宮原 洋八 (MIYABARA HIROYA) 男性 1962年生まれ
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2022/10/13 更新
プロフィール
学歴
平成 8年 4月 東北大学大学院医学系研究科修士課程入学 |
平成10年 3月 東北大学大学院医学系研究科修士課程修了修士(障害科学) |
平成19年 4月 鹿屋体育大学大学院体育学科研究生入学 |
平成20年 3月 鹿屋体育大学大学院体育学科研究生修了)博士(体育学) |
職歴
昭和61年 4月 西淀病院理学療法科 理学療法士 (昭和63年 7月まで) |
昭和63年 9月 奄美中央病院理学療法科 理学療法士 (平成 3年 7月まで) |
平成 4年 4月 大島郡医師会病院理学療法科 理学療法士 (平成 8年 3月まで) |
平成10年10月 笠利町国保診療所理学療法科 理学療法士 (平成21年 3月まで) |
平成21年 4月 つくば国際大学医療保健学部リハビリテーション学科 准教授 (平成23年 3月まで) |
平成23年 4月 西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科 教授 (現在に至る) |
平成25年 4月 西九州大学大学院生活支援科学研究科 教授 (現在に至る) |
専門分野
老年期理学療法学 健康疫学 |
研究テーマ
地域高齢者の健康度調査 加速度計を用いた歩行解析 地域高齢者の認知機能と関連要因調査 |
共同研究
【 実績 】 | 空気式体重免荷トレッドミルの歩行解析 地域高齢者の認知機能と運動、ストレス、ライフスタイルとの関連 |
【 希望 】 | 空気式体重免荷トレッドミルの歩行解析(疾患別) 地域高齢者の認知機能とAGEsとの関連 |
所属学会
日本理学療法士協会 日本体力医学会 |
学会・社会活動
平成 8年 4月 日本理学療法士協会会員 (現在に至る) |
平成12年 4月 日本体力医学会会員 (現在に至る) |
学会賞等
研究者からの一言アピール
大学院生募集 |
オフィスアワー
時間:水曜日13:00~15:00 場所:7号館 5階 研究室 |
教育・研究業績一覧
著書・論文等
【著書】
高齢者障害の理学療法平成21年6月 P1~153
2009/06 本 単著 大学教育出版
【学術論文】
ウォーキングイベント参加者における生活習慣と血管老化度,糖化最終産物との比較検討
2021/02 共著 理学療法さが 7巻(1)
【概要】〔目的〕2種類の測定機器を用いて血管老化度,糖化最終産物を測定し,生活習慣によって測定値に違いがあるかを比較検討した。〔対象〕ウォーキングイベントに参加した住民71名が対象であった(平均年齢46.2歳)。〔方法〕性別,年齢,生活習慣を尋ねた。APG,AGES機器を用いて血管老化度や糖化最終産物を測定した。〔結果〕血管老化度と性別では,男性群が女性群より有意に高値であった。また血管老化度と年代では若年群より中年群や高年群,中年群より高年群が有意に高値であった。糖化最終産物では性,年代,生活習慣のすべての項目で有意差がなかった。〔結論〕血管老化度,糖化最終産物ともに生活習慣のすべての項目で有意差が見られなかった。その理由として血管老化度,糖化最終産物といった精度や信頼性を検証するためには検査項目が不足していることが考えられた。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】押川武志,松谷信也 ,小浦誠吾,岸川由紀,山口裕嗣
【学術論文】
地域在住高齢者における最大歩行速度と身体組成,運動機能,精神機能との関連
2020/06 共著 西九州大学リハビリテーション研究 13巻P.33-37
【概要】 高齢者の最大歩行速度と身体組成,運動機能,精神機能との関連を検討すること。地域在住の高齢者男性23人,女性86人を対象に筋肉量,体脂肪率,骨密度,握力,長座体前屈,開眼片足立ち,CS30,TUG,最大歩行速度,膝伸展力,TMT-A,MMSE,GDSS,FRIを測定し最大歩行速度と身体組成,運動機能,精神機能との関連を検討した。最大歩行速度と測定項目間の相関で有意であった領域は年齢(r=-0.37),身長r=0.33),筋肉量(r=0.26),体脂肪率(r=-0.20),骨密度(r=0.22),握力(r=0.33),長座体前屈(r=0.34),開眼片足立ち(r=0.21),CS30(r=0.21),TUG(r=0.21),膝伸展力(r=-0.19),FRI(r=-0.36)であった。高歩行速度を従属変数とするロジスチィック回帰分析ではTMT-A,MMSE ,FRIが関連した(p<0.05) 。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】八谷瑞紀 岸川由紀 久保温子 大田尾浩
