開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
この科目では、三栄養素がどのように代謝されエネルギーに変化していくのか、あるいは生体成分が作られていくのか化学的に説明する。また、酵素、生体の恒常性の維持機能、無機質とビタミンについても説明する。分子の働きとその動態を総合的に理解させ、栄養士にとって必要な基礎知識とその考え方を習得させる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
1)エネルギー産生の流れを説明できる。2)解糖経路、TCA回路の特徴を説明できる。3)糖新生について説明できる。4)ケトン体について説明できる。5)脂肪酸の代謝について説明できる。6)リポタンパク質の種類と役割について説明できる。7)アミノ酸の代謝について説明できる。8)酵素の機能について説明できる。9)核酸の役割について説明できる。10)無機質やビタミンの種類と働きについて述べることができる。11)恒常性の維持、ホルモンと神経伝達の作用について説明できる。12)免疫担当細胞を述べ、それぞれの役割について説明できる。13)エネルギー代謝を中心に各種生体分子の動態を総合的に理解することができる。 |
学習方法 | 講義。学習状況に応じてテキスト以外の教材を使用する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:相原英孝他著「イラスト生化学入門-栄養素の旅-」(東京教学社)、補足プリント。必要に応じて参考書を紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 10 | 5 | 70 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ○ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス、テキストp1-10 |
授業 | 授業計画の説明、人体の仕組みほか(器官、組織、細胞、細胞小器官、リン脂質、二重層) | |
事後学習(復習) | 人体の仕組みほかについてまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストp33-49 |
授業 | 糖質の構造(糖質の構造と性質、エネルギー、ATP、解糖経路) | |
事後学習(復習) | 糖質の構造についてまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストp51-62 |
授業 | 脂質の構造(脂質の構造と性質) | |
事後学習(復習) | 脂質の構造についてまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストp13-31、小テストp37,53 |
授業 | タンパク質の構造(アミノ酸、ペプチド結合、αへリックス、β構造、変性) | |
事後学習(復習) | タンパク質の構造についてまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストp13-31、小テストp18-19 |
授業 | タンパク質のはたらき(酵素、生体触媒、活性化エネルギー、至適条件、ミハエリス定数、阻害様式) | |
事後学習(復習) | タンパク質のはたらきについてまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキストp63-75 |
授業 | 核酸の構造(核酸とは、DNA、RNA、ヌクレオチド、ヌクレオシド) | |
事後学習(復習) | 核酸の構造についてまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストp63-75 |
授業 | 核酸のはたらき(セントラルドグマ、ゲノム、遺伝子、翻訳、転写、複製) | |
事後学習(復習) | 核酸のはたらきについてまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストp39-47、小テストp63-75 |
授業 | エネルギー産生(TCA回路、ATP、酸化的リン酸化、電子伝達系) | |
事後学習(復習) | エネルギー産生についてまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストp26-30 |
授業 | アミノ酸代謝(アミノ酸プール、アミノ基転移反応、脱アミノ反応、尿素サイクル、炭素骨格) | |
事後学習(復習) | アミノ酸代謝についてまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストp42-49 |
授業 | 糖質のはたらき(糖質代謝、グリコーゲン、糖新生、ペントースリン酸経路、ウロン酸回路) | |
事後学習(復習) | 糖質のはたらきについてまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストp53-62 |
授業 | 脂質のはたらき(コレステロール代謝、ベータ酸化、ケトン体の産生、脂肪酸合成、リポタンパク質) | |
事後学習(復習) | 脂質のはたらきについてまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストp26-30, p39-42, p42-49, p53-62, p72 |
授業 | 代謝経路のまとめ(エネルギー産生系、糖質の代謝、脂質の代謝、タンパク質の代謝、核酸の代謝) | |
事後学習(復習) | 代謝経路をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストp89-114 |
授業 | 水・無機質、ビタミンの種類とはたらき(脂溶性ビタミン、水溶性ビタミン) | |
事後学習(復習) | 水・無機質、ビタミンの種類とはたらきについてまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキストp127-135 |
授業 | ホルモンとシグナル伝達(生体膜、情報伝達、リガンド、レセプター、アゴニスト) | |
事後学習(復習) | ホルモンとシグナル伝達についてまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキストp151-158 |
授業 | 免疫(体液性免疫、細胞性免疫、抗原、抗体、B細胞、T細胞、アレルギー) | |
事後学習(復習) | 免疫についてまとめる。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 各週の計画は予定であり、進度に応じて変更する場合がある。基礎栄養学を復習しておくことが好ましい。テキスト第9章と第11章は、基礎栄養学で学ぶ。 |