開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
ターミナルケアは、身体的な健康レベルが低くなり、不可逆的な状態となり、死を迎える時期に提供されるケアをさしている。しかしターミナルケアだけでは、十分とはいえず、医療機関のほか、自宅、特別養護老人施設での看取りなど、地域における患者とその家族の生活に合わせた終末期ケア体制が必要である。そのためにもタ-ミナルケア・緩和ケアからEnd-of-Life(EOL)ケアへのパラダイムシフトが必要となる。その人が最期まで最善の生を生きることを支えるEOLケアについて 臨床事例や視聴覚教材を活用して教授する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
大学病院で頭頚部疾患を対象とする病棟で3年間、多くのタ-ミナル期にある患者との出会いを看護師長として経験した。また実際のタ-ミナル期にある患者との出会いをもつ教員で授業する。具体的なイメ-ジを持つために、体験した事例を基に対象にあった援助について考えさせる授業科目である。 |
授業の 到達目標 |
1.タ-ミナル期・緩和ケア、End-of-Life(EOL)ケアの考えかたについて理解できる。 2.End-of-Life(EOL)ケア実践のための看護アプロ-チについて理解できる。 3.病いとともに生きる人のEnd-of-Life(EOL)ライフへのアプロ-チについて理解できる。 4.チーム医療の重要性について理解できる。 5.家族・遺族ケア、および医療従事者に対するケアについて説明できる。 |
学習方法 | 配布資料する。ディスカッションやプレゼンテ-ションを行う(アクティブング)。課題レポ-トは最終日に発表する時間を設け,講評・解説を行う。最終結果後にコメントをつけて返却する。 ※新型コロナウイルス感染症の状況により一部または全てを遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
参考図書:長江弘子編:看護実践にいかすエンド・オブ・ライフケア,日本看護協会出版会,田村惠子編:終末期看護,エンド・オブ・ライフ・ケア,メヂカルフレンド社,小笠原知枝編:エンドオブライフケア看護学,ヌーヴェルヒロカワ,必要に応じて適宜紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 20 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | タ-ミナル期・緩和ケア・End-of-Life(EOL)ケアについて調べ、発表できるようにまとめておく。 |
授業 | オリエンテ-ション、タ-ミナル期・緩和ケア・EOLにおけるケアについて意見交換する。 | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | EOLに起こる心身の変化ついて調べ、発表できるようにまとめておく。 |
授業 | EOLに起こる心身の変化ついて | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 日本の高齢者と家族に必要なケアについて調べておく |
授業 | 日本の高齢者と家族に必要なケア | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 呼吸器疾患とともに生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 呼吸器疾患とともに生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 呼吸器疾患とともに生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 呼吸器疾患とともに生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリント、パワ-ポイント・板書等を合わせ授業の要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 心不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 心不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 心不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 心不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 腎不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 腎不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリント、パワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 腎不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | 腎不全と共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリント、パワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | がんと共に生きる人のEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | がんと共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリント、パワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | がんと共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チについて調べておく |
授業 | がんと共に生きる人と家族へのEOLへのアプロ-チ | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | EOLにおけるコミュニケ-ションについて調べ意見をまとめておく |
授業 | コミュニケ-ション技術と技法、心理的支援方法補完・代替療法について | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 看取り後の家族・遺族ケアについて考え自分の意見をまとめておく |
授業 | End-of-Life(EOL)期における 家族・遺族ケアの方法 | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 医療従事者のストレスとその対処方法について調べ自分の意見をまとめておく |
授業 | 医療従事者のストレスとその対処方法について | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 課題(授業の中で指示する)についてまとめて発表できるようにする |
授業 | レポ-ト課題発表 まとめ | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・病や老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケアについては、臨床場面で必ず出会います。 自らの課題を探究するなど主体的な学習態度を期待します。 ・講義科目ですので90分の事前事後の学習時間が必要ですが、特に事前学習に力を入れましょう。 ・課題レポ-トの発表を最後の時間に行い、教員が講評・解説の時間を設けます。 |