開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
社会の進化は、いろいろな人々の存在や価値観の多様化をもたらした。未来社会はまさしくダイバーシティが現実となる。学生の方々は、未来社会の中でダイバーシティを受け入れ、活躍していかなければならない。そこで、本授業では、ダイバーシティとは何か、その歴史はどうだったのか、また、ダイバーシティを受け入れることによってどのように社会が変化していくのかなどについて受講者の皆さんと一緒に考えることにしている。本授業は、3人の教員(橋本、利光、川邊)によって担当する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
本授業では、ダイバーシティとは何かを理解し、自らの行動を変容させることを目的としている。従って、知識を重視するのではなく、未来に向けの行動変容を期待したい。従って、授業の到達目標は次の通りである。 ①ダイバーシティを尊重するに至った歴史を理解する。 ②ダイバーシティと人間の心理を理解する。 ③子供たちや障碍者の方々を含めた未来社会の在り方を構想する。 ④①~③を踏まえて、自らの行動をどのように変えるべきかを考え、実践する。 |
学習方法 | ダイバーシティは頭で理解できても、行動としてはなかなか表しにくいものである。本授業ではダイバーシティに対する本音を出し合い、また、自らの価値観をぶつけ合いながら授業が進められればいいと考えている。受講生の積極的な参加を期待したい。 |
テキスト及び 参考書籍 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | ダイバーシティについて考える。 |
授業 | 本授業の目的と授業方法 | |
事後学習(復習) | 本授業の方針を掴み、次回の予習を行う。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 米国の歴史を調べる。 |
授業 | 米国の公民権運動Ⅰ | |
事後学習(復習) | 米国の奴隷制度を振り返る。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 第二次世界大戦後の米国を調べる |
授業 | 米国の公民権運動Ⅱ | |
事後学習(復習) | 公民権運動を振り返る。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 日本における人権問題を調べる。 |
授業 | 日本の人権問題 | |
事後学習(復習) | 日本の人権問題を振り返る。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | ダイバーシティと企業の関係を調べる。 |
授業 | 企業とダイバーシティ | |
事後学習(復習) | 自分の周りのダイバーシティを考える。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 障がいの特性について調べる。 |
授業 | 障害児・者が抱える課題やニーズ(幼児・児童を中心に) | |
事後学習(復習) | 課題やニーズを自身の身近なものとして振り返る | |
第7週 | 事前学習(予習) | 障がいの特性について調べる。 |
授業 | 障害児・者が抱える課題やニーズ(成人を中心に) | |
事後学習(復習) | 課題やニーズを自身の身近なものとして振り返る | |
第8週 | 事前学習(予習) | 障がいがある人のコミュニケーションについて調べる。 |
授業 | 障害児・者とのコミュニケーション | |
事後学習(復習) | コミュニケーションの在り方について振り返る。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | インクルーシブという用語について調べる。 |
授業 | インクルーシブな環境の重要性 | |
事後学習(復習) | 集団生活における障害児の課題について振り返る。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 障害児・者の自己肯定感の発達について調べる。 |
授業 | 障害児・者への具体的な取り組み事例(自己肯定感を高める) | |
事後学習(復習) | 実践事例を振り返り、自分事として振り返る。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 海外2か所のコミュニケーションに用いられる仕草について調べる。 |
授業 | ダイバーシティと心理学①(アンコンシャス・バイアスを理解しよう) | |
事後学習(復習) | 受講して得た新たな考えや気づきをまとめること。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 人のこころの健康や成長、集団生活にダイバーシティがどのように影響しているか調べる。 |
授業 | ダイバーシティと心理学②(意見を尊重し決定する) | |
事後学習(復習) | 受講して得た新たな考えや気づきをまとめること。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | ダイバーシティを知ることの利点について自身の考えを述べられるように準備しておく。 |
授業 | 心理学的ダイバーシティ課題の解決策作成① | |
事後学習(復習) | 受講して得た新たな考えや気づきをまとめること。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 前回の授業内容で自身の課題を整理しておくこと。 |
授業 | 心理学的ダイバーシティ課題の解決策作成② | |
事後学習(復習) | 受講して得た新たな考えや気づきをまとめること。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 心理学から見るダイバーシティの課題 | |
事後学習(復習) | 受講して得た新たな考えや気づきをまとめること。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ダイバーシティの理解と行動の変容は、未来社会を生きる人々にとって喫緊の課題である。本授業では未来社会の在り方も見据えながら授業を薦めたいと思う。多様な人々が持つ人権を尊重することの大切さを実感して欲しい。授業への積極的な参加をお願いしたい。 |