科目名 | 公衆衛生看護学実習Ⅰ(行政) |
ナンバリング | |
担当者 |
南里 玲子
池田 佐知子 南里 真美 村岡 早苗 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
保健師国家試験受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 前期 | 3単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
公衆衛生の第一機関である保健所(5ヵ所)の機能や活動の実際、法律と予算の仕組み、多職種の機能と協働のあり方、広域的な健康問題と問題解決に向けての取り組み、保健・医療・福祉の包括的なシステムが構築される過程、市町村への広域的・専門的な立場からの支援等について実際の保健活動の場を見学・実習する。 また、市町(9ヵ所)においては地区診断・家庭訪問・健康相談等の過程を体験し、地域特性や地域の生活のあり方が地域で暮らす人々の健康や保健行動に及ぼす影響の実際を学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
担当教員4名は、県及び市において25年以上の保健師としての勤務経験があり、行政保健師の業務内容や役割を理解している。実習において経験をもとに現場の状況を理解し、指導者とともに指導の充実を図る。 |
授業の 到達目標 |
1)地域の人々の生活と健康を多角的にアセスメントし、地域の顕在的、潜在的健康課題を明確にすることができる。 2)地域の人々や多職種が連携して、健康課題の解決・改善に向け、健康増進能力を高める公衆衛生看護活動を理解する。 3)地域の健康危機に備えた体制や管理について理解し、保健師の役割を明確に述べることができる。 4)あらゆる健康レベルにある地域の人々の健康と生活を保障するための地域ケアシステムについて理解する。 5)公衆衛生看護活動における保健師の役割と求められる能力について理解する。 |
学習方法 | <臨地実習>保健所において1週間、市町村において2週間、行政における公衆衛生看護学実習を行う。期間中に他の保健所、市町での事業等実習内容・情報を共有する時間を設け、地域特性を知る機会とする。 <まとめ>保健所及び市町村実習終了後、実習グループ毎にワークを行い、実習の学びを学生間で共有する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
これまで保健師課程の講義で使用したテキストや資料を活用する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 5 | 5 | 100 | |||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
実習の出席日数が開講時間数の5分の4に満たないものは評価の対象になりません。 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 地区診断・各保健事業の法的根拠・関連する諸機関等についての学習 |
授業 | 保健所実習オリエンテーション、広域的保健活動見学実施、カンファレンス(保健所) | |
事後学習(復習) | 情報の整理、地域のアセスメント、保健事業実習記録、翌日の実習計画作成 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 健康危機管理・各保健事業の法的根拠・関連する諸機関等についての学習 |
授業 | 保健所実習、感染症を含む健康危機管理等事業見学実施、カンファレンス(保健所) | |
事後学習(復習) | 情報の整理、地域のアセスメント、保健事業実習記録、翌日の実習計画作成 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 公衆衛生看護管理・各保健事業の法的根拠・関連する諸機関等についての学習 |
授業 | 保健所実習、公衆衛生看護管理等事業見学実施、カンファレンス(保健所) | |
事後学習(復習) | 情報の整理、地域のアセスメント、保健事業実習記録、翌日の実習計画作成 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 保健所実習のまとめ・各保健事業の法的根拠・関連する諸機関等についての学習 |
授業 | 保健所実習、広域的保健活動見学実施、保健所実習最終カンファレンス(保健所) | |
事後学習(復習) | 情報の整理、地域のアセスメント、保健事業実習記録、自己評価 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 保健所実習まとめ、自己到達度記録 |
授業 | 学内実習(保健所実習まとめ、情報共有、課題レポート作成)(大学) | |
事後学習(復習) | 各種保健所実習記録まとめ、実習終了時のレポート作成、評価 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・保健事業法的根拠、日々の実習目標 |
授業 | 市町実習オリエンテーション、保健事業見学実施、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 情報の整理、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 地区診断・各保健事業の法的根拠・関連する諸機関等についての学習 |
授業 | 保健事業見学実施、事前学習(地区診断)の発表、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 事前学習(地区診断)の修正、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・各保健事業の法的根拠・日々の実習目標 |
授業 | 健康相談見学実施、地区診断資料収集、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 地区診断の修正、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・各保健事業の法的根拠・日々の実習目標 |
授業 | 保健事業見学実施、地区診断資料収集、中間反省会(市町) | |
事後学習(復習) | 地区診断の修正、中間反省会記録、中間自己評価 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 市町実習内容のまとめ、自己到達度記録の見直し |
授業 | 学内実習(情報共有、記録整理、市町村実習での実習内容の確認)(大学) | |
事後学習(復習) | 各種記録の整理、情報の整理、市町村実習目標の見直し | |
第11週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・各保健事業の法的根拠・家庭訪問事例学習・日々の実習目標 |
授業 | 保健事業見学実施、家庭訪問同行準備、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 家庭訪問事例事前情報の整理、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・保健事業法的根拠、家庭訪問事例学習、日々の実習目標 |
授業 | 保健事業見学実施、家庭訪問同行見学、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 家庭訪問同行見学の記録、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 市町事業学習・保健事業法的根拠、家庭訪問事例検討の準備、日々の実習目標 |
授業 | 保健事業見学実施、同行家庭訪問事例検討、カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 家庭訪問事例検討のまとめ、保健事業実習記録、翌日の実習計画 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 地区診断発表準備、市町村実習のまとめ、日々の実習目標 |
授業 | 保健事業見学実施、地区診断発表、市町実習最終カンファレンス(市町) | |
事後学習(復習) | 市町実習最終カンファレンスのまとめ、自己評価 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 課題レポートの作成、自己到達度記録 |
授業 | 学内実習(公衆衛生看護学実習-行政-のまとめ、情報共有)(大学) | |
事後学習(復習) | 公衆衛生看護学実習-行政-実習記録整理、実習終了時のレポート作成、評価 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・保健所、市町といづれの実習機関も多忙な業務の中、看護職(保健師)育成のために、実習の機会や事業・事 例を提供されています。真摯で誠実な態度で実習に臨んでください。 ・実習内容は実習施設の事業計画にそって変更される場合があります。 また、実習計画は順序性を考慮し、立てていますが、全体の実習計画により保健所実習と市町の時期が前後す る場合があります。 ・実習の記録・レポートについては、実習期間中に口頭及び書面にて指導を加えフィードバックします。 実習終了後は実習機関の内容に関する記録は回収して大学で保管し、卒業後シュレダーにかけて破棄します。 |