科目名 | 発達と老化の理解Ⅰ |
ナンバリング | LW_K2_01 |
担当者 | 髙尾 兼利 |
開設学科 専攻・コース |
地域生活支援学科 食健康コース 地域生活支援学科 介護福祉コース 地域生活支援学科 多文化コース |
分類 | 専門教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
介護の専門家は老年期の人の心に寄り添うことが求められる。これを可能にするために、次をねらいとする。人の心の基本的特徴と心の生涯にわたる発達について概説する。生涯発達の視点から老年期の心理特性について解説する。さらに、老化に伴う心理的困難と支援について解説する。死についての考え方を紹介する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
1.人の心の全体像を理解し、主な内容について説明できる 2.老化と外界の理解の変化を結び付けて考えることができる 3.人格の発達に関する主要な理論を理解する 4.人の心の生涯にわたる発達を理解し、老年期の心理について共感的に理解する 5.老化に伴う心理的困難を共感的に理解し、その支援を実践する意欲を持つ 6.死について考える姿勢を持つ |
学習方法 | 講義を中心にグループ学習を取り入れる。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。遠隔授業ではグループ学習は行いません。受講者の一人一人とやり取りをする場面をできるだけ多く取り入れます。 |
テキスト及び 参考書籍 |
神谷美恵子 こころの旅 日本評論社 介護福祉士養成講座編集委員会 発達と老化の理解 中央法規 |
【地域生活支援学科 食健康コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 45 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【地域生活支援学科 介護福祉コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 45 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【地域生活支援学科 多文化コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 45 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 自らの誕生から現在までの変化を振り返る |
授業 | 発達を理解する(時間とともに変わるもの・生き物の2つの中核) | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第2週 | 事前学習(予習) | 欲求や感情を表す言葉を思い浮かべておく |
授業 | 心の全体像を理解し、欲求と感情のつながりを理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第3週 | 事前学習(予習) | 小学1年生の時に理解した地球の動きと現在の理解を比べてみる |
授業 | 外界を知る働きを理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第4週 | 事前学習(予習) | 「選択」について思いをめぐらす |
授業 | 自我の働きについて理解し、これを自らに当てはめ、実感する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第5週 | 事前学習(予習) | 「物忘れ」について考えてみる |
授業 | 理解した心の全体像から老化に伴う心身の変化を共感的に理解する(小テスト) | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第6週 | 事前学習(予習) | 「自立」について思いをめぐらす |
授業 | 心身の発達の方向性について理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第7週 | 事前学習(予習) | 「言葉にできない」心の動きについて考えてみる |
授業 | 発達に関する精神分析理論の概要を理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第8週 | 事前学習(予習) | 自らの現在から老年期までを想像してみる |
授業 | エリクソンの心理社会的発達理論の概要を理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第9週 | 事前学習(予習) | 理想的な老年期を空想する |
授業 | 青年期以降の心理的発達と老年期の状態の関連を理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第10週 | 事前学習(予習) | 特になし |
授業 | 老年期の心理的特徴に焦点を当てて、老年期の特徴を理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第11週 | 事前学習(予習) | 理解することと行動することのつながりを考えてみる |
授業 | 老化に伴う認知機能の加齢性変化について理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第12週 | 事前学習(予習) | 男性と女性のかかわりを自分なりに考えてみる |
授業 | 老年期のセクシュアリティとケアについて共感的に理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第13週 | 事前学習(予習) | 自らの心身の不調を思い出す |
授業 | 老年期の心の不調と病について理解する | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第14週 | 事前学習(予習) | 認知症の介護を通りあげた手記を一読する |
授業 | 認知症の理解と対応について理解し、適切な対応を実践する意欲を持つ | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る | |
第15週 | 事前学習(予習) | 老年期に伴う「喪失」に思いを致す |
授業 | 老年期の喪失に関する理論を理解し、老年期の喪失について考える | |
事後学習(復習) | 授業で学習した内容の鍵となる概念を振り返る |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 受講者の日本語能力に配慮して授業を展開する。 |