科目名 | 基盤看護学援助特論 |
ナンバリング | |
担当者 |
岡﨑 美智子
鷹居 樹八子 小林 幸恵 北原 悦子 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 看護学専攻(修士課程) |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
人の生活を科学し支援する研究科の理念を支えるこの科目は、看護の原点となるナイチンゲ-ル『看護覚え書き』を読み、看護行為を文章化する必要性を学修する。そのために、人にとっての日常生活の意味と行為を考え、健康レベルに応じた日常生活の援助技術について論究し、安全と安楽及び自立の看護技術のあり方を討議する |
実務経験に 関連する 授業内容 |
看護基礎教育の現場で専門学校(3年課程・2年課程)・看護系大学教育及び継続教育(認定看護師コース・専門看護師コース・新人看護師等の研修会講師)などの教授を長年担当してきた教授3人により講義を行い、研究課題の助言を討議する。 |
授業の 到達目標 |
①『看護覚え書き』の各章を読み、人の日常生活へ適用させながら理解し、その真理を議論する②これまで学んだ看護の本質とケアリング理論を、人の日常生活に適用して考察する③看護ケアリングの中核となる触れる手のはたらきとその概念を日常生活に適用し、看護実践の中から研究課題を検討する④看護技術の現状と課題を明らかにし、看護実践の中の課題解決できる研究方法を議論する⑤看護系大学のコアカリキュラムを理解し、看護技術の教育方法のあり方を議論する⑥看護基礎教育において看護技術の教育方法を分析し、プレゼンテ-ションする。⑦看護技術の教育方法のプレゼンテ-ションを通して、意見交換に基づき教育経験の再構築をする |
学習方法 | 資料に基づく講義・VTRの視聴を通して意見交換・参加者の経験事例のプレゼンテ-ション(50%)・グル-プ討議による参加度(30%)・レポ-ト(20%) |
テキスト及び 参考書籍 |
文献及び資料を提示する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 5 | 100 | ||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ◎ | ○ | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 25 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | 15 | ||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読み、授業内容を理解する |
授業 | オリエンテ-ション(この授業の展開方法について)(岡崎・鷹居・小林) | |
事後学習(復習) | 授業の進め方を理解し、各自のこれまでの実践経験を振り返り講義に臨む心構えをもつ | |
第2週 | 事前学習(予習) | 『看護覚え書』を読み、内容を理解する |
授業 | 『看護覚え書』を読み人の日常生活へ適用させながら理解し、その真理を議論する(岡﨑) | |
事後学習(復習) | 看護覚え書の内容と比較して、看護実践の中の課題を考える | |
第3週 | 事前学習(予習) | 人の生活を支援することについて考えをまとめる |
授業 | 『看護覚え書』を読み人の日常生活へ適用させながら理解し、その真理を考察する(岡﨑) | |
事後学習(復習) | 看護実践における日常生活の援助について、課題を考える | |
第4週 | 事前学習(予習) | 看護実践における日常生活の援助について、課題のプレゼンテーションを準備する |
授業 | 看護ケアリングの中核となるtouchについて概説し、看護教育の倫理的課題を討論する(岡﨑) | |
事後学習(復習) | touchの概念を日常生活の課題に重ね合わせて、研究課題を考える | |
第5週 | 事前学習(予習) | touchの概念を日常生活援助の課題に重ね合わせて、プレゼンテーションの準備をする |
授業 | 看護のケアリングとしてのtouchの概念をプレゼンテーションし、意見交換をする(岡﨑) | |
事後学習(復習) | 意見・コメントを加えてプレゼンテーションの発表結果をまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 文献・資料を読んでおく |
授業 | 看護技術の現状と課題を明らかにし、課題解決できる研究方法を議論する(鷹居) | |
事後学習(復習) | 議論結果をまとめる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 文献・資料を集める |
授業 | 看護技術の現状と課題を明らかにし、課題解決できる研究方法を議論する(鷹居) | |
事後学習(復習) | 議論結果をまとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | 看護実践の課題を考える |
授業 | 看護技術の現状と課題を明らかにし、課題解決できる研究方法を議論する(鷹居) | |
事後学習(復習) | 関係する文献を集める | |
第9週 | 事前学習(予習) | 明らかにした課題をプレゼンテーションできる準備をする |
授業 | 看護技術の現状と課題を明らかにし、プレゼンテ-ションを通して意見交換する(鷹居) | |
事後学習(復習) | 意見・コメントを加えてプレゼンテーションの発表結果をまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 資料を読み、理解を深めておく |
授業 | 看護系大学のコアカリキュラムを理解し、基礎看護学の教育方法のあり方を議論する(岡﨑) | |
事後学習(復習) | 資料に基づき討議内容をまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 看護実践との関係でコアカリキュラムを考える |
授業 | 看護系大学のコアカリキュラムを理解し、基礎看護学の臨地実習の教育方法を議論する(鷹居) | |
事後学習(復習) | コアカリキュラムの課題について考えをまとめる | |
第12週 | 事前学習(予習) | 看護実践との関係でコアカリキュラムを考える |
授業 | 看護系大学のコアカリキュラムを理解し、看護技術の教育方法のあり方を議論する(小林) | |
事後学習(復習) | コアカリキュラムの課題について考えをまとめる | |
第13週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーションを行う準備をする |
授業 | コアカリキュラムの現状と課題をプレゼンテ-ションを通して意見交換する(小林) | |
事後学習(復習) | 意見・コメントを加えてプレゼンテーションの発表結果をまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 基礎看護教育における看護技術に関する資料を準備し読んでおく |
授業 | 看護基礎教育において看護技術の教育方法の課題を議論する(小林) | |
事後学習(復習) | 意見・コメントを加えて考えをまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーションを行う準備をする |
授業 | 看護基礎教育において看護技術の教育方法の課題をプレゼンテ-ションする(小林・鷹居・岡崎) | |
事後学習(復習) | 意見・コメントを加えてプレゼンテーションの発表結果をまとめる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・看護基礎教育における習得すべき看護技術について、コアカリキュラムとの関係で、広い視野を持ち学べる機会を提供する ・基礎看護学における基礎援助技術とナイチンゲ-ル『看護覚え書』にみる考え方について、具体的な事例を通して理解を深め、新たな発見に気づく授業にする ・受講者のこれまでの経験を自由に語り合い、研究課題に結びつけられるように助言する ・最終評価はレポ-ト課題であるが、授業中の発言及びプレゼンテ-ションを加味する |