斎木まど香 (Madoka Saiki) 女性
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2024/09/19 更新
プロフィール
学歴
平成13年 3月 九州大学大学院生物資源環境科学研究科 生物機能科学(修士課程)専攻 |
平成26年 6月 博士(システム生命科学)の学位取得 |
職歴
専門分野
食品衛生 |
研究テーマ
腸炎ビブリオのVBNC状態に関する研究 ヒシ外皮の抗菌性に関する研究 |
共同研究
【 実績 】 | 腸炎ビブリオのVBNC状態に関する研究 |
所属学会
日本農芸化学会 日本食品微生物学会 日本家政学会 日本食品保蔵科学会 |
学会・社会活動
平成15年 6月 日本農芸化学会員(現在に至る) (現在に至る) |
平成15年 8月 日本食品微生物学会会員(現在に至る) (現在に至る) |
平成18年 4月 日本家政学会会員(現在に至る) (現在に至る) |
令和 5年 3月 日本食品保蔵学会 (現在に至る) |
学会賞等
研究者からの一言アピール
現場で知りたい細菌に関わること、一緒に研究しましょう! |
オフィスアワー
時間 木曜日 9:00~12:00 場所 食品衛生学研究室 |
教育・研究業績一覧
著書・論文等
【著書】
カレント 食べ物と健康3 改訂 食品衛生学
2021/04 本 共著 建帛社
【概要】管理栄養士および栄養士に求められる食品衛生の知識を十分に修得できることをめざし,最近の知見および動向に基づいて解説したものである。平成22年改訂の管理栄養士国家試験出題基準に準拠し,管理栄養士養成課程で定められた専門的内容をすべて記述した教科書である。また,食品衛生監視員,食品衛生管理者を目指す人にも対応できるように,食品の安全にかかわる,より専門的内容も盛り込まれている。
B5判 総頁数210
担当部分;p.174-183 第10章:新しい食品の安全性問題
担当部分;p.174-183 第10章:新しい食品の安全性問題
川村堅,斉藤守弘,池晶子,荒木裕子,岡﨑英規,向井友花,伊藤裕才,杉山芳宏,宮地竜郎,杉山千歳,斎木まど香
【著書】
カレント食品衛生学
2015/04 本 共著 建帛社
【著書】
あすなろう学~西九大生のための就業力育成BOOK~
2010/04 本 共著 西九州大学あすなろうセンター
【著書】
マスター食品衛生学
2010/04 本 共著 建帛社
【学術論文】
キクイモに含まれるイヌリンの安定性に及ぼす加熱およびpHの影響
2019/11 雑誌 共著 西九州大学健康栄養学部紀要 第5巻、1-5
【概要】キクイモの乾燥粉末中のイヌリンは,160℃の焙煎によって減少することが分かった。また,イヌリンは,強酸性では著しく減少することが明らかとなり,これは加熱温度が高く,加熱時間が長いほどより顕著であった。生キクイモからイヌリンの水への溶出は,40℃,1時間の抽出では約30%,95℃では10分でも約半分のイヌリンが水の方へ溶出することが分かった。以上から、キクイモ中 のイヌリンは、高温での加熱、強酸性、長時間の水さらしにより減少することが分かった。
安田みどり、扇萌華、斎木まど香
【学術論文】
市販野菜製品の保存による細菌の挙動
2019/03 雑誌 共著 永原学園 西九州大学短期大学部紀要 第49巻、1-6
【概要】一般生菌数の測定を行った結果,調味サラダでは,パックのものより袋で真空包装された製品の方が生菌数は少なく,調味と未調味野菜製品では,調味サラダの方が少なかった。また,25℃保存では,カット野菜 は大きく増加したのに対し,調味サラダはpHの違いによって細菌の挙動が異なった。最後に,抗菌シートの効果につ いて検討した結果,調味サラダでは抗菌シートを同封すると菌数の増加が大幅 に抑制され,有効であることが示された。
松田佐智子、斎木まど香
【学術論文】
ヒシ外皮熱水抽出液に含まれるポリフェノールの特性とヒシ食後血糖値上昇抑制作用
2018/07 雑誌 共著 日本食品保蔵科学会誌 第44巻 179-187
【概要】ヒシ外皮熱水抽出液に含まれる総ポリフェノールを調べた結果,約200mg/100mlであり,ヒシポリフェノールは,約20mg/100ml含まれていることがわかった。また,ヒシポリフェノールのうち,オイゲニイン,TGGは熱に安定であったが,トラパインは熱(80℃以上)に弱いことが分かった。健常者21人に,水またはヒシ外皮熱水抽出液を摂取させ,ヒト米飯負荷試験を行った結果,食後20および30分後にヒシ外皮熱水抽出液を摂取した群で有意に血糖値の上昇を抑制した。
