開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 2年 | 通年 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
前期は、「あすなろうⅠ(基礎)」「生活支援技術論」「看護過程論」での学びを活かし、看護専門職として求められる対象者の理解及び支援の在り方を学ぶ動機づけとし、2年次2週間の「看護過程論実習」に適応できる準備状況をつくる。後期は、地域の方々と触れ合いの機会を通して、地域と健康について学び、適切な看護援助の 実際を理解する機会とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
前期は、「看護技術の統合」として、臨地実践活動を5年以上経験してきた専任教員による看護技術の基本を、シュミレ-タ事例を設定して、状況に即した看護技術を学ばせる。 後期は、地域実践活動を長年経験した保健師の専任教員の企画により、地域住民の健康管理の仕組みを、実際の活動場面に参加させ学ばせる。 |
授業の 到達目標 |
1.グル-プワークを通して1年次に学んだ「看護学原論」「生活支援技術論」「生活支援論実習」をフィ-ドバックし、看護援助に必要な基礎知識をまとめ、授業に参加する 2.提示した事例を理解するための必要な資料を集めることができる 3.行動計画の目的を理解し、立案できる 4.事例に適した方法でバイタルサイン測定や必要な看護ケアを計画し、実践、記録できる 5.看護実践の報告ができる 6.地域フィールド演習を通して地域で生活する人々を理解し、ヘルスプロモ-ションについて学び、地域の健康課題について考察することができる。 |
学習方法 | グル-プ学習を通して、看護技術の統合、臨地実習に関連する行動計画の立案や発表、報告の演習を実施する。演習記録は、「看護過程実習」で用いる記録用紙を活用する。2.地域フィールド演習「保健福祉事業」「地域医療保健福祉環境計画」「地区踏査」を実施し、演習ごとのレポート提出する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
生活支援技術論、看護過程論の講義及び演習で用いたテキスト、配布資料 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認する |
授業 | 授業ガイダンス、学習目標、事例説明、行動計画の目的や立案の考え方を理解する | |
事後学習(復習) | 配布された資料をもとに振り返りを行う | |
第2週 | 事前学習(予習) | 事前学習課題に関連する資料を確認する |
授業 | 事例の理解を行い、行動計画が立案できる。 | |
事後学習(復習) | 講義内容を振り返り、行動計画を見直す | |
第3週 | 事前学習(予習) | 配布された事例を通読し、事例の理解に必要な学修を考える |
授業 | 事例の理解と看護実践のために必要な学修ができる | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返る | |
第4週 | 事前学習(予習) | 事例の理解に必要な学修を考える |
授業 | 事例理解と看護実践のための事前学習を充実できる | |
事後学習(復習) | 学習内容を深める | |
第5週 | 事前学習(予習) | 行動計画の復習をする |
授業 | 立案した行動計画の修正ができ、発表準備ができる | |
事後学習(復習) | 発表後の指導内容を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 行動計画の目的や書き方を見直す |
授業 | 発表後の指導を生かして行動計画の修正をする | |
事後学習(復習) | 行動計画の目的立案方法を確認する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 報告に関する既習学習を見直す |
授業 | 報告の目的、方法を理解できる | |
事後学習(復習) | 報告の方法を復習する | |
第8週 | 事前学習(予習) | バイタルサイン測定、観察の計画を立案する |
授業 | 事例の観察結果を報告をすることができる | |
事後学習(復習) | 報告の方法を復習する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 既習のフローシート、実践記録の記載を確認できる |
授業 | 実践記録とは何かを理解し、事例を用いた観察結果を記載できる | |
事後学習(復習) | 実践記録、フローシートを記載を確認する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 報告の講義内容、演習内容を見直す |
授業 | バイタルサイン測定、観察結果をフローシート、実践記録に記載できる | |
事後学習(復習) | 報告の方法を再確認する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 報告の講義内容、演習内容を見直す |
授業 | 事例の観察結果を報告でき、指導を受け止めることができる | |
事後学習(復習) | 報告の方法を再確認する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 記録の保管方法、個人情報保護について復習する |
授業 | 指紋認証USBを用いた実習記録について理解し、保管ができる | |
事後学習(復習) | 指紋認証USBの理解、保管について復習する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 事例に必要な援助の方法を検討し、計画して持参する |
