科目名 | 母性看護学概論 |
ナンバリング | NS_D2_04 |
担当者 | 上野 恭子 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
養護教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 2年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
母性の基礎となる女性のライフサイクルを通して、母性・父性の概念と定義を学ぶ。また、マタニティサイクルにおける女性の健康および性と生殖の側面や周産期での女性を総合的にとらえ、母子とその家族を取り巻く現状や今後予測される健康課題から基礎的な知識・態度を修得し倫理的課題を理解し看護支援することができる |
実務経験に 関連する 授業内容 |
臨床経験豊富な助産師としてのキャリアの中から、女性のライフサイクルを見つめ支援を実践してきた。 特にマタニティサイクルの周産期関連の実践現場には現代の課題が集積する問題、少子化背景の高齢出産や不妊問題、特定妊婦問題等に関する現実的な課題を提供することができる。また女性のライフサイクルにおいては健康教育の低年齢からの教育についての継続的な課題などを盛り込んでいきたい。 |
授業の 到達目標 |
1. 女性の健康や母性の概念・意義・倫理を理解することができる 2.母子を取り巻く家族の変化や母子に関連する理論を理解することができる 3.母子を取り巻く社会状況の変遷を知り現状を理解し、課題を考えることができる 4.妊娠・分娩・産褥・新生児における母性看護の対象者を理解することができる 5.女性のライフサイクルにおける思春期・成熟期・更年期・老年期の身体的特徴と心理社会的特徴を理解する ことができる 6.特殊なニーズを持つ女性とその家族の問題を理解することができる |
学習方法 | 講義、テキストおよび配布プリントに基づいて学習、ポートフォリオにより事前・事後学習、課題提出 また、グループワーク課題発表でのチームワークの意義を理解するための協働作業を行い、チームカンファの意義を学ぶ ※新型コロナウイルス感染拡大状況で、授業の一部または全部をE-ランニングと遠隔授業の可能性がある |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:メディカ出版 母性看護学①②③ MEDIC MEDIA 病気が見える 産科 参考資料 婦人科・乳腺外科 MEDIC MEDIA、 医学書院 母性看護学概論 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 50 | 20 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト①目次内容、P14~26、ポートフォリオ課題:母性看護基盤概念 |
授業 | ガイダンス:講義概要ポートフォリオでの事前・事後学習の進め方など、母性看護基盤概念:母性・父性の概念 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト①P53~70、184~196、ポートフォリオ課題:生命倫理と母性看護倫理 |
授業 | 女性のライフサイクルと倫理、事例から学ぶ:ミニグループワーク、母性看護の倫理 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト①P28~41、ポートフォリオ課題:リプロダクティブヘルス/ライツの概念 |
授業 | リプロダクティブヘルス/ライツとは、保証される権利、関連する世界の動き | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト①P44~52,72~94、課題:母性看護の変遷、母子保健統計、周産期医療システム |
授業 | 母性看護の歴史的変遷と関連法規、母子保健統計、周産期医療システム | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト①P72~90,ポートフォリオ課題:性の多様性、セクシュアりティとジェンダー、DVとは、暴力・虐待の防止に関する法律、支援 |
授業 | 現代社会における性の課題の支援、DV・児童虐待、性の多様性 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト①P61~70,150~166,190~196、ポートフォリオ課題:現代社会における生殖課題の支援、不妊 |
授業 | 不妊の原因・治療、不妊における倫理と支援 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト②P24~76 病気が見える ポートフォリオ課題:女性のマタニティサイクル妊娠期 |
授業 | 妊娠・分娩・産褥・新生児の正常な経過:妊娠の機序 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト②24~76 病気が見える ポートフォリオ課題:女性のマタニティサイクル妊娠期 |
授業 | 妊娠・分娩・産褥・新生児の正常な経過:妊娠期の生理的変化 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト②P116~150 病気が見える ポートフォリオ課題:女性のマタニティサイクル分娩期 |
授業 | 妊娠・分娩・産褥・新生児の正常な経過:分娩の機序 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト②P190~215,218~233 病気が見える ポートフォリオ課題:女性のマタニティサイクル産褥期 |
授業 | 妊娠・分娩・産褥・新生児の正常な経過:産褥経過 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト②P190~215,218~233 病気が見える ポートフォリオ課題:女性のマタニティサイクル新生児期 |
授業 | 妊娠・分娩・産褥・新生児の正常な経過:新生児 | |
事後学習(復習) | 講義後、事前学習課題の整理 | |
第12週 | 事前学習(予習) | ポートフォリオ課題:各グループでの発表内容と課題テーマの整理 |
授業 | 女性のライフサイクルでの家族形成の課題、生殖における健康問題と支援、グループ発表 | |
事後学習(復習) | 各グループ発表後課題の整理 | |
第13週 | 事前学習(予習) | ポートフォリオ課題:各グループでの発表内容と課題テーマの整理 |
授業 | 女性のライフサイクルでの家族形成の課題、生殖における健康問題と支援、グループ発表 | |
事後学習(復習) | 各グループ発表後課題の整理 | |
第14週 | 事前学習(予習) | ポートフォリオ課題:各グループでの発表内容と課題テーマの整理 |
授業 | 女性のライフサイクルでの家族形成の課題、生殖における健康問題と支援、グループ発表 | |
事後学習(復習) | 各グループ発表後課題の整理 | |
第15週 | 事前学習(予習) | ポートフォリオ課題のまとめ |
授業 | 母性看護全体のまとめ、ポートフォリオ提出 | |
事後学習(復習) | 講義、ポートフォリオで学んだことの整理 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ●授業計画の各週の内容は、授業で取り上げる主な事前学修テキストページ、および事後学習の課題を行うことを示しています。 ●授業計画はあくまで予定であり、進度に応じて変更が出る場合があります。 ●グループワーク課題は、グループでの資料作成・発表・各グループの評価までの一連で協力して計画的に取り組んでください。 ●グループワーク後、各グループ毎、学生によるプレゼンテーション後にフイードバックとして、講評・解説の時間を設けます。 ●課題自己学習ポートフォリオは、授業終了後に提出・評価・講評後に返却する。 |