【学術論文】
地域在住高齢者における糖化ストレスと世代間交流,社会的属性との関連
2020/06 共著 西九州大学リハビリテーション研究 13巻p.47-49
【概要】佐賀県吉野ヶ里在住の高齢者24人の糖化ストレスマーカーであるAGEsを測定し,社会的属性,生活上の質問項目や世代間交流との関連を試みた。ストレスや悩みのある人がどちらも35%であった。
男性群(0.57)が女性群(0.44)よりAGEsが有意に高かった(p=0.003)。新聞を読む群(0.48)が読まない群(0.35)よりAGEsが有意に高かった(p=0.03)。 AGEsと世代間交流の比較においては,交流前(0.47)が交流後(0.44)よりAGEsが下がったが有意ではなかった(p=0.11)。
男性群(0.57)が女性群(0.44)よりAGEsが有意に高かった(p=0.003)。新聞を読む群(0.48)が読まない群(0.35)よりAGEsが有意に高かった(p=0.03)。 AGEsと世代間交流の比較においては,交流前(0.47)が交流後(0.44)よりAGEsが下がったが有意ではなかった(p=0.11)。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】小松洋平 藤原和彦 岸川由紀 児島百合子 熊川景子 安田みどり
【学術論文】
地域在住高齢者における認知機能,ストループ検査の検討
2020/06 共著 西九州大学リハビリテーション研究 13巻P.51-53
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】小松洋平 藤原和彦 岸川由紀 児島百合子 熊川景子 安田みどり
【学術論文】
地域高齢者における参加活動とストループ検査,認知機能との 関連
2020/06 共著 西九州大学リハビリテーション研究 13巻p.55-57
【概要】本研究は,65歳以上の高齢者を対象に,参加活動とストループ検査やMMSEとの関連をみることを目的とした。その結果,参加活動多群は参加活動少群より注意力といった認知機能が高いということが示された。個別的には身体活動と文化活動において情報処理速度といった認知機能と関連が見られた。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】小松洋平 藤原和彦 岸川由紀 児島百合子 熊川景子 安田みどり
【学術論文】
高校生における唾液アミラーゼ活性値と運動機能,筋厚,収縮期血圧・脈拍との関連
2020/04 共著 理学療法さが 6巻1号P.47-50
【概要】高校生33人の運動機能,筋厚,収縮期血圧・脈拍とsAMYとの関連を測定した。本研究の質問調査の結果,ストレス感,疲労感がある人が全体の3割あった。朝日らが,専門学校生164人(男性36人,女性128人:年齢20.4歳±3.0歳)を対象に疲労・ストレス感に関するアンケートを実施した結果,疲労を感じていると回答したのは84%,ストレスを感じているのは63%であった。専門学校生は全体の76%がアルバイトをし,平均睡眠時間が5.6時間であった。本研究は睡眠,体調も良好であったため疲労・ストレスを感じた人の割合が低かったと推察される。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】 岸川由紀 古後晴基
【学術論文】
地域女性高齢者の外出頻度と精神,運動機能との関連
2019/05 共著 西九州リハビリテーション研究 Vol12.35-37
【概要】本研究は地域女性高齢者の外出頻度と精神,運動機能との関連を明らかにすることを目的に,横断研究を行った。対象者は65歳以上の女性29人であった。調査内容は,基本属性(年齢,身長,体重,BMI),既往歴(有・無),転倒歴(有・無),外出頻度を聴取した。