授業 | 実習で行う援助技術を学生間で実施する | |
事後学習(復習) | 学生間の意見をもとに援助方法を修正する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 事例に必要な援助の方法を検討し、計画して持参する |
授業 | 援助を行い、その実際の中での気づきを話し合う | |
事後学習(復習) | 援助方法を修正する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 演習での学び、課題を考える |
授業 | 演習を振り返り、自己の課題やその解決方法を明らかにすることができる | |
事後学習(復習) | 自己の課題の課題解決方法を考える | |
第16週 | 事前学習(予習) | 後期シラバスを確認しておく |
授業 | あすなろうⅡ(地域課題)の進め方の説明と人々の暮らしに関する地域計画説明 | |
事後学習(復習) | 担当する保健事業についてワークシートを完成させる | |
第17週 | 事前学習(予習) | 小城市又は佐賀県の健康や人々の暮らしに関する計画を読んでおく |
授業 | 市又は県の健康や人々の暮らしに関する各種計画についての事前学習、インタビュー内容の検討 | |
事後学習(復習) | 訪問する部署、計画内容、質問内容を整理しておく | |
第18週 | 事前学習(予習) | 実習を行う行政機関への交通手段や必要物品について確認する |
授業 | 市又は県の健康や人々の暮らしに関する各種計画についてのインタビューの実施小城市における保健・介護予防事業への参加見学、インタビューの実施 | |
事後学習(復習) | 演習した内容を振り返り記録をまとめる | |
第19週 | 事前学習(予習) | 実習を行う行政機関への交通手段や必要物品について確認する |
授業 | 市又は県の健康や人々の暮らしに関する各種計画についてのインタビューの実施 | |
事後学習(復習) | 演習した内容を振り返り記録をまとめる | |
第20週 | 事前学習(予習) | 担当した計画及びインタビュー内容を記録したワークシートを確認しておく |
授業 | 市又は県の健康や人々の暮らしに関する各種計画についてのインタビューの実施計画について内容を記録・整理して記入する | |
事後学習(復習) | インタビュー内容を整理し、計画を熟読する | |
第21週 | 事前学習(予習) | 計画について深く学習し、インタビュー内容を整理しておく |
授業 | 各種計画及びインタビュー結果をグループで話し合いながらまとめる | |
事後学習(復習) | インタビュー内容を記録・整理し、まとめて記入する | |
第22週 | 事前学習(予習) | インタビュー記録を整理しておく |
授業 | 計画学習において学んだことを発表し、情報を共有する | |
事後学習(復習) | 計画学習に関するワークシートを完成し、レポートを作成する | |
第23週 | 事前学習(予習) | 地域における各種事業について小城市のホームページで確認しておく |
授業 | 地域における保健福祉事業について講義し、担当する保健事業について調べる | |
事後学習(復習) | 地域における各種事業及び発達段階のデータをワークシートに沿って整理する | |
第24週 | 事前学習(予習) | 担当す恵右保健事業について小城市の資料を集めておく |
授業 | 担当する事業について発表できるように資料を整理し、発表資料を作成する | |
事後学習(復習) | 発表を担当する事業について配布資料と発表資料を作成する | |
第25週 | 事前学習(予習) | 発表に向けて練習し時間を確認しておく |
授業 | 地域における各種事業について、発表するとともに他の事業を聴取する | |
事後学習(復習) | 保健事業に関す恵右ワークシートとレポートを作成する | |
第26週 | 事前学習(予習) | 踏査する地区を事前に調べ、コース及びインタビュー内容を確認する |
授業 | 地区踏査の意義と実施に向けての説明及び事前計画・住民へのインタビュー内容を検討する | |
事後学習(復習) | 踏査する地域のハザードマップを確認し、避難所を調べておく | |
第27週 | 事前学習(予習) | 地域踏査の結果をまとめから地域課題を検討しておく |
授業 | 地域診断のための地域踏査の実施する | |
事後学習(復習) | 地区踏査及び地域課題をまとめ記録しレポートを作成する | |
第28週 | 事前学習(予習) | 実習を行った事業について法律や文献を確認しておく |
授業 | 地域診断のための地域踏査の実施する | |
事後学習(復習) | 地区踏査のワークシートを記入し、発表する内容を検討しておく | |
第29週 | 事前学習(予習) | 地域で学んだ内容資料をまとめておく |
授業 | 地区踏査の結果をまとめ、グループで地域課題を検討し発表できるよう資料を作成する | |
事後学習(復習) | 発表会に向けて資料を整え練習する。地区踏査に関するレポートを作成する | |
第30週 | 事前学習(予習) | あすなろうⅡで学んだ内容の資料をすべて読んでおく |
授業 | 地域における健康課題について学んだことを発表する | |
事後学習(復習) | 体験をまとめ最終レポートを提出する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 ・積極的に計画に参加し、参加した経験をレポ-トを通して報告でき、意見交換できる能力を身に付ける心構えを持つ。 ・提出課題とワークシートについては、内容を確認したのちに解説を加えて返却します。 |