科目名 | 臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅰ) |
ナンバリング | MP_C1_01 |
担当者 |
西村 喜文
池田 行伸 利光 恵 古賀 靖之 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
分類 | 必修科目 基礎分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 通年 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
1年次の臨床心理基礎実習を踏まえて、質の高い実践能力と臨床心理学の専門性や役割を理解する財団法人日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士」の受験資格を取得するための必修科目である。同時に学内実習を通して実践を学ぶ「公認心理師」国家試験受験資格を取得するための必修科目でもある。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)担当教員の指導のもとに臨床心理相談センターにおけるケースを受け持ち、インテーク、心理査定、支援計 画の作成、継続面接を倫理的配慮のもとで実施することができる。 2)担当したケースについてスーパービジョンを受け、自らの行う心理支援について振り返ることができる。 3)心理査定及び心理面接、多職種連携等の実践を通して、心理支援の専門性について理解することが出来る。 |
学習方法 | ・相談受付を行い、実習指導者のもと新規ケースへの対応の検討を行う。・実習担当者が行う受理面接に陪席する。受理面接の計画・実施に当たって実習担当教員が指導を行う。・陪席経験を経た後、実習指導教員のもと、自ら受理面接を行う。受理面接後、支援計画を立てる。その後、継続ケースを担当し実習担当教員の個別スーパーヴィジョンを受ける。 |
テキスト及び 参考書籍 |
参考書:臨床心理実習論 下山晴彦編 誠信書房 その他、参考図書の紹介、参考資料配布を適宜行う。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 5 | 10 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 学内実習に関するガイダンス 学内実習に関するガイダンス | |
事後学習(復習) | ||
第2週 | 事前学習(予習) | オリエンテーション |
授業 | ①実習の目的、意義の理解 | |
事後学習(復習) | ②臨床心理士・公認心理師のマナー、倫理、法的義務、個人情報の管理など | |
第3週 | 事前学習(予習) | 実習の注意事項 |
授業 | ③臨床心理士・公認心理師の職務についての理解 | |
事後学習(復習) | ④相談受付の流れ、留意点の理解。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ||
事後学習(復習) | ||
第5週 | 事前学習(予習) | 総時間数:45時間以上(内オリエンテーション3時間を含む) |
授業 | 実習内容として(個別ケース担当) | |
事後学習(復習) | ①相談受付の知識、コミュニケーション技能の修得。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | ②指導教員の指導のもと、電話受付、インテーク、導入期、継続面を実施し記録する。 |
授業 | ③新規ケースの理解及びニーズの把握と受理面接の計画と実施。 | |
事後学習(復習) | ④ケース担当を通して心理面接及び心理検査に関する知識と技能の修得。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | ⑤記録及び事例の理解と支援計画の作成。 |
授業 | ⑥担当ケースについて個別スーパービジョンを受ける。 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 遅刻や欠席をしないこと。 実習を行う際には、服装やマナーに十分に留意する。 実習中に知りえた個人、組織に関する情報については秘密保持に十分に配慮すること。 担当したケースについては、「臨床心理実習Ⅱ」のカンファレンスにおいて報告する。 在学中に担当した1事例を論文としてまとめ、修了時までに提出することを課題とする。 |