精神機能に関してMini-Mental State Examination(以下,MMSEと略す)とGeriatric Depression Scale(以下,GDSと略す)を用いた。対象者の属性において,平均年齢は84.6歳と超高齢者集団であった。外出頻度を「週1回以下」群に比べた「週2回以上」群の特徴を記述するとMMSEでは「24点以上」群が14人,GDS「5点以下」が14人,転倒歴「無」群が13人,歩行速度「0.8m/s以上」群が15人と度数が大きかった。しかしχ2検定の結果は,いずれも有意な関連はなかった。対応のないt検定の結果においては,外出頻度「週1回以下」群が「週2回以上」群よりもGDS得点が有意に高かった。
精神機能に関してMini-Mental State Examination(以下,MMSEと略す)とGeriatric Depression Scale(以下,GDSと略す)を用いた。対象者の属性において,平均年齢は84.6歳と超高齢者集団であった。外出頻度を「週1回以下」群に比べた「週2回以上」群の特徴を記述するとMMSEでは「24点以上」群が14人,GDS「5点以下」が14人,転倒歴「無」群が13人,歩行速度「0.8m/s以上」群が15人と度数が大きかった。しかしχ2検定の結果は,いずれも有意な関連はなかった。対応のないt検定の結果においては,外出頻度「週1回以下」群が「週2回以上」群よりもGDS得点が有意に高かった。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】八谷瑞紀、上城憲司、岸川由紀、小松洋平、藤原和彦、熊川景子、安田みどり
【学術論文】
地域在住高齢者の健康度と社会活動実態調査
2019/05 共著 西九州リハビリテーション研究 Vol.12 39-41
【概要】佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会の呼びかけで参加した65歳以上の男女22人が対象であった(平均年齢79.1歳)。 基本属性は年齢,性別,家族構成,教育歴,仕事の有無,主観的健康感を聴取した。社会的ネットワーク(友人数,組織参加,支え合い)については事前に配布した質問紙表から該当する数にチェックしもらい点数化した。それぞれ30点,7点,4点満点で点数が多いほどつながりが大きい。対象者を性別に分類すると男性の割合が3割で,前期高齢者の割合が2割弱であった。家族構成は2人暮らしが約7割いた。教育歴は義務教育以上(13年以上)が全体の86%いた。仕事をしている人の割合は36%であった。
基本属性におけるカテゴリー別と社会的ネットワーク,STAIを比較した結果を表2に示す。有意差があった項目は,なかった。 STAIと基本属性,主観的健康感,社会的ネットワーク間の関連において A-Traitと組織参加数で,有意な相関があった。
基本属性におけるカテゴリー別と社会的ネットワーク,STAIを比較した結果を表2に示す。有意差があった項目は,なかった。 STAIと基本属性,主観的健康感,社会的ネットワーク間の関連において A-Traitと組織参加数で,有意な相関があった。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】小松洋平 藤原和彦 岸川由紀 児島百合子 熊川景子 安田みどり
【学術論文】
地域在住高齢者における酸化ストレス度,抗酸化力と社会活動との関連
2019/05 共著 西九州リハビリテーション研究12巻 31-33 Vol12.31-33
【概要】 本研究は地域高齢者の酸化ストレス度,抗酸化力と社会活動との関連する要因を明らかにすることを目的とした。佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会の呼びかけで参加した65歳以上の男女22人が対象であった(平均年齢79.1歳)。 年齢,性別,家族構成,教育歴,仕事の有無,主観的健康感を聴取した。酸化ストレス度,抗酸化力の測定は,フリーラジカル評価装置(F.R.E.E.:Free Radical Elective Evaluator,株式会社ウイスマー)を使用した。対象者を性別に分類すると男性の割合が3割で,前期高齢者の割合が2割弱であった。家族構成は2人暮らしが68.2%いた。教育歴は義務教育以上(13年以上)が全体の86.4%いた。仕事をしている人の割合は36.4%であった。基本属性におけるカテゴリー別と社会的ネットワーク,酸化ストレス度,抗酸化力を比較した結果,有意差があった項目は,なかった。 酸化ストレス度,抗酸化力と基本属性,社会的ネットワーク間の関連では,抗酸化力と仕事で,負の相関があった。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】小松洋平 藤原和彦 岸川由紀 児島百合子 熊川景子 安田みどり
