科目名 | 公衆衛生学Ⅰ |
ナンバリング | HN_B1_01 |
担当者 | 横尾 美智代 |
開設学科 専攻・コース |
健康栄養学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
管理栄養士国家試験受験資格 管理栄養士国家試験受験資格 食品衛生管理者任用資格 食品衛生管理者任用資格 社会福祉主事任用資格 食品衛生監視員任用資格 食品衛生監視員任用資格 栄養教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
集団的視点から健康と疾病の関係性を学び、予防と健康増進に展開することが公衆衛生学の学問的特徴である。本科目では、1.衛生学の基本である環境計測と評価の学びを通して自然環境、地球環境への関心を喚起させること、2.保健統計の重要性について理解させ、算出方法の修得および結果の読み取り方を解説することがねらいである。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1.健康の概念、予防医学の定義について説明できる 2.感染症を中心とする公衆衛生史の流れを自分の言葉で説明できる 3.我が国の4大公害病(訴訟)の原因や特徴、国や社会のかかわりに関心を持つ 4.おもな地球環境問題を列挙し、簡単なメカニズムを説明できる 5.空気の成分、水質基準などについて理解し説明できる 6.産業廃棄物、一般廃棄物の分別、騒音、振動、放射線などの問題点を列挙できる 7.保健統計の重要性と個人情報保護の問題について知る 8.人口動態統計、人口静態統計それぞれの特徴と得られる値について述べることができる 9.保健分野の基幹統計についてそれぞれの内容と特徴を列挙できる |
学習方法 | テキストおよび配布プリント、視聴覚教材等を用いた講義である。前時の学習内容をグループワークを通して確認、発表する「振り返り学習」の時間を設けている。 |
テキスト及び 参考書籍 |
必携書;『公衆衛生がみえる2024-2025』(株)メディックメディア 参考書は授業内で随時紹介する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 90 | 100 | ||||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 90 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 教科書、資料集の確認(P1-9) |
授業 | 公衆衛生学ガイダンス:鳥の目と蟻の目を持つために | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 資料集の指示された箇所を通読する(資料集P2-9) |
授業 | ネズミは人々に何をもたらしたのか?:公衆衛生史をひもとく | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P10-19) |
授業 | 健康な暮らしを営むにはどうしたらいいのだろう?:予防の概念、健康増進の取り組み | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P55-61) |
授業 | 水俣病、イタイイタイ病はなぜ起こったのか?:高度経済成長期と公害病 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P61-78) |
授業 | 見えない環境を測る、知る、守るには?:温熱環境の計測、空気、放射線 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P79-87) |
授業 | 衛生的環境を保つしくみ、ささえる法律:上下水道、廃棄物 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P88-92) |
授業 | 快適な生活環境を維持するために:大気、水質、騒音、振動対策 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 図書館等でDVD『不都合な真実Ⅰ』または『不都合な真実Ⅱ』を見ておく |
授業 | 地球規模の環境変化が私たちに与える影響とは?:地球温暖化 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 資料集の指示された箇所を通読する(資料集P400-404) |
授業 | 地球規模の環境変化が私たちに与える影響とは?:酸性雨、オゾン層破壊 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P13-22) |
授業 | 少子化、高齢社会はどうしてわかる?:人口計測とその可視化 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P23-28) |
授業 | 生まれること、死ぬこと、結婚することそして別れること:人口動態統計と人口静態統計 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P17-19) |
授業 | 赤ちゃんを数えよう!:出生に関する統計 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P17-19) |
授業 | データから日本の「死」の特徴を知る:死亡に関する統計 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P25-27) |
授業 | 「病気」はどうやって数えているのだろうか?:国民生活基礎調査と患者調査 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 教科書の指示された箇所を通読する(P27-28) |
授業 | 私が知りたいことがわかる資料はどれ?;我が国の保健統計資料とその特徴 | |
事後学習(復習) | 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 1. 講義は板書が中心である。A4版ノート(ルーズリーフ可)、蛍光ペン、ポストイットを準備すること。 2.毎回実施する「振り返りプリント」の内容は定期試験の内容の一部に組み込まれる。 3.講義中の入退室厳禁。 4.私語厳禁、携帯電話、スマートフォンは鞄の中へ入れた上で受講すること。 |