科目名 | 精神保健福祉特論 |
ナンバリング | |
担当者 | 黒田 研二 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 健康福祉学専攻(博士前期課程) |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本科目は精神保健、精神医学、精神障害者福祉に関する内容を包含します。この領域は、身体的(からだ)・心理的(こころ)・社会的(くらし)すべての次元と関わりが強く、また、倫理的次元(人権)への配慮が不可欠という特徴をもっています。授業では、からだ、こころ、くらしに関わる精神保健福祉の知識習得を目的とし、さまざまな精神疾患に対する理解を深めます。また現在の精神保健医療福祉の現状や課題を学びます。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
医学部卒業後、精神神経科医師として臨床および保健所の嘱託医の仕事を15年程行いました。自治体の精神保健福祉審議会での議論にも参加してきました。そうした経験をもとに授業を行います。 |
授業の 到達目標 |
・精神医学の諸概念、精神症状と状態像、精神疾患の分類について理解する ・精神疾患についての理解を深める(気分障害、不安症・強迫症、統合失調症、器質性精神障害と認知症、精神作用物質依存症・ゲーム依存症、発達障害) ・薬物療法、精神療法、リハビリテーションについて理解する ・精神障害者の地域包括ケアシステムおよび権利擁護について理解する |
学習方法 | 事前にTeamsのクラスの資料に授業で使うスライドをPDFで格納しますので、各自が予習をしておいてください。講義資料は質問も含んでいます。定期試験は行わず、学期中に4回行うレポート提出、授業におけるディスカッションへの参加度で、総合的に評価します。授業は、講義とビデオ視聴およびディスカッションを組み合わせて行います。 |
テキスト及び 参考書籍 |
上島国利 『最新図解 やさしくわかる精神医学』 (ナツメ社)を参考図書とします。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 40 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 序論、講義の進め方と学習の仕方について | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第2週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神医学の諸概念 | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第3週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神症状と状態像、精神疾患の分類 | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第4週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 気分障害 (うつ病、双極性障害) | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第5週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 不安症、強迫症など | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第6週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 統合失調症 ★ | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第7週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 器質性精神障害と認知症 | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第8週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | アルコール依存症、薬物依存症、ゲーム依存症 | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第9週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 発達障害 ★ | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第10週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 薬物療法について | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第11週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神療法について | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第12週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神医学リハビリテーション ★ | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神保健・医療・福祉と地域包括ケアシステム | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 精神障害者の権利擁護と精神医学ソーシャルワーク | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | 講義資料で事前に予習し、自分の考えをまとめておく |
授業 | 授業全体の総括 ★ | |
事後学習(復習) | 授業内容を振り返り、整理して理解を深める |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | レポート提出日(授業計画の★の日)と課題(内容をその日にディスカッションします。) 1回~3回のレポートは、ワードでA4用紙1枚に収めます。表紙をつけず、冒頭に課題、学籍番号、名前を書く。本文は1400字ほどで記載。適宜、見出しをいれて書いてください。末尾に引用文献を記載する(ウェブサイトを参照した時は、開設者とURLを記載)。レポートは予習してまとめておき、その日に提出してもらいます。 第1回 「統合失調症について:どのような疾患でしょうか。そのような疾患がある人を支援するには何が重要かでしょうか。」 第2回「発達障害について:どのような障害でしょうか。そのような障害がある人を支援するには何が重要かでしょうか。」 第3回「「精神保健医療チームについて:なぜチームアプローチが必要なのでしょうか。どのような職種で構成されるでしょうか。それぞれの職種の役割を考察してください。」 第4回は、パワーポイントでレポートを作成し、それをもとにプレゼンテーションしてもらいます。「この科目で学んだこと、考えたことを自由に記載してください。」 |