開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 2年 | 前期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
看護の対象である人々が、地域の中で、どのように暮らしているのか、また、その地域はどのような環境にあり、人々を支えるためにどのような資源があるのかを実習を通して把握できる。さらに、妊婦、乳幼児から未就学児、学童、学生、成人、壮年、高齢者のあらゆる発達段階の、健康な人から疾病予防、治療、リハビリ、障害のある人などが地域の中でどのように暮らし、その人たちを支えるための行政の仕組みや事業を幅広く学び、公衆衛生看護学概論で学んだヘルスプロモーションについて、実習を通して学修する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
教員4名は、佐賀県と小城市において、保健師として全員30年強のキャリアがあり、地域や行政の現場に精通している。 |
授業の 到達目標 |
1)ヘルスプロモーション実習の目的を理解し、説明できる。 2)保健福祉事務所の場において、その機能と役割及び保健師の活動について理解し、記録することができる 3)市・企業・社会福祉協議会の実践場を体験し、地域に暮らし・働く人々がその人らしく生活するために必要な取り組みや資源について説明することができる。 4)地域の人々が様々な発達段階や様々な健康レベルにおいても、健やかに生活するための行政の計画について、市役所や県庁を訪問して主体的に学び、計画の意義や県や市の行政の役割について理解し、説明できる。 5)学生自身が住み慣れた地域の地区踏査を実施し、そこに暮らす様々な発達段階の人々の視点で地域を診断し、利点や課題を理解し説明することができる。 6)実習で学んだ内容について、わかりやすくプレゼンテーションすることができる。 |
学習方法 | 〈臨地実習〉グループごとに指定された施設において、実習を行い、指定された記録用紙に記録して指導者に提出し、指導を受け、学修内容を深める。 〈発表会〉学んだことをまとめ、発表会を実施し、学生間での学びの共有する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「ヘルスプロモーション実習実習要領」及び適宜資料を配布する。 参考図書:1年次に使用したテキスト「公衆衛生看護学概論」医学書院 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 100 | |||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | 10 | ||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを熟読し,事前に配布した実習要領を読み込んでおく |
授業 | ヘルスプロモーション実習オリエンテーション及び事前学習 | |
事後学習(復習) | 記録用紙に、保健福祉事務所についての事前学習を記録し、質問内容についても記入しておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | 県型保健所の業務内容を復習しておく |
授業 | 保健福祉事務所実習 | |
事後学習(復習) | 保健福祉事務所実習後の記録用紙を記入し実習内容をまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 産業保健・地域保健・社会福祉協議会の業務と役割について学修しておく |
授業 | 企業・市役所・社会福祉協議会のいずれかにおける実習 | |
事後学習(復習) | 実習し学んだ内容について記録しレポートを作成する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 学修する計画を熟読し、記録にまとめ、質問事項やもっと知りたいことをまとめておく |
授業 | 小城市役所または佐賀県庁における保健や暮らしに関する行政計画の臨地実習 | |
事後学習(復習) | 現場で学んだことを含めて、計画についての学びを記録し、レポートを求める | |
第5週 | 事前学習(予習) | 住み慣れた地域の避難所・学校・医療機関・飲食店・スーパー・公園など生活に直結する場所を調べておく。ハザードマップを確認する。 |
授業 | 住み慣れた地域を各発達段階や障害レベルを想定して地区踏査を実施する | |
事後学習(復習) | 地区踏査の結果を記録し、様々な発達段階や障害者の視点で課題を検討し記録する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 実習で学んだことを記録にまとめ、プレゼンテーション資料を作成する |
授業 | 学んだ内容を発表する | |
事後学習(復習) | 発表会において他の発表評価記録を行う |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 保健所や企業、市役所、社会福祉協議会、県庁などの実習においては、住民の方や労働者の方が利用する時間帯ですので、礼儀をわきまえ、騒がず、真摯な態度で臨んでください。 住み慣れた地域の地区踏査においては、事前に資料で地域を学修するとともに、臨地では住民の方に積極的にお話をうかがい、資料と地区踏査と住民の方の話を総合して、地域診断を行ってください。 |