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公衆衛生学Ⅱ

科目名 公衆衛生学Ⅱ
ナンバリング HN_B1_02
担当者 横尾 美智代
開設学科
専攻・コース
健康栄養学科
分類 専門教育科目 学科専門科目
関連する
資格・免許
管理栄養士国家試験受験資格 食品衛生監視員任用資格 食品衛生監視員任用資格 食品衛生管理者任用資格 社会福祉主事任用資格 管理栄養士国家試験受験資格 栄養教諭一種免許状 食品衛生管理者任用資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 2年 前期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
「公衆衛生学Ⅱ」では「公衆衛生学Ⅰ」での学びを踏まえた講義を展開する。前半は暴露効果の測定やスクリーニングの精度など健康リスクの評価手法の基本を習得させる。後半では、健康づくり運動の変遷と現状、感染症についてはメカニズムから予防戦略まで詳説する。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1.罹患率、有病率の用例、違いを説明できる
2.疫学の手法を理解し、ジョン・スノーの功績について述べることができる
3.疫学研究法の特徴と適用例について説明できる
4.健康リスクの評価方法を理解し、暴露効果の測定ができる
5.スクリーニングの意義と倫理的注意点について理解し、精度を算出できる
6.エビデンスレベルの意味を理解し、研究手法との関係性を説明できる
7.我が国の健康に関する施策の変遷を理解し「健康日本21」の特徴について説明できる
8.感染症の危険性、問題点を理解し、対策を説明できる
9.我々を取り巻く感染症とその対策に関心を持つ
学習方法 講義が中心だが、必要に応じて学生による発表を行う。前時の学習内容をグループワークを通して確認する「振り返り学習」の時間を設けている。
テキスト及び
参考書籍
必携書;メディックメディア編、『公衆衛生が見える2022-2023』(株)メディックメディア
参考図書は講義内で紹介する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率                           10   90                 100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 90
小テスト等  
宿題・授業外レポート  
授業態度 10
受講者の発表  
授業の参加度  
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 指示された教科書、資料集の「はじめに」の部分を読んでおく
授業 その病気は突然襲ってきたのか?:疾病頻度の指標ー罹患率と有病率を中心にー
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第2週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 疫学とは何か?:ジョン・スノーの功績
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第3週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 喫煙群と非喫煙群では疾患にかかるリスクはどれくらい高い?:コホート研究からわかること
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 
第4週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 罹患群と対照群では何が違う?どれだけ違う?:症例対照研究からわかること
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第5週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 リスクを計算してみよう:相対危険度、寄与危険度、オッズ比の算出練習
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第6週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 難民キャンプでの子どもの死亡を半減させたものは何だろう?:介入研究からわかること
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 
第7週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 信頼性の高い研究と低い研究:エビデンスレベルの考え方
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第8週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 スクリーニング検査の有効性と精度
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第9週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 生物心理社会モデルからみた「健康」
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第10週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 我が国の“これまでの”健康づくり運動:健康日本21とその評価まで
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第11週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 我が国の“これからの”健康づくり運動:健康日本21(第二次)の目指すもの
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第12週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 疫学的視点からみた生活習慣病の原因と対策:悪性新生物、心疾患、脳血管疾患
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第13週 事前学習(予習) 図書館等あるいはDVDで『コンテイジョン』または『アウトブレイク』を観ておく
授業 感染症とは何か?:感染のメカニズム、感染の成立、もう一度ジョン・スノー
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。 
第14週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 感染症の疫学:日本の流行状況、途上国の流行状況
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第15週 事前学習(予習) 指示された箇所の教科書を通読して授業に臨むこと
授業 感染症から人々を守る方略:予防接種、感染症予防法による対策、学校感染症
事後学習(復習) 受講ノートを整理し、クラスメートとディスカッションし、振り返りプリントを完成する。
第16週 事前学習(予習)
授業 定期試験
事後学習(復習)
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 1.板書による講義を行う。A4版ノート(ルーズリーフ可)、蛍光ペン、ポストイットを準備すること。
2.毎回実施する「振り返りシート」は定期試験の内容の一部に組み込まれる。
3.私語厳禁、講義中の入退室厳禁。
4.携帯電話、スマートフォンは鞄の中へ入れた上で受講すること。