【学術論文】
地域在住高齢者における健康関連QOLの検討
2018/07 共著 西九州リハビリテーション研究 11巻p.29-30
【概要】佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会の呼びかけで参加した65歳以上の男女28人が対象であった(平均年齢78.7歳)。これによると性別は男性と女性の割合が約3対7で,年齢の平均は男女とも後期高齢者であった。
SF-8の各領域と山古志地区の比較では、日常精神的役割(RE)得点と精神的サマリーにおいて吉野ヶ里町が山古志地区よりも有意に高かった。
SF-8の各領域と山古志地区の比較では、日常精神的役割(RE)得点と精神的サマリーにおいて吉野ヶ里町が山古志地区よりも有意に高かった。
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、小松洋平、 藤原和彦、 岸川由紀、 児島百合子、 熊川景子、 安田みどりリ
【学術論文】
地域在住高齢者における認知機能,運動機能,主観的健康感,QOL, 社会的属性間との関連
2018/07 共著 西九州リハビリテーション研究 11巻p.11-14
【概要】高齢者の認知機能,運動機能,社会的属性間の関連を検討することを目的とした佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会の呼びかけで参加した65歳以上の男女28人が対象であった(平均年齢78.7歳)。対象者を性別に分類すると男性の割合が3割もなく,前期高齢者の割合が2割弱であった。性別において男性群と女性群で有意差があった項目は,BMI,握力,膝伸展力であった。 年代において前期高齢群と後期高齢群で有意差があった項目は,握力,膝伸展力であった。 主観的健康感において良好群と不良群で有意差があった項目は,QOLであった。高齢者における主観的健康感とQOLに関連があることがわかった。
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、小松洋平、藤原和彦、岸川由紀、児島百合子、 熊川景子、コ 安田みどり
【学術論文】
虚弱高齢者のエネルギー変換率における検者内信頼性の検討
2018/02 共著 理学療法さが 4巻p.37-39
【概要】通所リハビリテーションを利用し,日常生活で屋内歩行が自立している,要支援ならびに要介護1の26名を対象とした。エネルギーの変換率には,Cappozzoらの計算式を用いた。前後,左右,垂直方向の加速度から運動エネルギー,位置エネルギー,外的仕事を求め% recoveryを算出した。
前後,左右,垂直方向の加速度から算出した1回目と2回目の% recoveryに,級内相関係数(Intraclass correlation coefficients;ICCs)を用いて統計解析した。解析ソフトにはssps18.0を用いた。
ICCsは0.80であった。
前後,左右,垂直方向の加速度から算出した1回目と2回目の% recoveryに,級内相関係数(Intraclass correlation coefficients;ICCs)を用いて統計解析した。解析ソフトにはssps18.0を用いた。
ICCsは0.80であった。
【宮原洋八】全文執筆
【共著者】宮原洋八、楠 政和、深堀辰彦
【学術論文】
地域在住高齢者における認知機と運動・生活・精神機能との関連
2018/01 共著 体育の科学 68巻p.69-74
【概要】本研究は,地(知)の拠点整備事業として進めている認知機能調査(以下,調査と略す)で,佐賀県自治体の呼びかけで参加した65歳以上の高齢者698人が対象であった.対象者を性別に分類すると男性の割合が3割に満たなかった。教育は男女ともに9年以上の割合が8割もあった.
