科目名 | 公衆衛生学 |
ナンバリング | |
担当者 | 黒田 研二 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
養護教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
公衆衛生とは、人々の健康を増進し傷病を予防することを目的とした実践であり研究分野です。憲法25条に定められた生存権を保障する制度(社会保障制度)の重要な柱でもあります。看護師国家試験の「健康支援と社会保障制度」に含まれる科目なので、看護学部学生は必修です。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
医学部公衆衛生学講座に教員として14年在籍し、その間、保健所や市町村と保健センターと共同で研究に従事。それらの経験を踏まえて講義をします。 |
授業の 到達目標 |
自ら公衆衛生の実践活動に参加できるよう、理念(態度)や知識基盤を獲得することを目標とします。授業では次の内容を学びます。(1)公衆衛生の定義、理念、(2)公衆衛生の歴史的なあゆみ、(3)公衆衛生活動の対象と展開方法、(4)実践の基盤となる疫学・保健統計、(5)環境衛生、(6)感染症対策、(7)国際保健、 (8)地域における公衆衛生実践(母子保健、成人保健、高齢者保健、精神保健、歯科保健、障害者保健・難病保健)、(9)学校保健、(10)職場の保健、(11)健康危機管理・災害保健。 |
学習方法 | 教科書に基づいて学習します。学習の状況に応じて教科書以外の教材も活用します。授業は予習を重視します。後述の「予習の仕方」を読んで、予習に励んでください。また予習の一環として、予習課題レポートを15回分提出してもらいます。毎回の授業のあとに提出します。 |
テキスト及び 参考書籍 |
教科書:系統看護学講座専門基礎分野『公衆衛生』医学書院 第14版2020年2月刊行 参考図書:厚生の指標増刊『国民衛生の動向』厚生労働統計協会(毎年発行されています。最新版を参照してください)。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 30 | 30 | 10 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 序章、第1章A,B |
授業 | 公衆衛生をまなぶにあたって、公衆衛生のエッセンス | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第1章C~E |
授業 | 公衆衛生のエッセンス つづき | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第2章、第3章 |
授業 | 公衆衛生の活動対象、公衆衛生のしくみ | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 |
授業 | 集団の健康をとらえるための手段 疫学・保健統計 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第4章 |
授業 | 環境と健康 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第5章 |
授業 | 感染症とその予防対策 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第7章 |
授業 | 国際保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のA、B |
授業 | 地域における公衆衛生実践 公衆衛生看護、母子保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のC |
授業 | 成人保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のD |
授業 | 高齢者保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のE |
授業 | 精神保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のF |
授業 | 歯科保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第8章のG |
授業 | 障害者保健・難病保健 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第9章 |
授業 | 学校と健康 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 教科書該当箇所 第10章、第11章 |
授業 | 職場と健康、健康危機管理・災害保険 | |
事後学習(復習) | 講義資料、課題レポート問題等を再度復習する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ■各回の予習の仕方 1.まず、各章のはじめにある「本章で学ぶこと」をよく読みます。2.次に、各章(第8章 地域における公衆衛生の実践は、各節)の見出し、ゴチック文字、図や表を中心にざっと目を通して、どのような内容が記述されているのかを把握します。3.予習課題レポート(内容は、各章の末尾に書かれている「復習と課題」です)の穴埋め問題を読み、[ ]の中にどのような言葉が入るのかを想像しながら、再度、本文を読み直します。[ ]に当てはまる言葉を見出して、予習課題レポートに記入するとともに記憶します。 4.重要だと思う用語や概念はノートにとりながら、内容を理解していきます。重要だと思う文章や用語には、マークペンで色付けをしておくと、2回目以降に読むときにはその部分を中心に読めばいいので便利です。予習課題レポートは返却しませんので、授業中に確認する予習課題レポートの解答は各自が自分のノートに書いてください。予習レポートの解答は、授業を通じてフィードバックをします。5.授業で使用するパワーポイントの資料、予習課題レポート用紙は、事前にe-learning systemを通じてダウンロードできるように掲載しますので、各自が印刷して予習に活用してください。 |