング技術を身に着けつけることで、リハビリテーション分野での園芸療法の実践場面の解説や多面的な視点を学ぶ一助にする。また、自らが栽培に関わることの意義や有意性を感じることで、園芸療法を臨床場面で実践する楽しさを理解する。SDG'sを意識したガーデニングと座学の園芸療法論を連続して実施することで、アクティブラーニングに伴う理論と実学を同時に習得することを目指す |
実務経験に 関連する 授業内容 |
自然や植物を活用する園芸を医療・保健福祉分野で実践するには、心が動く魅力のある実施環境を整えることも重要であり、栽培技術も高めておく必要がある。それらのスキルを高めるために、講師の精神科病院,発達障害者施設,老年期の病院や福祉施設の臨床経験を基にした園芸療法の臨床実践に結び付く講義内容を身に着ける |
授業の 到達目標 |
病院、福祉施設の臨床場面には,かならず植物美化スペースがある。そのスペースは、患者のストレスを軽減する目的に活用されていることが多いのだが、実際には勤務している専門職員やお見舞いの家族などの関係者全員に多面的な効用を与えているはずである。そのガーデニングスペースを活用して、園芸療法を取り入れることも可能である。そこで、人間を対象とする職業にとって人間と植物の関係がいかに大切なものであるかを理解し、社会人としての成長にもつなげていく。 並行して開講する「園芸論」とコラボしての授業も取り入れる。 また、S世界的なDGsの時代に即したガーデニングのありかたを学び、環境や多様な限りある資源の大切さが自然な形で意識される実践演習を、自らの豊かな感性を活用して感じ取ることも目標とする。 |
学習方法 | 講義、演習、グループ調査、発表 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
随時資料を提供する 参考書 英国王立園芸協会ガーデンデザインブック ロビンウイリアムズ |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 30 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をガーデニングをとおした健康に活用できるよう整理しておく |
授業 | イギリスなどにおけるガーデニングに対する考え方や役割および位置づけを修得する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第2週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした健康についてディスカッションしておく |
授業 | SDG'sを意識したガーデンデザインと小スペースでも活用できるデザイン技術を修得する1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第3週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をガーデニングをとおした健康についてディスカッションしておく |
授業 | SDG'sを意識したガーデンデザインと小スペースでも活用できるデザイン技術を修得する2 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第4週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした健康の認識を深めておく |
授業 | 医療・保健・福祉の臨床事例を参考に,ガーデニングを園芸療法として活用する計画を立てる。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第5週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした健康に活用できるようアイデアを検討しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面における庭園改造計画を立案する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第6週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした臨床場面で活用できるアイデアの実践方法をディスカッションしておく |
授業 | 医療・保健・福祉臨床事例のなかで身体障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第7週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした健康に活用できるよう整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで身体障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング2 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第8週 | 事前学習(予習) | ガーデニングをとおした健康活用の技術を整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで身体障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング3 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第9週 | 事前学習(予習) | 精神障害とガーデニングをとおした健康活用の関係を整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで精神障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第10週 | 事前学習(予習) | 精神科病院のガーデニングの健康活用のアイデアを友人とディスカッションしておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで精神障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング2 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第11週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をガーデニングをとおした健康に活用できるよう整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで精神障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング3 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第12週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をガーデニングをとおした健康に活用できるよう整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで老年期障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をガーデニングをとおした健康に活用できるよう整理しておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで老年期障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング2 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係とガーデニングの関連性をまとめておく |
授業 | 医療・保健・福祉場面のなかで老年期障害分野におけるSDG'sを意識したガーデニング3 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | 発達障害の臨床事例とガーデニングの関連の深さを友人とディスカッションしておく |
授業 | 発達障害分野におけるガーデニングを実践する理解を含めた確認試験を実施 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 15回の講義・演習・活動と授業態度および授業後に行われる試験の総合評価による。 並行して開講する「園芸論」とコラボでの講義となる。 3年次の「園芸療法実習」に向けての園芸療法ガーデン活用演習など,アクティブラーニング形式の演習が多くなるため,身軽で動きやすい服装や履物で参加することが望ましい. |