開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 1年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
看護研究の基本的な研究プロセスと方法論を学修し、研究活動を行うにあたっての基礎的な研究能力を養う。また、看護学領域における質的研究方法論について学修する。看護研究の意義と動向、看護研究のプロセス、看護研究の倫理的配慮、系統的文献検索、論文のクリティーク(質的研究・量的研究)、研究計画書の作成、論文の書き方、学会発表の方法などの研究の基礎能力の向上を図る。また、質的研究では、特徴的な質的研究論文のクリティークを通して、質的研究の方法と論文のまとめ方について探求する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
大学・大学院にて、看護研究に関する授業及び研究における実務経験者2名が、それぞれの専門分野を基に授業内容を担当し、講義・演習を展開する科目である。 |
授業の 到達目標 |
1.看護研究の意義と動向が説明できる。 2.看護研究のプロセスが説明できる。 3.系統的文献検索ができ、キーワードを基に文献リストの作成ができる。 4.看護研究論文のクリティークができる 5.看護研究の倫理的配慮について説明できる。 6.看護研究計画書が作成できる。 7.質的看護研究の意義と方法が説明できる。 8.質的看護研究の研究プロセスが説明できる。 9.課題に関するプレゼンテーションができる。 |
学習方法 | 看護研究における知識については講義で行い、系統的文献検索やクリティーク、研究計画書の作成などは、演習で行う。特にクリティーク、研究計画書については、事前の学習課題とし、授業ではディスカッションを行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:黒田裕子著『黒田裕子の看護研究 第6版』医学書院,2970円,参考書:D.F.ポ-リット&C.T.ベック著, 近藤潤子監訳『Nursing Research』医学書院,9975円,また授業で参考資料を示します。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 40 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | 40 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | これまでの研究経験とその経験を通しての気づきや疑問を整理しておく |
授業 | ガイダンス 看護研究の意義と動向 | |
事後学習(復習) | ガイダンスを基に事故の学修計画を立案しておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | 参考文献をもとに看護研究のプロセスをまとめておく |
授業 | 看護研究のプロセス | |
事後学習(復習) | 授業を基に看護研究のプロセスを整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 興味ある研究テーマのkeywordを準備しておく |
授業 | 系統的文献検索(演習:医学中央雑誌など) | |
事後学習(復習) | 系統的文献検索方法についてまとめておく。文献リストの作成を行う | |
第4週 | 事前学習(予習) | 興味ある研究テーマのkeywordを準備しておく |
授業 | 系統的文献検索(演習:MedLine,CINAHL,PabMed,Google Scholarなど) | |
事後学習(復習) | 授業を基に系統的文献検索方法についてまとめておく。文献リストの作成を行う | |
第5週 | 事前学習(予習) | 論文クリティークの意義と方法についてまとめておく |
授業 | 論文クリティークの方法 | |
事後学習(復習) | 授業を基に論文クリティークの方法を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 研究における倫理についてまとめておく |
授業 | 看護研究における倫理的配慮 | |
事後学習(復習) | 授業を基に看護研究における倫理的配慮を整理する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 課題論文のクリティークをまとめておく |
授業 | 論文のクリティーク(質的研究) | |
事後学習(復習) | 授業を基にクリティークを修正する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 課題論文のクリティークをまとめておく |
授業 | 論文のクリティーク(量的研究) | |
事後学習(復習) | 授業を基にクリティークを修正する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 研究課題と研究デザインの関係について整理しておく |
授業 | 研究課題と研究デザイン | |
事後学習(復習) | 授業を基に研究課題と研究デザインについてまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 研究計画書の意義と内容について整理しておく |
授業 | 研究計画書とは | |
事後学習(復習) | 授業を基に研究計画書の書き方についてまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 自己の研究課題についての研究計画書を作成する |
授業 | 研究計画書の作成 | |
事後学習(復習) | 授業を基に自己の研究計画書の修正をする | |
第12週 | 事前学習(予習) | 質的研究の特徴と方法を整理しておく |
授業 | 質的研究とは | |
事後学習(復習) | 授業を基に質的研究について整理する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 質的研究のプロセスについてまとめておく |
授業 | 質的研究のプロセス | |
事後学習(復習) | 授業を基に質的研究のプロセスを整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 質的研究の文献を2つ以上読んでおく |
授業 | 質的研究の実際 | |
事後学習(復習) | 授業を基に質的研究における自己の課題を整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 論文の書き方と発表の仕方および自己の課題について、まとめる |
授業 | 論文の書き方と発表の仕方 | |
事後学習(復習) | 授業を基に自己の課題の改善点を整理する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・授業計画はあくまで予定であり、講師の都合等により変更が生じる場合があります。 ・グループワークやプレゼンテーションを重視します。積極的に取り組んで下さい。 ・1週間あたり3時間の事前・事後学習時間を確保して下さい。 |