科目名 | 関連職種連携実習 |
ナンバリング | NS_E4_02 |
担当者 |
馬塲 才悟
藤田 史恵 應戸 麻美 平原 直子 大川内 鉄二 大庭 悠希 阿南 沙織 渡辺 直子 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
保健師国家試験受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
本学科では、患者中心に各職種が連携し、質の高い医療・ケアを提供できる人材が育つよう連携技能の修得を重視した教育を目指し、関連職種連携に関する学習を「関連職種連携論」から始め、「関連職種連携演習」「関連職種連携実習」へと段階的に進めている。そこで、「関連職種連携実習」では臨地実習を通じて、チーム医療・ケアの技法を実践的に学ぶことを狙いとしている。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
病院・施設での臨床経験が豊富な教員が、臨床現場での実習指導者と連携して、「地域包括支援センターでの臨地実習(1週間)」と「病院での臨地実習(1週間)」の合計2週間の実習指導を通して、患者・利用者中心の保健医療福祉サービスを提供する上で必要な地域と病院をつなぐ関連職種連携の具体的な方法を臨床の場で実際に学び、さらに、その中で保健医療チームの一員として協働する専門職の行動のあり方を修得する。 |
授業の 到達目標 |
(1)地域包括支援センターの設置趣旨と業務の実際を理解できる。 (2)包括的支援事業の業務とケアチームについて理解できる。 (3)地域包括支援センターで展開される内容について、観察・情報収集しながら、看護職の働きを 理解できる。 (4)在宅生活を支える諸制度と社会資源を理解できる。 (5)継続した医療管理やケアを必要とする患者及び、家族に対する退院支援体制を理解できる。 (6)退院調整の概要と看護職の役割を理解できる。 (7)在宅生活を支える諸制度と社会資源を理解し、看護職の働きを理解できる。 (8)各専門職種の目標設定と多職種の関わりについて理解できる。 |
学習方法 | 関連部署スタッフシャドーイング実習、病棟患者受け持ち型実習のいずれかの方法で患者への退院支援から地域生活につなぐための他職種連携の実際を学ぶ。 |
テキスト及び 参考書籍 |
参考図書(小城キャンパス図書館に配架あり):①ナースのための退院支援・調整 院内チームと地域連携のシステムづくり 日本看護協会出版会.②ナースが行う入退院支援 メヂカルフレンド社. ③よくわかる退院支援 Gakken. |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 30 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 事前課題レポート、実習施設(地域包括支援センタ-)と介護保険に関する情報収集 |
授業 | オリエンテーション、情報収集、シャドー実習 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、翌日の実習行動計画作成 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 地域包括支援センター業務と役割について |
授業 | 臨地実習指導者についてのシャドー実習? 電話相談業務 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、翌日の実習行動計画作成 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 介護予防ケアマネジメントについて |
授業 | 臨地実習指導者についてのシャドー実習② 利用者の自宅訪問 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、翌日の実習行動計画作成 | |
第4週 | 事前学習(予習) | インフォーマル・フォーマルサービスと多職種連携について |
授業 | 臨地実習指導者についてのシャドー実習③ 地域の集まり、民生委員の会合など同行訪問 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、翌日の実習行動計画作成 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 退院支援調整について |
授業 | 臨地実習指導者についてシャドー実習④ 病院への同行訪問・退院支援マネジメント・事例検討会 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、リフレクションシート、実習レポートのまとめ | |
第6週 | 事前学習(予習) | 事前課題レポート、実習施設(病院)と地域連携室・退院支援看護師に関する情報収集 |
授業 | オリエンテーション、情報収集、シャドー実習 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、翌日の実習行動計画作成 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 受持ち患者の情報整理と関連職種についての情報整理 |
授業 | 退院支援看護師についてシャドー実習? | |
事後学習(復習) | 情報の整理、リフレクションシート、実習レポートのまとめ | |
第8週 | 事前学習(予習) | 各専門職種間の病院内での連携について |
授業 | 理学療法士についてシャドー実習② リハビリスタッフの介入と介入目標の理解 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、リフレクションシート、実習レポートのまとめ | |
第9週 | 事前学習(予習) | 管理栄養士について |
授業 | 管理栄養士からの臨床講義③と受け持ち患者についてケア計画の検討 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、リフレクションシート、実習レポートのまとめ | |
第10週 | 事前学習(予習) | 報告会の資料作成 |
授業 | 受持ち患者の退院調整について退院支援看護師との検討と報告会開催 | |
事後学習(復習) | 情報の整理、リフレクションシート、実習レポートのまとめ |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 実習記録は電子媒体で提出となります。また、毎日の実習記録はコメントを付し、学生へフィードバックします。学生個々人が自身の興味・関心分野を切り口に、他者と連携しながら持続可能な地域と医療機関をつなぐシームレスな連携チームづくりの実現に寄与するための基礎的知識を得ることも狙いとする。 |