開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
身体障害分野の代表的な疾患の症例を想定し、作業療法の一連の過程を報告書の作成を通して学修する。また、作業療法で用いられる代表的な評価の実施や目標の設定、治療プログラムの立案といった作業療法の実務について学修する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
作業療法士として病院で勤務した経験がある教員が、身体障害分野の代表的な疾患の症例を想定し、作業療法で用いられる代表的な評価の実施や目標の設定、治療プログラムの立案といった作業療法の実務について教授する授業である。 |
授業の 到達目標 |
1 治療者としての態度で対象者に接することができる。 2 設定された症例に必要な作業療法評価を選択し実施できる。 3 治療目標に沿った作業療法プログラムを提案および模擬的実施ができる。 4 適切に症例報告書を作成できる。 5 リスク管理について説明し実施できる。 6 身体障害作業療法に関する実務を理解し、実践ができる。 |
学習方法 | 講義、グループ討議、視聴覚教材(ICT活用等)、実技など ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト】なし(ペーパーペイシェントや報告書に関する資料を随時配布する) 【参考書】運動学、基礎作業学、作業療法評価学、身体障害作業療法学、高次脳機能障害作業療法学等の教科書や資料 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 50 | 20 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 身体障害に対する作業療法の流れを事前学習する |
授業 | オリエンテーション(授業の目的と流れ)、各職種への聴取内容を列挙する | |
事後学習(復習) | 各職種への聴取内容について復習する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 各職種への聴取について日程調整を相談する |
授業 | 各職種から情報収集する | |
事後学習(復習) | 各職種から情報収集しレポートに記載する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 脳血管障害に対する評価について事前学習する |
授業 | 脳血管障害に対する評価を列挙し実施ができるようにする | |
事後学習(復習) | 脳血管障害に対する評価について復習する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 脳血管障害に対する評価について事前学習する |
授業 | 必要な評価用紙を準備し評価が実施できるようにする | |
事後学習(復習) | 脳血管障害に対する評価について復習する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 各評価の実施について事前学習する |
授業 | 各評価を実施しその結果をレポートに記載する(ROM、Brs.、感覚、反射、上肢機能) | |
事後学習(復習) | 各評価の実施について復習する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 各評価の実施について事前学習する |
授業 | 各評価を実施しその結果をレポートに記載する(ROM、Brs.、感覚、反射、上肢機能) | |
事後学習(復習) | 各評価の実施について復習する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 各評価の実施について事前学習する |
授業 | 各評価を実施しその結果をレポートに記載する(COPM、TMT、失行、FIM) | |
事後学習(復習) | 各評価の実施について復習する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 各評価の実施について事前学習する |
授業 | 各評価を実施しその結果をレポートに記載する(COPM、TMT、失行、FIM) | |
事後学習(復習) | 各評価の実施について復習する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 作業療法の目標・プログラムについて事前学習する(脳血管障害) |
授業 | 作業療法の目標およびプログラムを立案する(脳血管障害) | |
事後学習(復習) | 作業療法の目標・プログラムについて復習する(脳血管障害) | |
第10週 | 事前学習(予習) | 作業療法の目標・プログラムについて事前学習する(脳血管障害) |
授業 | 作業療法の目標およびプログラムを立案する(脳血管障害) | |
事後学習(復習) | 作業療法の目標・プログラムについて事前学習する(脳血管障害) | |
第11週 | 事前学習(予習) | 骨折について事前学習をする(上肢の骨折) |
授業 | 作業療法部門でかかわる上肢骨折の疾患について説明できるようにする | |
事後学習(復習) | 作業療法部門でかかわる上肢骨折の疾患について復習する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 骨折について事前学習をする(下肢の骨折) |
授業 | 作業療法部門でかかわる下肢骨折の疾患について説明できるようにする | |
事後学習(復習) | 作業療法部門でかかわる下肢骨折の疾患について復習する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 座位姿勢の評価について事前学習をする |
授業 | 評価の内容を理解し評価が実施できるようにする | |
事後学習(復習) | 評価内容を復習する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 不良肢位と車いすシーティングに事前学習をする |
授業 | 不良肢位に対する車椅子シーティングの関係について理解する | |
事後学習(復習) | 不良肢位に対する車椅子シーティングの関係を復習する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 不良肢位の車いすシーティング介入に事前学習をする |
授業 | 不良肢位に対するシーティング介入について理解する | |
事後学習(復習) | 不良肢位の車いすシーティング介入を復習する | |
第16週 | 事前学習(予習) | 姿勢評価が実践できるようにしてする |
授業 | 姿勢評価を理解した上で実践できるようにする | |
事後学習(復習) | 姿勢評価を復習する | |
第17週 | 事前学習(予習) | 座位姿勢改善のためのアプローチについて事前学習をする |
授業 | 座位姿勢改善のためのアプローチについて理解し実践できるようにする | |
事後学習(復習) | 座位姿勢改善のためのアプローチを復習する | |
第18週 | 事前学習(予習) | 不良肢位の方の作業療法目標・プログラムについて事前学習をする |
授業 | 不良肢位の方の作業療法目標・プログラムについて理解し説明できるようにする | |
事後学習(復習) | 不良肢位の方の作業療法目標・プログラムを復習する | |
第19週 | 事前学習(予習) | 上肢整形疾患について事前学習する |
授業 | 上肢整形疾患について理解を深める | |
事後学習(復習) | 上肢整形疾患について復習する | |
第20週 | 事前学習(予習) | 上肢整形疾患について事前学習する |
授業 | 上肢整形疾患について理解を深める | |
事後学習(復習) | 上肢整形疾患について復習する | |
第21週 | 事前学習(予習) | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムについて事前学習する |
授業 | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムを立案する | |
事後学習(復習) | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムについて復習する | |
第22週 | 事前学習(予習) | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムについて事前学習する |
授業 | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムを立案する | |
事後学習(復習) | 上肢整形疾患に対する評価、目標、プログラムについて復習する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 代表的な作業療法評価手技および治療手技を修得するために、運動学、基礎作業学、作業療法評価学、身体障害作業療法学、高次脳機能障害作業療法学などで学んだ知識が必要です。実技演習がありますので、動きやすい服装で参加するようにしてください。また、基本的に実技・group workが中心になりますので主体的な態度で学修してください。 また本講義は必要に応じて内容・順番を変更することがあります。 レポートおよび筆記試験で評価を行います。 |