男性において正常群とMCI群で有意差があった項目は,年齢,教育歴,TMT-A, 10m最速歩行時間であった. 女性において正常群とMCI群で有意差があった項目は,開眼LNG以外であった.
認知機能と運動・生活・精神機能との関連重回帰分析(ステップワイズ法)を実施した結果,男性は年齢が女性では閉眼LNGが説明変数として採用された.
男性において正常群とMCI群で有意差があった項目は,年齢,教育歴,TMT-A, 10m最速歩行時間であった. 女性において正常群とMCI群で有意差があった項目は,開眼LNG以外であった.
認知機能と運動・生活・精神機能との関連重回帰分析(ステップワイズ法)を実施した結果,男性は年齢が女性では閉眼LNGが説明変数として採用された.
【宮原 洋八】全文執筆
宮原 洋八、上城 憲司、 井上 忠俊、田中 純子、
藤原 和彦、大田尾 浩、 納戸 美佐子、 中村 貴志
藤原 和彦、大田尾 浩、 納戸 美佐子、 中村 貴志
【学術論文】
地域在住高齢者における認知機能調査
2017/07 原著 共著 厚生の指標 64巻p1-4
【学術論文】
地域高齢者のライフスタイルと認知機能との関連
2017/07 共著 西九州リハビリテーション研究 10巻p.25-28
【概要】佐賀県3町自治体の呼びかけで参加した65歳以上の女性128人(平均年齢: 女性80.1±7.8歳)が対象であった。ライフスタイル全項目の通過率(「はい」という回答の比率)では,「ボランティアに参加しますか」が26.6%で最も低かった。次いで「何か挑戦挑戦することがありますか」が47.7%,「美化活動(河川,浜)に参加しますか」が52.3%と低かった。反対に通過率が高かったのは,「健康診断」89.1%,「明るく考える」85.9%,「草取り」85.9%の順であった 。調査した項目のうち,家族構成や転倒歴によって分けても,群間にライフスタイル得点に有意差は認められなかった(p=0.09~0.97)(表2)。一方,年齢では,後期高齢群の社会的,心理的ライフスタイル得点が前期高齢群より有意に低い値を示した(p<0.01)。
ライフスタイル3尺度と老研式指標3尺度の偏相関では,すべての項目間に有意な相関がみられ(p=0.05~0.01) 。すなわち,ライフスタイル得点が高いほど生活機能が高い傾向があった。
ライフスタイル3尺度と老研式指標3尺度の偏相関では,すべての項目間に有意な相関がみられ(p=0.05~0.01) 。すなわち,ライフスタイル得点が高いほど生活機能が高い傾向があった。
【宮原 洋八】全文執筆
宮原 洋八、上城 憲司、井上 忠俊、
田中 純子、納戸 美佐子、 中村 貴志
田中 純子、納戸 美佐子、 中村 貴志
【学術論文】
地域在住高齢者における認知機能調査の実態
2017/07 共著 西九州リハビリテーション研究 10巻p.21-248
【概要】佐賀県O市自治体の呼びかけで参加した65歳以上の女性102人が対象であった(平均年齢83.6歳).性別では男性において,年齢では65-69歳, 70-74歳が極端に少なかった。MMSE11項目の各正答率を表2に示す。ほとんどの項目が80~90%代の正答であったが,想起力と文章作成力で60%代と低かった。年齢階級により満点をとった者とそうでない者との割合において有意に差が認められた項目は,注意力と想起力であった(p<0.05)。
教育年数の違いにより満点をとった者とそうでない者との割合において有意に差が認められた項目は,復唱と図形模写能力であった(p<0.05)。24~26点のmild cognitive impairment:以下MCI) MCI群の割合が23.5%と多かった。
教育年数の違いにより満点をとった者とそうでない者との割合において有意に差が認められた項目は,復唱と図形模写能力であった(p<0.05)。24~26点のmild cognitive impairment:以下MCI) MCI群の割合が23.5%と多かった。
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、上城憲司、 大田尾 浩、藤原和彦、 小松洋平
【学術論文】
地域高齢者の要介護度と筋力との関連
2017/02 単著 理学療法さが 3巻p.1-5
