科目名 | 精神保健学Ⅱ |
ナンバリング | |
担当者 | 黒田 研二 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 スポーツ健康福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
高等学校教諭一種免許状(保健体育) 中学校教諭一種免許状(保健体育) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
精神保健は、狭義の精神保健だけでなく、広義には精神医学、精神障害者福祉に関する内容を包含します。この領域は、身体的(からだ)・心理的(こころ)・社会的(くらし)すべての次元と関わりが強く、また、倫理的次元(人権)への配慮が不可欠という特徴をもっています。精神保健Ⅱでは、精神保健のトピックスを取り上げ、各論的に論じます。授業を通じ、精神保健がどのような課題を有しているか、どのような支援を必要としているかを考えてください。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
医学部を卒業後、精神医学、老年医学の臨床に携わった。また、公衆衛生学、社会福祉学の教育と研究にも従事してきた。そのような経験に基づいて授業を行います。 |
授業の 到達目標 |
精神保健における予防の考え方を理解する 精神保健のトピックスについて現状と対策を理解する(災害支援、自殺、貧困、社会的孤立、性的マイノリティ、犯罪) 精神保健の個別課題について現状と支援のあり方を考える(認知症、嗜癖と依存症、発達障害、ひきこもり) 精神保健における差別・偏見・スティグマについて考える 諸外国の精神保健について理解し、日本の課題を考える |
学習方法 | 講義とビデオ視聴およびディスカッションを組み合わせて行います。講義資料は前もってTeamsのクラスのファイルの中に格納しますので、自分でダウンロードし、印刷をするか、自分のパソコンに組み込み、教科書と合わせて予習に活用してください。授業にパソコンを持ち込んでかまいません。講義では皆さんが予習をしていることを前提に、ディスカッションを行います。 |
テキスト及び 参考書籍 |
最新精神保健福祉士養成講座2『現代の精神保健の課題と支援』 教科書に基づいて講義を行いますが、各回の教科書の該当箇所は、順番ではありません。下の表に該当箇所を記入しているので、そのページを読んで予習をしておいてください。 |
【社会福祉学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 20 | 50 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【スポーツ健康福祉学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 20 | 50 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 7章1節182-186と講義資料で予習 |
授業 | オリエンテーション、精神保健における予防の考え方 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 6章1節124-128 7章10節230-235と講義資料で予習 |
授業 | 災害支援と精神保健 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 6章3節135-140 7章5節203-207と講義資料で予習 |
授業 | 自殺予防 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 6章4節141-146と講義資料で予習 |
授業 | 身体疾患にともなう精神保健 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 6章5.6節147-157と講義資料で予習 |
授業 | 貧困、社会的孤立と精神保健対策 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 6章7節158-162と講義資料で予習 |
授業 | 性的マイノリティと精神保健 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 第6回までの授業の内容を振り返っておく |
授業 | これまでののまとめと演習 小テスト | |
事後学習(復習) | 演習と、小テストをもとに理解を深める | |
第8週 | 事前学習(予習) | 6章2節129-134 6章9節169-174と講義資料で予習 |
授業 | 犯罪と精神保健:犯罪被害者、反復違法行為者、医療観察法 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 6章10節175-180と講義資料で予習 |
授業 | 高齢化と精神保健、認知症対策 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 2章4節,7章2.3.4節187-202と講義資料で予習 |
授業 | アルコール関連問題、薬物依存、嗜癖と依存症 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 7章8節219-224と講義資料で予習 |
授業 | 発達障害とその支援 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 7章9節225-229と講義資料で予習 |
授業 | ひきこもりと精神保健対策 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 8章226-250と講義資料で予習 |
授業 | 偏見・差別・スティグマ | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 第8回~13回の授業の内容を振り返っておく |
授業 | これまでのまとめと演習 小テスト | |
事後学習(復習) | 演習と小テストをもとに理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | 10章286-300と講義資料で予習 |
授業 | 諸外国の精神保健 | |
事後学習(復習) | 教科書、講義資料、ノートをもとに復習 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 定期試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 第8回と第15回の講義では、それまでの講義のまとめとともに、小テストを実施します。各小テストを25点(計50点)で評価し、定期試験50点とあわせて全体の成績評価とします。60点以上が合格ですが、定期試験の成績が30点に達しない場合は再試験を受けてもらいます。 |