科目名 | 臨地実習Ⅱ(臨床栄養) |
ナンバリング | HN_K3_04 |
担当者 |
三隅 幸子
熊川 景子 今井 里佳 |
開設学科 専攻・コース |
健康栄養学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
管理栄養士国家試験受験資格 管理栄養士国家試験受験資格 管理栄養士国家試験受験資格 栄養教諭一種免許状 食品衛生監視員任用資格 食品衛生管理者任用資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
医療現場における課題の発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識および技術の統合を図り、管理栄養士として具備すべき知識および技能を習得することを目的とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
医療機関において、現場の管理栄養士から病院等栄養管理の実際(栄養の評価判定、栄養ケア計画の立案、モニタリング、評価)について学ぶ。また、その他医療職種と協同して取り組むチーム医療(NSTや褥瘡対策チーム、嚥下障害チーム、緩和ケアチーム)における栄養管理及び管理栄養士の実務を学ぶ。 |
授業の 到達目標 |
1)医療に携わる管理栄養士としての倫理観を持ち、実習に臨むことができる。 2)具体的な目標および課題を持って実習に取り組むことができる。 3)栄養評価・判定に基づいた適切な栄養マネジメントの方法や考え方を理解する。 4)医療現場における栄養マネジメント(栄養補給、栄養教育、他職種との連携)について実践的に学ぶ。 5)体験した管理栄養士の職務について整理し、報告することができる。 |
学習方法 | 1. 事前に、病院実習で必要な学習、課題の取り組みを行う。 2. 約2週間(90時間以上)の病院実習において管理栄養士の業務を体験し学ぶ。 3. 病院実習で学んだことを取りまとめる。 |
テキスト及び 参考書籍 |
①栄養管理プロセス 理論・活用・症例(建帛社) ②病院等栄養管理の基本と実際(社団法人福岡県栄養士会) 参考書:臨床栄養学、栄養教育論、調理学など関連分野のテキスト |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 15 | 5 | 5 | 10 | 10 | 15 | 5 | 15 | 15 | 5 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 80 | ||||||||||||||||||||
実習先からの評価が70点(60、70、80)の3段階評価) | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 医療現場で管理栄養士の指導を受けることから、事前準備、事後報告が必要となる。 |
授業 | 事前指導は3年後期開講の「栄養総合演習Ⅱ」および地区別の担当教員により実施する。 | |
事後学習(復習) | 履修に当たり、最下段にある”備考”の内容をよく確認すること。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 【事前準備】 |
授業 | 1.臨地実習Ⅱの概要説明を受ける | |
事後学習(復習) | 2.先輩から病院実習の報告を受け、臨地実習Ⅱに向けてどのような準備が必要か考える | |
第3週 | 事前学習(予習) | 3.(課題)病院実習の自己目標を考え、事前学習の計画を立てる(学習内容はレポートにする) |
授業 | 4.医療スタッフとのコミュニケーション、実習態度、礼儀、服装、身だしなみについて学ぶ | |
事後学習(復習) | 5.患者への接遇、ベットサイドでの対応について学ぶ | |
第4週 | 事前学習(予習) | 6.管理栄養士の業務に関係する、診療報酬とその業務の内容を学ぶ |
授業 | 7.診療録(カルテ)の構成を学び、経過記録(SOAP)の書き方を学ぶ | |
事後学習(復習) | 8.(課題)栄養指導の計画立案し、媒体作成を行う | |
第5週 | 事前学習(予習) | 9.病院における給食管理(衛生管理を含む)について学ぶ |
授業 | 10.(課題)病院給食の常食献立を立案し、特別食へ展開させる | |
事後学習(復習) | 11.実習施設と、事前に打ち合わせを行う | |
第6週 | 事前学習(予習) | 12.実習に必要な手続き(誓約書、予防接収の証明書、健康管理表、検便検査の結果)を行う |
授業 | 13.現場で働く管理栄養士の講話(充実した臨地実習とするために必要な準備) | |
事後学習(復習) | ||
第7週 | 事前学習(予習) | 【病院実習で行うこと】 |
授業 | 病院実習では、担当の管理栄養士の指導に従って実習を行う。 | |
事後学習(復習) | 実習で行われる内容はおおよそ次の3つに相当する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 1.患者の栄養マネジメントに関すること(栄養管理計画の立案や栄養指導など) |
授業 | 2.病院給食に関すること | |
事後学習(復習) | 3.チーム医療に関すること | |
第9週 | 事前学習(予習) | *病院で学んだことは整理して、実習ノートにまとめる。 |
授業 | ||
事後学習(復習) | 【事後の報告】 | |
第10週 | 事前学習(予習) | ・病院実習の報告およびまとめについて指定の書式で作成し提出する。 |
授業 | ・実習先へは1週間以内にお礼のお手紙を送る。 | |
事後学習(復習) | ・実習ノートはきちんと整理し、指示のあった課題等をすべてとじて提出する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ●開講の前年より、ワクチン接種、抗体価検査の準備が必須である。 ●90時間以上の病院実習(事前課題の取り組みも含む)をもって2単位とする。 ●開講の時期は、2~3月の病院が指定した期間とする(自分の好きな日程は選べない)。 ●病院と取り交わした誓約書および臨地実習Ⅱ履修に関する誓約書の記載事項を厳守すること。 ●指定の開講時期に実習できなかった場合は、基本的に来年度以降の再履修となる。 ●本科目の履修に当たっては、学生便覧に記載されている「臨地実習Ⅱ履修基準」により判断され、学科会議の議を経て決定される。 ●課題レポートは添削したうえで返却します。 |