【概要】地域高齢の初期調査時の筋力が6年後の要介護度との関連を検討することを目的とした。2006年A市保健センターにおいて健康診断を受けた60歳以上の住民211名の内,要支援・要介護者を除いた165名である(71.5±28.5歳,男性47名,女性118名) 。追跡時の各転帰における握力の比較では要介護1・2群,要介護3・4・5群が自立群よりそれぞれ有意に減少した。膝伸展力の比較では要介護3・4・5群が自立群より有意に減少した)。先行研究の値を考慮すると,握力が20kg,膝伸展力が12kgを下回ると要介護になることが推察された。筋力は要介護度について評価が可能であることが示唆された。
【学術論文】
加速度センサーによる要支援認定患者の歩行機能評価の有効性
2016/11 共著 理学療法 33巻(11)p.1041-1044
【概要】要支援認定患者の歩行分析に加速度計を用いて測定し歩行パラメーター(1歩行周期・歩幅・歩行率)との関連を検討すること.通所リハビリテーションを利用し,日常生活で屋内歩行が自立している,要支援認定患者26名.対象者の第3腰椎棘突起部付近に加速度計を装着し,体幹加速度波形から1歩行周期を選択し,側方,垂直,前後の各々最大値と最小値の差(最大振幅値)を算出した.加速度最大振幅値(側方・垂直・前後)と歩行速度,1歩行周期,歩幅,歩行率との関連を検討した.加速度最大振幅値(側方・垂直・前後)と歩行パラメーターとの関連では,加速度最大振幅値(側方)と歩行速度,加速度最大振幅値(垂直)と歩行速度,歩幅が,加速度最大振幅値(前後)では歩行速度,1歩行周期,歩幅とにおいて有意な相関が認めた. 加速度最大振幅値と歩行速度は全ての方向(側方・垂直・前後)で関連を示し,加速度最大振幅値は歩行速度を捉えやすいことが示唆された.
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、楠正和、深堀辰彦
【学術論文】
三次元動作解析装置の精度についての検討
2016/07 単著 西九州リハビリテーション研究 9巻p.19-21
【概要】 測定機器は,VICON370(Oxford Metrics社製),遠赤外線カメラ4台,キャリブレーションユニット1台,DIFF変換ソフトウェアを使用した。始めに,高さ180㎝,幅70㎝のボードに反射マーカー(直径2.5㎝)を床より20㎝,70㎝,120㎝,170㎝の位置に幅50㎝間隔で2個づつ計8個取り付けた。対象物が高さの違いによる2点間距離の誤差の影響を見るために計測した。次に対象物が静止した位置でのばらつきの程度をみるために計測した。また,長さ48㎝のゴニオメーターを高さ106㎝のボードの上縁中央に取り付けた。反射マーカーをゴニオメーターの中心と各アームの先端に1個づつ付けた。反射マーカーにより作られた角度(30度~330度)の違いによる誤差の影響を見るために計測した。最後にT-caneに幅50㎝間隔で2個の反射マーカーを取り付けた。T-caneを下から上へ動かした時の2点間距離の誤差の影響を見るために計測した。三次元動作解析装置による計測回数はすべて3回行い,計測時間は5秒間,サンプリング周波数は120Hzとした。
【学術論文】
奄美における高血圧,高コレステロール,高血糖,肥満者の割合と生活習慣行動の 実態について
2016/07 共著 西九州リハビリテーション研究 9巻p.27-29
【概要】 対象者は,平成12年6月に鹿児島県奄美市笠利保健センターにおいて基本健康診断を受けた40歳以上の受診者(40歳以上の人口4716人の内689人が受診)である。
高血圧の有所見率は,男性では加齢にしたがって増し,女性では60歳代が高かった。高コレステロール,高血糖は男性では50歳代,女性では60歳代が高かった.肥満は男性では40歳代,女性では60歳代が高かった。
平成12年の笠利町,鹿児島県,沖縄県の健診における各項目の高値者の割合について表に示した。全ての項目で笠利町の有所見率が他の2県よりも高かった。
高血圧の有所見率は,男性では加齢にしたがって増し,女性では60歳代が高かった。高コレステロール,高血糖は男性では50歳代,女性では60歳代が高かった.肥満は男性では40歳代,女性では60歳代が高かった。