【著者】安田みどり,安武健一郎,大曲希実,斎木まど香,児島百合子
【学術論文】
Expression of a Vibrio parahaemolyticus toxin in Escherichia coli results in chromosomal DNA degradation(大腸菌における腸炎ビブリオトキシンの発現は染色体DNA分解をもたらす )
2017/10 雑誌 共著 Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry Vol.81 1937-1940
【学術論文】
品種、収穫時期の違いがキクイモの成分および抗酸化活性に及ぼす影響
2017/07 雑誌 共著 西九州大学健康栄養学部紀要 第3巻、1-8
【学術論文】
A RelE/ParE superfamily toxin in Vibrio parahaemolyticus has DNA nicking endonuclease activity (Vibrio parahaemolyticusにおけるRelE/ParEスーパーファミリー毒素はDNAニッキングエンドヌクレアーゼ活性を有する)
2017/01 雑誌 共著 Biochemical and Biophysical Research Communications Vol.489 29-34
【学術論文】
アスパラガスの規格外部分(切り下)の機能性成分含量および抗酸化活性
2015/03 雑誌 共著 西九州大学健康栄養学部 紀要 第1巻, 7-12
【学術論文】
嬉野産エキナセア茶のポリフェノール成分の分析と官能評価
2015/03 雑誌 共著 西九州大学健康栄養学部 紀要 第1巻, 29-34
【学術論文】
Inhibitory effects of polyphenols from water chestnut (Trapa japonica) husk on glycolytic enzymes and postprandial blood glucose elevation in mice(マウスの糖分解酵素及び食後血糖上昇の及ぼすヒシ(Trapa japonica)殻のポリフェノールの阻害作用 )
2014/05 雑誌 共著 Food Chemistry VOl.165, 42-49
【学術論文】
Characterization of putative toxin/antitoxin systems in Vibrio parahaemolyticus(腸炎ビブリオの推定トキシン/アンチトキシンシステムの特性)
2014/04 雑誌 共著 J. Appl. Microbiol. Vol.117 185-195
【学術論文】
市販魚介類からのVibrio parahaemolyticusの検出状況
2009/03 雑誌 共著 西九州大学健康福祉学部紀要 第39号、1-5
【学術論文】
豚肉中の呈味および生理機能成分に及ぼす製茶くず給与の効果(第2報)-単飼による肥育前期からの給与試験-
2008/03 雑誌 共著 永原学園 西九州大学・佐賀短期大学 紀要 第38号, 9-15
【学術論文】
Vibrio parahaemolyticusのviable but non-culturable状態の誘導及びその復帰の検討
2006/03 雑誌 共著 永原学園・西九州大学・佐賀短期大学紀要 第36号、11-16
【学術論文】
Vibrio marinusの低温生育に関与する遺伝子の探索
2006/03 雑誌 共著 永原学園 西九州大学・佐賀短期大学 紀要 第36号, 17-22
【その他】
食中毒菌に対するワビシ外皮抽出液の抗菌効果
2023/05 学会発表 - 日本食品保蔵科学会 第72回大会(熊本県立大学)
【その他】
神埼産ヒシ外皮抽出物の抗菌効果
2016/10 学会発表 - 2016年度(第62回)日本家政学会九州支部大会(鹿児島大学)
