| 科目名 | 保育実習Ⅲ(施設) |
| ナンバリング | CS_D4_02 |
| 担当者 |
大村 綾
加藤 優汰 井上 聖子 |
| 開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
| 分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
| 関連する 資格・免許 |
保育士資格 |
| 開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
| 佐賀 | 4年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
| 授業の概要 及びねらい |
保育実習Ⅰにおける経験と課題をふまえ、利用者への理解をさらに深めて、保育士として一人ひとりの利用者に応じた支援を行う、より専門的、総合的な実習である。また、子ども家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養うとともに、子育て支援に必要な能力・技術・実践力を身につける。 |
| 実務経験に 関連する 授業内容 |
保育士資格・幼稚園教諭免許を有し、約2年間保育施設で勤務した経験がある。その立場から多種多様な保育ニーズ、保育現場における実際の利用者の姿、保育者のかかわりなど現場経験を活かした具体的な指導をした上で保育実習に送り出す。 |
| 授業の 到達目標 |
1)保育実習Ⅲの意義・目的を理解し、実際の支援を中心とした実習を行うことができる。 2)一人ひとりの利用者の状況について理解し、適切な支援ができる。 3)支援計画を立案することができ、支援計画に基づいた支援ができる。 4)観察記録や実習日誌は利用者の状況について、より理解を深め対応できるよう工夫し詳細に書くことができる。 5)自らの支援について省察し、改善して次の段階につなげることができる。 6)児童福祉施設保育士として求められる資質・能力・技術について理解し、自己課題を明確化できる。 7)保育士としての責任感をもち、倫理観を確立する。 |
| 学習方法 | 施設実習10日間 |
| テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:「幼稚園教育実習」「保育実習」の手引き(西九州大学子ども学部子ども学科発行) |
| 到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
| 汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
| 態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
| 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
| 比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||
| 評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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| 定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
| 小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
| 宿題・授業外レポート | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||||
| 授業態度 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||
| 受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
| 授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||
| その他 | |||||||||||||||||||||||||
| 合計 | 100 | ||||||||||||||||||||||||
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
| 授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
| 第1週 | 事前学習(予習) | 保育実習Ⅰ(施設)の内容について振り返り、実習課題を明確にした上で目標を立てる |
| 授業 | 施設(実習施設)の概要について学ぶ(機能・役割・沿革・方針・特徴・人的環境など) | |
| 事後学習(復習) | 実習先施設の概要について事前に調べたことと体験を通して学んだことの整理をする | |
| 第2週 | 事前学習(予習) | 子どもや利用者の1日の流れを把握し、一人ひとりの子どもや利用者に対応できるよう準備する |
| 授業 | 養護全般に参加し、養護技術を習得する | |
| 事後学習(復習) | 養護全般に参加し、体験を通して学んだ養護技術について整理する | |
| 第3週 | 事前学習(予習) | 担当保育士等から事前に子どもや利用者の状況について教えを受け理解する |
| 授業 | 子ども(利用者)について理解する① 個人差に配慮し対応する | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ子どもや利用者の状況、その対応について整理する | |
| 第4週 | 事前学習(予習) | 担当保育士等から事前に子どもや利用者一人ひとりのニーズについて教えを受け理解する |
| 授業 | 子ども(利用者)について理解する② 一人ひとりのニーズを理解し対応する | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ子どもや利用者一人ひとりのニーズ、その対応について整理する | |
| 第5週 | 事前学習(予習) | 子どもや利用者の実態や環境を理解した上で支援計画を立案し、担当保育士の指導を受け何度も修正する |
| 授業 | 支援計画を立案し、実践する | |
| 事後学習(復習) | 立案、実践、省察・評価、改善を行い整理し、今後の養護に生かす | |
| 第6週 | 事前学習(予習) | 担当保育士等から事前に一人ひとりの子どもや利用者の家庭環境等について教えを受け理解する |
| 授業 | 家族とのコミュニケーションの方法を体験を通して学ぶ | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ家族とのコミュニケーションの方法について整理する | |
| 第7週 | 事前学習(予習) | 地域社会との連携等、子育て支援における施設の役割について理解する |
| 授業 | 地域社会に対する理解を深め、連携の方法について体験を通して学ぶ | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ地域社会との連携等、子育て支援について整理する | |
| 第8週 | 事前学習(予習) | 施設養護において求められる、子どもや利用者の最善の利益について調べ理解する |
| 授業 | 子ども(利用者)の最善の利益を具体化する方法について体験を通して学ぶ | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ子どもや利用者の最善の利益を具体化する方法について整理する | |
| 第9週 | 事前学習(予習) | 施設保育士としての職業倫理について、授業や過去の実習で学んだことを再度復習する |
| 授業 | 施設保育士としての職業倫理について体験を通して学ぶ | |
| 事後学習(復習) | 体験を通して学んだ施設保育士としての職業倫理について整理する | |
| 第10週 | 事前学習(予習) | 実習を通して得た問題や課題を整理し、課題を克服し実現する具体的方法を考える |
| 授業 | 実習を総括し、自己の今後の課題を明確にする | |
| 事後学習(復習) | 自らの実習を再度振り返り、課題を克服し実現できるよう今後の目標を設定する | |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
| 備考 | 実際の保育現場で、子どもや利用者とかかわりながら「施設」「保育士」の役割や職務内容、職業倫理について学びます。目的意識を明確にして真摯に学ぶ姿勢で臨んで下さい。 |