平成12年の笠利町,鹿児島県,沖縄県の健診における各項目の高値者の割合について表に示した。全ての項目で笠利町の有所見率が他の2県よりも高かった。
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、長尾哲男
【学術論文】
地域住民における体力とバランス機能との関連
2016/07 共著 西九州リハビリテーション研究 9巻p.23-25
【概要】調査の対象者は,笠利町に居住する住民のうち2006年12月に町主催(毎年広報に掲載し呼びかける)の体力測定に参加した者で, 小・中学生14名を除く男女87名(22歳~89歳)である。t検定の結果,体格・体力すべての測定値において青壮年群が高年群よりも有意に大きかった。
青壮年群では年齢は,身長,握力, 閉眼片足立ち,最大歩行速度,肺活量と有意な負の相関を示した。高年群では年齢は,体重,握力,最大歩行速度,肺活量と有意な負の相関を示した。.FRは両年代とも全ての項目と相関関係を認めなかった。
青壮年群では年齢は,身長,握力, 閉眼片足立ち,最大歩行速度,肺活量と有意な負の相関を示した。高年群では年齢は,体重,握力,最大歩行速度,肺活量と有意な負の相関を示した。.FRは両年代とも全ての項目と相関関係を認めなかった。
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、大田尾浩
【学術論文】
地域高齢者におけるライフスタイルと生活機能・社会的属性要因等との関連
2016/05 共著 厚生の指標 63巻(5)p.35-39
【学術論文】
高齢者健康度調査参加者のライフスタイルと運動能力,生活機能,社会的属性間との関連
2016/04 共著 保健の科学 58巻(4)p.281-285
【概要】本研究は,地(知)の拠点整備事業の一部として進めている高齢者健康度調査で,佐賀県O市自治体の呼びかけで参加した65歳以上の女性43人が対象であった(平均年齢78.2歳).ライフスタイルと基本的属性,体格指標,運動能力ならびに生活機能との関連をみるために, ライフスタイル総得点の中央値である16点以上を「良好群」,16点以下を「非良好群」の2群に分け,各群間の比較を行った.体重,握力および生活機能においてライフスタイル「非良好群」が「良好群」よりも有意に低かった .
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、楠正和、深堀辰彦、古後晴基、 小松洋平、大田尾浩、 久保温子、田中真一、上城憲司、 溝田勝彦
【学術論文】
介護予防教室参加者の運動機能,生活機能に及ぼす運動介入の影響
2015/05 共著 体育の科学 65巻(1)p.73-77
【概要】対象者は,2007年-2012年の佐賀県吉野ヶ里町社会福祉協議会が主催した一次予防事業「元気づくり高齢者教室」(以下,教室)に参加した65歳以上の255名であった.この6年間の期間で運動機能,生活機能テストと運動介入前後に全ての測定項目を完了した239名を対象者とした.性,年齢,老研式活動能力指標(以下, 老研式指標)を質問紙にて聴取した.形態(身長,体重,Body Mass Index(BMI)),筋力(握力,膝伸展力,足背屈力),バランス(Functional reach(FR), Timed up and go test(TUG),閉眼・開眼片足立ち),柔軟性(長座体前屈),歩行能力(最大歩行速度,最大歩幅)を測定した.教室で実施された運動内容はストレッチ体操(10分), エルゴメータ(10分), マシントレーニング(5分交代×機器4種:レッグプレスレッグ,エクステンション,ローイング,ヒップアブダクション,20~30分間,回数およびセット数は10~20回,1~2セット)からなり,週1回を3カ月間実施する.運動指導は,西九州大学の教員(理学療法士,作業療法)4名が行った. 老研式指標では,身長,体重,BMI,握力,膝伸展力と性の間に有意な主効果が認められた. 教室前室後では,膝伸展力,TUG,開眼片足立ち,最大歩行速度,最大歩幅と教室条件の間に有意な主効果が認められた.性では,握力,膝伸展力,FR,最大歩幅の間に有意な主効果が認められた.なお,交互作用は認められなかった.