【概要】神埼市の水田で栽培されたヒシとクリークに自生しているヒシ外皮の抗菌力について検討した。真菌であるC. albicansには,クリークのヒシは抗菌効果があるが,水田のヒシでは効果がみられなかった。また,その抗菌力は長期間保存することで低下した。茶は,C. albicansに対して抗菌効果がないことがわかり,ヒシの優れている点が見出された。一方,4種の細菌には,水田のヒシでも抗菌効果がみられ,菌種によっては水田の方がクリークより抗菌効果が強いものもあった。
【その他】
キクイモ中のイヌリンの分析
2016/05 学会発表 - 2016年度(第68回)日本家政学会(金城学院大学)
【その他】
ヒシ外皮抽出物の抗菌活性
2015/10 学会発表 - 2015年度(第61回)日本家政学会九州支部大会(長崎県立大学シーボルト校)
【その他】
佐賀県嬉野産エキナセアティーの生理機能性成分の分析と食味評価
2015/10 学会発表 - 2015年度(第61回)日本家政学会九州支部大会(長崎県立大学シーボルト校)
【その他】
腸炎ビブリオ菌由来トキシン-アンチトキシン(TA)システムの生化学的性質
2014/09 学会発表 - 日本農芸化学会西日本支部大会(佐賀大学)
【その他】
ヒシ外皮のポリフェノール成分の化粧品素材としての機能性
2014/09 学会発表 - 日本農芸化学会西日本支部大会(佐賀大学)
【その他】
腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)の“生きているが培養できない”(VBNC)状態とその誘導因子に関する研究
2014/06 博士論文 単著 九州大学大学院博士論文(シ生博乙第21号)
【その他】
A putative toxin-antitoxin system in Vibrio parahaemolyticus may be one of the factors involved in the viable but nonculturable state(腸炎ビブリオの推定TAシステムは、生きているが培養できない状態に関与する一つの因子である)
2014/06 学会発表 - 第51回化学関連支部合同九州大会(北九州国際会議場)
【その他】
ヒシ外皮に含まれるポリフェノールの特性と機能性
2014/05 学会発表 - 2014年度(第66回)日本家政学会(北九州国際会議場)
【その他】
炊き出し衛生マニュアル
2014/03 本 共著 日本家政学会
【その他】
Vibrio vulnificus感染症
2006/11 雑誌 共著 大塚薬報 第620号, 50-51
研究シーズ
【研究テーマ】 ヒシ外皮の抗菌性に関する研究
【研究分野】 食品衛生
【研究キーワード】 抗菌
【研究概要】 食品の加熱殺菌は、有害微生物を死滅させ保存性を高めるために行われるが、色調や風味の変化などを伴うこともあり、また食品によっては、加熱殺菌できないものもある。また、消費者の健康意識の高まりや嗜好の変化により、低塩・低糖が好まれる傾向にある。そのため、食品においては保存性を付与するため、保存料の使用が必要である。しかし、合成保存料の使用は敬遠される傾向があるため、合成保存料に代わる安全で効果的な天然抗菌材の開発が求められている。
そこで、私たちは、大学がある神埼市に自生しており、特産品であるヒシに着目し、抗菌性について明らかにし、実用化することを目指して研究を行っている。
そこで、私たちは、大学がある神埼市に自生しており、特産品であるヒシに着目し、抗菌性について明らかにし、実用化することを目指して研究を行っている。
【共同研究可能なテーマ】 抗菌
特許・発明
酵素活性阻害剤
特願2011-253323 2011/11/18
【概要】 ヒシ外皮より、リパーゼおよびアンジオテンシンI変換酵素の作用を阻害する酵素活性阻害剤が得られることを見出し、安田みどり教授らとともに特許の出願を行った。
教育活動・社会活動
担当科目シラバス
問い合わせ先
西九州大学グループ
※ 健康栄養学部・健康福祉学部・リハビリテーション学部に関しては
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
Tel. 0952-37-0249
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
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