科目名 | 幼児と造形表現 |
ナンバリング | EC_C1_02 |
担当者 | 牛丸 和人 |
開設学科 専攻・コース |
幼児保育学科 |
分類 | 専門教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 前期 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
(1)幼児期の造形表現に関する基礎的な知識・技能を身につける。 (2)発達段階に応じた造形表現活動を支援するための教材や指導案の作成の方法について学ぶ。 (3)幼児の主体的な活動を促すための対話力(コミュニケーションスキル)について学ぶ。 (4)主体的・対話的活動を通して、課題解決のための双方向的な学びを体験する。 (5)評価の基準に則った自己評価や相互評価の在り方について学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
(1)美術科教員としての経験をもとに発達段階に応じた指導力を身につけさせる。 (2)校長・教頭の経験を生かし、発達段階や幼児の実態に応じた指導案の作成力を高めさせる。 (3)模擬保育では保育者、幼児双方の立場をシミュレーションによって疑似体験させ、教育センター主査としての経験を生かしながら「自尊感情を高める」ような言葉かけについてに対する意識を高めさせる。 |
授業の 到達目標 |
( 1)3つの法令における造形表現のねらいや内容について理解する。 ( 2)幼児期の造形表現の特徴を理解する。 ( 3)幼児の発達段階に応じた道具や画材を選択できる。 ( 4)造形表現の指導に関する基本的な技法(モダンテクニック等)を身につける。 ( 5)造形表現の指導に関する指導案(指導略案)を作成できるようになる。 ( 6)主体的、対話的な活動に積極的に参加できるようになる。 ( 7)ICT機器を利活用した保育教材・環境教材等を作成することができる。 ( 8)幼児の主体的な活動を促すための適切な「言葉かけ(コミュニケーション)」ができる。 ( 9)発達段階に応じた指導案(指導略案)をつくることができる。 (10)評価の基準に則った自己評価や相互評価ができるようになる。 |
学習方法 | 基本的な理論や方法論、保育現場で生かせるスキル等を講義・実践・模擬保育等を通して学びます。学習スタイルはICT機器を活用した対面型が基本ですが、ハイブリット型授業とする場合があります。いずれのスタイルであっても、主体的・対話的な学びによって協働による課題解決力や対話力を高めていきます。 |
テキスト及び 参考書籍 |
U-CANの制作・造形なんでも大百科(ユーキャン学び出版)978-4-426-60343-4 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 保育者としての資質・能力 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 | 10 | 30 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||
作品・ワークシートの記述・指導案(指導略案)・自己評価表 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスをもとに本授業の概要を把握しておく。 |
授業 | オリエンテーション及び本授業の目的やシラバスについて理解する。 | |
事後学習(復習) | 本授業で自分が身につけたい達成目標をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 保育所保育指針 幼稚園教育要領 幼保連携型認定こども園教育・ 保育要領における「造形表現」のねらい及び内容を読んでおく。 |
授業 | 保育所保育指針 幼稚園教育要領 幼保連携型認定こども園教育・ 保育要領における「造形表現」のねらい及び内容を理解する | |
事後学習(復習) | 保育所保育指針 幼稚園教育要領 幼保連携型認定こども園教育・ 保育要領における「造形表現」のポイントをまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 幼児期の発達段階における表現の特徴について調べておく。 |
授業 | 幼児期の発達段階における表現の特徴を理解し、活動を促す対話について学ぶ。 | |
事後学習(復習) | 幼児期の発達段階における表現の特徴を踏まえ、活動を促す対話に関する自己課題をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 幼児期における造形遊びの種類について調べておく。 |
授業 | 幼児期の造形遊びの目的について理解し、指導・支援に必要な技術を学ぶ。 | |
事後学習(復習) | 幼児期の造形遊びの目的について理解し、制作課題のアイデアを考える。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 園児の造形表現に使われる画材について予習しておく。 |
授業 | 「さまざまな画材でモダンテクニックを体験しよう」演習 | |
事後学習(復習) | モダンテクニックを体験しての振り返りをしておく。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | モダンテクニックの作品を準備しておく。 |
授業 | モダンテクニックの作品を使って「虫のコラージュ」を制作する。 | |
事後学習(復習) | 幼児に対するコラージュ遊びの指導上の課題を確認する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 園や施設における壁面構成について調べておく。 |
授業 | 園や施設における壁面構成を考える。 | |
事後学習(復習) | あすなろう体験1における実践につなぐ。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 指導案(指導略案)の書き方について調べておく。 |
授業 | 幼児期の造形表現に関する指導案(指導略案)の書き方について学ぶ。 | |
事後学習(復習) | 指導案(略案)の書き方を復習する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 造形活動の題材についてアイデアを練っておく。 |
授業 | 「子どもに体験させたい造形遊び」のサンプルを考え制作する。 | |
事後学習(復習) | サンプルづくりにおける課題を振り返っておく。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 課題解決に向けた対策を考えておく。 |
授業 | 「子どもに体験させたい造形遊び」のサンプルの完成 | |
事後学習(復習) | サンプル作品制作を振り返っておく。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | サンプル作品の紹介に向けて準備しておく。 |
授業 | 「サンプル作品の発表と意見交換」①(アクティブラーニング・第1グループ) | |
事後学習(復習) | 自分や級友の作品サンプルについて評価しておく。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | サンプル作品の紹介に向けて準備しておく。 |
授業 | 「サンプル作品の発表と意見交換」②(アクティブラーニング・第2グループ) | |
事後学習(復習) | 発表と意見交換①②について振り返りをしておく。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | クリニカルアート(臨床美術)について調べておく。 |
授業 | クリニカルアート(臨床美術)の理論学習と演習① | |
事後学習(復習) | 演習をふりかえる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 前回の理論学習内容を確認しておく。 |
授業 | クリニカルアート(臨床美術)の理論学習と演習? | |
事後学習(復習) | ワークシートの相互評価及び自己評価を記入しておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 前時までの作品やワークシートを整理しておく。 |
授業 | 「幼児と造形表現」の授業を通して学んだことや自己課題について発表し合う。 | |
事後学習(復習) | 制作した作品や記入を終えたワークシートを提出する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・テキスト以外にも必要に応じて資料を配布する。 ・アクティブラーニング型授業においては、聴く態度、発表態度を随時評価する。 ・評価の基準に基づいて、作品発表会や模擬保育では相互評価を行う。 ・模擬授業においては「保育者」「園児」双方の役割をシミュレーションする。その際の、聴く態度、発表態度についても随時評価する。 |