開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼・佐賀・小城 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
問題解決型のグループ活動を通して、職種間連携の基礎技能を修得する。その際、看護学科の学生がリーダーシップをとり、チームビルディングの構築、提示された事例をもとにチーム医療・ケアに関する課題を見出す展開を他学科の学生とともにグループワークで行う。次いで、各々の専門的観点からその課題を検討して問題点を整理し、情報を共有して問題の解決方法と連携のあり方について討議し、その結果を理論化してまとめ、プレゼンテーション技法を活用し報告する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
実際に医療・福祉を学ぶ他学科の学生とともに少人数のグループを構成し、各専門職分野で実務経験豊かなチューター教員の助言を得ながら問題解決方法を学び、よりよい健康政策についてグループ学習を行う。さらに医療福祉に関する職種の社会科学としての理論成熟と現実社会の諸問題に対する鋭い洞察力の確立も目指す。 |
授業の 到達目標 |
1)ICFの概念を活用して事例の課題を抽出することができる。 2)総合サービス計画の前提として事例を多角的に理解する。 3)現実的・実践的な総合サービス計画が立案できる。 4)IPEとして与えられた枠組みでチームが形成できる。 5)チーム・ビルディングのステップを踏んでチームを形成できる。 6)チームにおける自らの関りや役割期待を発見・理解し、メンバーシップを発揮できる。 7)チームの内・外的環境に合わせてメンバーシップを柔軟に変化させることができる。 8)総合サービス計画立案に参画できる。 9)他職種の意見を尊重しながら、自職種の意見を根拠に基づいて述べることができる。 10)多職種に興味を持ち、他職種を理解し、自職種としての役割と責任が説明できる。 |
学習方法 | 他学科の学生との少人数グループで編成したグループワークで演習を行い、選択した事例をもとにチーム医療・ケアに関する課題を見出す展開を行う。レポートはTeams上に提出となります。フィードバックとしてTeams上のコメント欄に教員からのコメントを記載します。 |
テキスト及び 参考書籍 |
医療福祉をつなぐ関連職種連携 総編集 北島政樹 南江堂(関連職種連携論で使用) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 15 | 5 | 5 | 30 | 10 | 20 | 15 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 50 | |||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 医療福祉をつなぐ関連職種連携テキスト第1章を熟読する。 |
授業 | ガイダンス・オリエンテーション・グループ割り当て・教員紹介・事例提示と選択 | |
事後学習(復習) | グループで選択した事例について基本情報を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第3.4章を熟読する。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)① | |
事後学習(復習) | グループで選択した事例について、基本情報の整理と患者・療養者の居住地域を確定する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 居住地域とその周辺を グーグルアースで探索し、地域特性を調べる。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)② | |
事後学習(復習) | 自職種と他職種の違いについて、業務内容や役割についてまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | チーム内の事例についてICFの概念に沿って各自で事例の整理する。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)? | |
事後学習(復習) | 事例患者・療養者・家族のニーズをまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 各専門領域で活用される専門用語について整理する。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)④ | |
事後学習(復習) | グループワークで議論した内容をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 患者・療養者・家族のストレングスを検討しICFへ反映しているかを確認する。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)? | |
事後学習(復習) | グループワークで議論した内容をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | チーム目標の設定と自職種の目標を考える。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)⑥ | |
事後学習(復習) | グループワークで議論した内容をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 取り上げた課題の解決方法と専門職種間の連携のあり方についてまとめる。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)⑦ | |
事後学習(復習) | 地域の公的な社会資源について調べる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 自職種が介入する総合サービス計画書をまとめる。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)⑧ | |
事後学習(復習) | 地域の非公的な社会資源について調べる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 事例についての整理と報告内容を各自パワーポイント(スライド)にまとめる。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)⑨ | |
事後学習(復習) | 全体報告会でのプレゼンテーションの準備 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 事例についての整理と報告内容を各自パワーポイント(スライド)にまとめる。 |
授業 | グループワーク(自己紹介・事例研究・討議・担当教員報告)? | |
事後学習(復習) | 全体報告会でのプレゼンテーションの準備 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 他グループの発表内容に目を通し、質問内容を確認する。 |
授業 | 全体報告会 | |
事後学習(復習) | 全体報告会で知り得た情報や内容をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 他グループの発表内容に目を通し、質問内容を確認する。 |
授業 | 全体報告会 | |
事後学習(復習) | 全体報告会で知り得た情報や内容をまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 他グループの発表内容に目を通し、質問内容を確認する。 |
授業 | 全体報告会 | |
事後学習(復習) | 全体報告会で知り得た情報や内容をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 他グループの発表内容に目を通し、質問内容を確認する。 |
授業 | 全体報告会 | |
事後学習(復習) | 全体報告会で知り得た情報や内容をまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 演習は、Teamsを活用した遠隔で行う。具体的な演習のスケジュールについては、オリエンテーション時に説明を行う。テキスト「医療福祉をつなぐ関連職種連携」や配布された資料に加え、多職種の連携について自発的に調べて演習に臨むこと。本演習は、学生個々人が自身の興味・関心分野を切り口に、他者と連携しながら持続可能な地域と医療機関をつなぐシームレスな連携チームづくりの実現に寄与するための基礎的知識も得ることを狙いとする。 |