【宮原洋八】全文執筆
宮原洋八、長住達樹、小松洋平、藤原和彦、田中真一、大田尾浩、田平隆行、上城憲司
【学術論文】
大学生における体力と生活習慣との関連
2015/03 単著 西九州リハビリテーション研究 8巻 p.15-18
【概要】本研究の目的は、大学生の日常生活における体力レベルと運動状況、生活習慣との関連を明らかにすることである。N大学において科目「老年期理学療法学」を受講した3・4年生140人を本研究の対象とした。調査項目は、性別、身長、体重、BMI、運動習慣(週2回以上30分の運動/週1回以下)、通学(徒歩・自転車/バス・車)、睡眠時間朝食摂取(摂取する/摂取しない)を質問紙にて聴取した。体力は握力、閉眼片足立ち、長座体前屈、最大歩行速度(maximum walking speed:MWS)、肺活量を測定した。体格・体力(長座体前屈以外)は、男子が女子より有意に高値を示した。握力、長座体前屈、肺活量は、週2回以上30分の運動をしている群が週1回以下の群より有意に高値を示した。体力総合点は、徒歩・自転車で通学をしている群がバス・車で通学をしている群より有意に高値を示した。
【学術論文】
野球の投球速度に影響をもたらす体力因子
2014/03 単著 西九州リハビリテーション研究 7巻 p.23-25
【概要】本研究は,投球速度と体力との関連性を明らかにすることを目的とした。方法:2012年N大学PT科3~4年生20名を対象に,投球速度、体格,体力測定を行った。結果:野球経験者と未経験者との検討では,MWSと球速で有意差が認められた。また投球速度と体力は,長座体前屈(0.46)と50m走(-0.53)に有意な相関があった。結論: 投球速度と柔軟性,瞬発力は,密接に関連することが示唆された。
研究シーズ
【研究テーマ】 地域高齢者における認知機能の関連要因
【研究分野】
【研究キーワード】
【研究概要】
【共同研究可能なテーマ】
【研究テーマ】 地域高齢者における認知機能と関連要因
【研究分野】 地域高齢者、疫学、サクセスフル・エイジング
【研究キーワード】 地域高齢者、認知機能、ライフスイタル
【研究概要】 認知機能の加齢における個人差を検討しその仕組みを解明することは, 高齢者のサクセスフル・エイジング(Successful Aging)に寄与すると考えられる。高齢者が出現する要因を探る研究はさまざまな分野で実施されているが、ライフスタイルと高齢者の認知機能との関連を検討する研究が注目されている。本研究では、地域高齢者を対象にライフスタイル調査(認知機能・Quality of life:QOL・栄養)を行うことで認知機能と諸要因の関連を明らかにすることで,サクセスフル・エイジングに対する介入研究の基礎資料とすることを目的とした。
【共同研究可能なテーマ】 疫学調査
【研究テーマ】 疾患別の加速度計歩行解析
【研究分野】 リハビリテーション学
【研究キーワード】 加速度 歩行解析
【研究概要】 小型加速度計を用いた歩行評価の中で歩行に係る力学系から動的システムの状態の時間発展をリヤプノフ指数により定量化することにより,歩行の動的安定性を評価する
【共同研究可能なテーマ】
特許・発明
担当科目シラバス
問い合わせ先
西九州大学グループ
※ 健康栄養学部・健康福祉学部・リハビリテーション学部に関しては
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
Tel. 0952-37-0249
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※ 子ども学部・短期大学部に関しては
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