開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 2年 | 前期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
学生自身を対象とした栄養マネジメントの実践を通して、管理栄養士の職務に対する理解を深めるが目的である。栄養アセスメントから問題の発見や課題の整理を行い、どのような目標を立てるのが望ましいのか、また、どのように計画すれば目標を達成できるかを全て体験してもらう。この体験を通して専門分野を学ぶ意義を理解し、勉学への意欲を高めると共に、協働の大切さ、準備の大切さを体得する機会を提供する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
病院管理栄養士実務経験をもとに、基本的な栄養ケアマネジメントの概要を体験させ、適切な情報収集、栄養アセスメント、目標設定、実行可能な計画への理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
1)20歳代男女の食生活の現状に関する資料を調査し、栄養学的問題を説明することができる。 2)自分の食生活の調査を適切に実施することができる。 3)食生活調査について、食事バランスガイドを用いて適切に評価することができる。 4)自分の食生活を含めた生活習慣状況や身体状況等について、適切に問題を発見することができる。 5)自身の問題点について、改善すべき課題を抽出し、優先度を考えることができる。 6)健康・栄養改善のための適切な目標を設定することができる。 7)長期目標を達成するための中期・短期目標を設定することができる。 8)計画を実行することで、目標や計画を適切に修正することができる。 9)自身の栄養マネジメントについて、自己評価を行い、発表スライドにまとめ、他者にわかりやすく紹介することができる。 |
学習方法 | 講義、演習、グループワーク、学生によるプレゼンテーション |
テキスト及び 参考書籍 |
参考図書:「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル(第一出版) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 2 | 3 | 5 | 25 | 15 | 20 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 食事バランスガイドに関する基本事項を、農林水産省のHPで予習しておく |
授業 | オリエンテーション。食事BGを活用した食生活改善の概要について説明する。 | |
事後学習(復習) | 3日間の食事記録をつける | |
第2週 | 事前学習(予習) | 厚生労働省のHP等から、国民健康栄養調査の結果、健康日本21などを調べておく |
授業 | 20歳代男女の栄養学的な問題について調べる | |
事後学習(復習) | 20歳代男女の栄養学的な問題についてまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 「食事バランスガイド」の基本的な考え方、活用方法についてプリントに目を通しておく |
授業 | 食事バランスガイドの活用方法について説明を受け、演習プリントに取り組む。 | |
事後学習(復習) | 演習プリントを仕上げる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 平日1日間の食事内容を写真にとっておく |
授業 | 3日間の食事調査の記録作成方法について説明を受け、1日分の記録表を作成する。 | |
事後学習(復習) | 1日分の食事記録表を仕上げる | |
第5週 | 事前学習(予習) | のこり2日間の食事内容を写真にとっておく |
授業 | 食事調査の注意すべきポイントについて説明を受け、2日分の食事記録を作成する。 | |
事後学習(復習) | 3日間の食事調査の記録を完成させる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 3日間の食事調査の記録をから問題のある個所をピックアップしておく。 |
授業 | 栄養アセスメント〔食事評価〕についての方法を学び、自分の食事内容を評価する。 | |
事後学習(復習) | 食事評価のワークシートを仕上げる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 20歳代男女の栄養学的問題を参考に、自身の栄養に関する問題を考えてみる。 |
授業 | 栄養アセスメント情報を整理し、評価・判定する。 | |
事後学習(復習) | 栄養評価のシートを仕上げる | |
第8週 | 事前学習(予習) | 問題や課題の抽出・整理方法について予習しておく。 |
授業 | 栄養改善の概要を説明し(栄養ケアマネジメント)、食事調査の記録を整理する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 栄養ケア計画の目標設定方法について予習しておく。 |
授業 | 長期目標、中期目標、短期目標を設定する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 栄養ケア計画の計画立案について予習しておく。 |
授業 | 目標を達成できる計画を立案する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 計画を実行し、評価する |
授業 | 計画を修正する | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 確定した計画を、指定の期限まで実行し、実行度を評価いておく。 |
授業 | 計画の内容と実行度、修正案についてグループでディスカッションを行う。 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | これまでの内容をスライドにまとめておく。 |
授業 | グループ内でスライドを発表しあい、グループ代表を選出する | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 代表者のスライドの改善点を抜き出しておく。 |
授業 | グループで意見を出し合いながら、代表者の発表内容をよりよいものに改善する | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理し、ノートにまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 代表者は発表の練習をしておく |
授業 | 代表者の発表会 | |
事後学習(復習) | 代表者の発表内容について評価し、自分のスライド修正に役立てる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ●農林水産省のHPにある、「専門家のための「食事バランスガイド」活用法」をテキストとして使用する。 ●上記のほかにも、「国民健康栄養調査」の結果等も参考資料として活用する。 ●2回目授業以降は、全てPC持参のこと。 ●提出された課題に関する評価の説明は、授業内で行う。 |