科目名 | 栄養総合演習Ⅱ |
ナンバリング | HN_K3_02 |
担当者 |
三隅 幸子
熊川 景子 今井 里佳 |
開設学科 専攻・コース |
健康栄養学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
管理栄養士国家試験受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
病院における栄養ケアマネジメントの実際について概説し、これまで修得した科目の知識及び技術の統合を図り、病院管理栄養士の実務を行える能力を養うことをねらいとする。 病院管理栄養士の実務については、給食管理、臨床栄養管理、チーム医療における業務に大別し、それぞれの業務について栄養アセスメント(栄養評価・判定)、栄養ケア計画の立案、栄養モニタリング、評価についての実際を解説する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
病院の管理栄養士として6~8年の実務経験のある教員が、病院における栄養ケアマネジメント(給食管理、臨床栄養管理、チーム医療)について解説、演習、実習を行う。給食管理については特に疾患対応の献立への展開方法、、臨床栄養管理については栄養アセスメントおよび栄養指導計画の立案と実施を実習させる。 |
授業の 到達目標 |
1)病院における管理栄養士の業務を概説できる 2)疾患に応じた給食管理の方法が理解できる 3)疾患に応じた献立作成(献立展開)を理解し、献立作成ができる 4)栄養指導のための栄養アセスメント(情報収集、情報の整理、問題の抽出、課題の優先度検討、栄養評価・判定)を理解し、実践できる 5)栄養アセスメントの結果を踏まえ、患者に応じた適切な栄養指導計画を作成できる。 6)栄養指導計画に沿った、媒体を作成し、適切な指導が実施できる。 7)チーム医療における栄養ケアマネジメントについて理解し、管理栄養士の役割を学ぶ。 |
学習方法 | ・学修者個人やグループに課題解決を促す授業(PBL等) ・次時の学修内容を課題にして、事前に取り組ませ、課題の解説や解答を中心とする授業 ・学期途中で課題をだし、レポートを纏めることによって能動的な学修を喚起する授業 |
テキスト及び 参考書籍 |
①栄養管理プロセス<理論・活用・症例>(建帛社)②病院等栄養管理の基本と実際(福岡県栄養士会) 参考書籍:栄養管理の基本(医歯薬出版)、Nブックス臨床栄養学概論(建帛社)、新実践給食経営管理論(株式会社みらい)、栄養食事療法の実習(医歯薬出版)、糖尿病食事療法のための食品交換表(文光堂) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 15 | 5 | 5 | 15 | 20 | 15 | 15 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト①1~7、テキスト②44~45(栄養管理業務の流れ)を読んでおくこと |
授業 | ●臨床栄養管理の基本<栄養管理プロセス>について(実務家教員:三隅) | |
事後学習(復習) | 学んだことをノートに整理し、病院実習に向けての自己目標を考える | |
第2週 | 事前学習(予習) | 献立作成および給食管理の基本について復習しておく |
授業 | ●病院における給食管理の基本について(実務家教員:熊川) | |
事後学習(復習) | 常食の献立作成を行う | |
第3週 | 事前学習(予習) | 栄養目標量の設定や摂取量の評価方法について復習しておく |
授業 | ●病院における給食管理の基本について2(実務家教員:熊川) | |
事後学習(復習) | 学んだことをノートに整理する | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト①7~13、18~42を読んでおくこと |
授業 | ●臨床栄養管理の実際<栄養スクリーニング・アセスメント>について(実務家教員:三隅) | |
事後学習(復習) | 栄養スクリーニング・アセスメントの種類と方法について、ノートに整理しておく | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト①13~14、42~47を読んでおくこと |
授業 | ●臨床栄養管理の実際<目標設定・栄養管理計画の立案>について(実務家教員:三隅) | |
事後学習(復習) | 目標設定・栄養管理計画の立案のポイントについて、ノートに整理しておく | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト①14~16、47~49を読んでおくこと |
授業 | ●臨床栄養管理の実際<栄養管理記録SOAPによる記録>について(実務家教員:三隅) | |
事後学習(復習) | 授業に関する課題に取り組む | |
第7週 | 事前学習(予習) | 栄養総合演習Ⅰおよび臨地実習Ⅰで指導された内容を復習しておく |
授業 | ●医療職種に必要な一般常識、メールマナーについて(担当教員:今井) | |
事後学習(復習) | 学んだことをノートに整理する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 病院における管理栄養士の業務について整理しておく |
授業 | ●病院管理栄養士による講話(担当教員:今井) | |
事後学習(復習) | 学んだことをノートに整理する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 実習先の情報を調べておく |
授業 | ●4年生による実習報告会(担当教員:今井) | |
事後学習(復習) | 学んだことをノートに整理する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 実習ノートの内容を確認しておく |
授業 | ●臨地実習に向けての準備1(実務家教員:三隅) | |
事後学習(復習) | 必要事項を実習ノート等にメモしておく | |
第11週 | 事前学習(予習) | 臨地実習Ⅰで行った準備の内容を復習しておく |
授業 | ●臨地実習に向けての準備2(担当教員:今井) | |
事後学習(復習) | 授業に関する課題に取り組む | |
第12週 | 事前学習(予習) | 糖尿病や腎臓病の栄養療法について復習しておく |
授業 | ●病院における給食管理の基本について3(実務家教員:熊川) | |
事後学習(復習) | 授業に関する課題に取り組む | |
第13週 | 事前学習(予習) | 実習ノートの記載事項をよく読んでおくこと |
授業 | ●臨地実習に向けての準備3(実務家教員:熊川) | |
事後学習(復習) | 必要な箇所に必要事項を記入する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 臨地実習Ⅱに必要な物品や提出物を確認しておく |
授業 | ●臨地実習に向けての準備4(実務家教員:熊川) | |
事後学習(復習) | 事前課題に取り組む | |
第15週 | 事前学習(予習) | 腸内細菌検査の必要性について、給食管理のテキスト等で復習しておく |
授業 | ●臨地実習に向けての準備5(担当教員:今井) | |
事後学習(復習) | 腸内細菌検査の内容を確認しておく |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ●受講対象学生は、臨地実習Ⅱを履修する学生とする。 ●課題については、返却後に解説を行う。 |