開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 2年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
急性期の健康逸脱状態にあり侵襲的治療や検査を受ける成人期の人と家族に対して、適切なアセスメントを行い、侵襲からの保護と侵襲に対する生体反応をを理解し援助・回復を促進するための基本的な知識と技術を学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)急性期にある成人期の患者とその家族の特徴を理解することが出来る。2)急激な健康障害により起こりうる生体反応について理解する。3)周術期看護について理解することが出来る。4)周術期にある患者の看護について、事例を用いて具体的な援助について考えることができる。5)急性期看護に必要な治療・処置に必要な専門的技術を学ぶことができる。6)急性期にある患者・家族の倫理的問題について考えることが出来る。 |
学習方法 | 講義と演習:テキスト及び配布プリントを活用する。 1回目と最終講義以外は、2コマ連続で実施する予定である。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:ナーシング・グラフィカ成人看護学④周術期看護・メディカ出版 参考図書については適宜、紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 70 | 15 | 5 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 2 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | 3 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスの確認・テキストP.11~22を読んでくること |
授業 | 急性期看護の概念と特徴(看護師の役割)日帰り手術(白田) | |
事後学習(復習) | ムーアの分類について、整理しておくこと | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストP.23~44を読んでくること |
授業 | 手術侵襲(全身麻酔)が生体に及ぼす影響(森田) | |
事後学習(復習) | 配布資料と講義内容から要点をまとめておく・配布する確認テストに取り組む | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストP.45~88を読んでくること |
授業 | 手術を受ける患者の看護①術前の看護(森田) | |
事後学習(復習) | 手術前日の援助について根拠とともに、述べることができる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 第3週と連続での講義 |
授業 | 手術を受ける患者の看護②術中の看護(森田) | |
事後学習(復習) | 手術室看護師の役割について考えることができる | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストP.89~118を読んでくること |
授業 | 術後合併症予防と援助①呼吸器系・循環器系(森田) | |
事後学習(復習) | 術後、呼吸器合併症予防に必要な援助についてまとめることができる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 創傷治癒過程及び栄養代謝パターンについて復習してくる |
授業 | 術後合併症予防と援助②イレウス・術後感染症・縫合不全(森田) | |
事後学習(復習) | 術後の経口摂取及び感染予防のための援助についてまとめることができる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 術後早期離床の必要性を考えてくる |
授業 | 術後合併症予防と援助③深部静脈血栓症・肺塞栓症・せん妄(森田) | |
事後学習(復習) | 術後合併症予防と援助について整理することができる | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストP.107~118を読んでくること |
授業 | 術後合併症のまとめ・術後の継続看護(森田) | |
事後学習(復習) | 術後に観察する7つのポイントを説明することができる | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストP.163~198を読んでくること |
授業 | 消化代謝系の手術を受ける患者の看護①(森田) | |
事後学習(復習) | 第10週との連続授業 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 第9週と連続授業 |
授業 | 消化代謝系の手術を受ける患者の看護②(森田) | |
事後学習(復習) | 開腹術と腹腔鏡下術の違いを理解できる・食事指導の必要性を理解できる | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストP.122~162を読んでくること |
授業 | 呼吸器系・循環器系の手術を受ける患者の看護①(森田) | |
事後学習(復習) | 第12週との連続授業 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 第11週との連続授業 |
授業 | 呼吸器系・循環器系の手術を受ける患者の看護②(森田) | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理しておくこと | |
第13週 | 事前学習(予習) | グループごとに提示された事例についての資料を集めておく |
授業 | 周術期にある患者の関連図の作成(森田) | |
事後学習(復習) | グループで関連図を完成させる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 事例をよく読んで、手術前日の患者の援助についてグループで考えてくること |
授業 | シミュレーション演習1~術前の援助・コミュニケーション技法~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 事後課題シートに取り組む | |
第15週 | 事前学習(予習) | 基盤学領域で学習した吸引法について確認してくること |
授業 | 演習:術後の呼吸器合併症に対する援助~吸引法~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | リフレクションシートによる振り返り | |
第16週 | 事前学習(予習) | テキストP.33~34及び100~101 |
授業 | 講義:ドレーン管理(森田・大庭) | |
事後学習(復習) | 講義内容を整理して、演習準備を行う | |
第17週 | 事前学習(予習) | 第16週講義を受けての演習 |
授業 | 演習:ドレーン管理(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 固定方法と排液の観察方法について、整理する | |
第18週 | 事前学習(予習) | 提示された事例をもとに援助方法を考える |
授業 | シミュレーション演習2~消化管手術を受けた患者の術直後の観察~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 第19週との連続での演習 | |
第19週 | 事前学習(予習) | 第18週と連続での演習 |
授業 | シミュレーション演習2~消化管手術を受けた患者の術直後の観察~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 事後課題シートに取り組む | |
第20週 | 事前学習(予習) | 提示された事例をもとに援助方法を考える |
授業 | シミュレーション演習3~術後離床~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 第21週との連続での演習 | |
第21週 | 事前学習(予習) | 第20週との連続での演習 |
授業 | シミュレーション演習3~術後離床~(森田・白田・大庭) | |
事後学習(復習) | 事後課題シートに取り組む | |
第22週 | 事前学習(予習) | テキストP.108~115 |
授業 | ボディイメージの変化を生じた対象の看護~乳がん・ストマ造設~(森田) | |
事後学習(復習) | 講義と事例からミニレポートの記載 | |
第23週 | 事前学習(予習) | 今までの授業から疑問点を明確にしておくこと |
授業 | 周術期看護まとめ(森田・白田・・大庭) | |
事後学習(復習) | 事後課題レポートの提出 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業は2コマ連続で行う予定です。 講義内容は、進行状況により修正変更することがあります。 必要時、授業開始前にミニテスト(10分程度)を行う場合がありますので、解剖生理の復習をしておいてください。 講義では、アクティブラーニング(ディスカッションやワーク)を行いますので、積極的な参加を望みます。 授業範囲が広いので、オフィスアワーを有効に活用してください。 |