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横田 聡ヨコタ サトシ (Yokota Satoshi) 男性 1960年生まれ
所属子ども学科
准教授
写真
2023/05/25 更新

プロフィール

学歴
平成18年 3月 北九州市立大学大学院人間文化研究科修士課程(人間関係学)修了
平成18年 3月 人間関係学位(人間文化専攻)
職歴
専門分野
特別支援教育、肢体不自児教育、自立活動、重度重複障がい児の心理・病理・生理、障がい児の心理・病理・生理、臨床動作法、自閉症スペクトラム等発達障がい、コミュニケーション行動、家族支援、重度運動障がい児の摂食・呼吸・姿勢 進行性の疾患のある子の理解・支援
研究テーマ
重症心身障がい児の経年変化に対応した支援
自閉症スペクトラム児の心理と病理
自閉症スペクトラム児の感覚特性と価値行動との関係
医療・教育・福祉・地域連携
育児環境と子どもの発達
ライフスパンディス・オーダーとして発達障がい児の理解と支援(多職種連携)
ASDの特性としての感覚知覚過敏の理解とその対応
共同研究
【 実績 】自閉症児のコミュニケーション行動と支援者の態度に関する研究
重度の運動障がい児への呼吸・摂食の援助
障がいのある子どもを育てる家族と地域連携
発達障がい児等支援ネットワーク構築
重度児の自立とその継続的支援の方策
【 希望 】重度運動障がいの呼吸・摂食(環境が機能を育てる)
発達障がい児への医療・教育・福祉等地域連携と支援
不適切な育児環境が及ぼす子どもの発達への影響(脳機能との関連)
脳性まひ児等の経年変化への対応と支援(自立)
ライフスパンディス・オーダーとしてのASDの理解と支援
所属学会
日本リハビリティション心理学会
日本発達心理学会
学会・社会活動
平成 6年 3月 日本リハビリティション心理学会スパーバイザー(現在に至る) (現在に至る)
学会賞等
平成25年11月 福岡県優秀教員表彰(肢体不自由教育)
平成26年 1月 文部科学大臣優秀教員表彰(専門部門)
研究者からの一言アピール
オフィスアワー
場所:5号館 研究室
・木曜日8:50~10:20
・火曜日13:00~14:30

教育・研究業績一覧

著書・論文等
【著書】
心理リハビリティションガイドブック「基礎から学ぶ動作法」
2015/01  共著 心理リハビリティションガイドブック「基礎から学ぶ動作法」,九州大学総合臨床センター編 
 【概要】 動作法の適用の実際について自閉症、知的障がい、高齢者、学校不適応等の運動障がい以外の症状を有する人たちへの技法の適用についての具体的、実践的解説書。例えば、乳幼児期の子どもたちへの動作法の適用は子どもの関係性の構築が不可欠である。また、思春期の子どもであれば、心と体のバランスに留意する必要がある。さらに、衝動性や多動性、不注意性といった特性を示す子どもであれば、心身の自己コントロール感をいかに体験し、獲得していくが重要となる。その他、大災害等の被災者の方への支援においては、生きる実感を支える視点が重要であるとともに、不活発ではない心身の感覚を体験してもらうことも必要である。以上のような多様なその人の状況にいかに動作法を適用させていくのか、適用させていくことができるのか等の可能性を探るために、具体的な動作法の考え方について解説した書である。
 【解説書】27ページ~32ページ
 ADHD特性児への行動変容に関しての内容である。知的な遅れは見られないが、対人相互交渉等のコミュニケーションや易反応性という特性等による行動をコントロールすることが苦手な幼児へ、大人との関係において身体(動作)を調節することを通して、行動の変容を図る、という視点からの実践例の紹介である。導入初期における困難さから月3~5回程度の支援を1年間行った。その結果、体の使い方のぎこちなさの軽減、遊びの様子、自己の価値と感覚のずれによる心的な動揺の慰め方等について、対人関係の中で安定を図る様子が見られてきたことを紹介した。
 【解説書】九州大学総合臨床センター編(センター長 教授 遠矢浩一)
税田慶昭  清水良三  香野 毅  井上久美子  田中新雅正  菊池哲平  古賀精治  小田浩伸  谷 浩一  飯嶋正博  山崎由紀  上川達也・後藤幸一  竹田文子・宮崎 昭  持舘康成  高橋道子
【学術論文】
自閉症の相互交渉における支援者側のかかわり方における行動の影響
2007/03  単著 発達心理学会 
【その他】
自閉スペクトラム症児の感覚特性と発達
2020/03 臨床発達 単著 久留米市療育研修報告書 
【その他】
重度の運動障がい児の食事、呼吸、姿勢の理解と経年変化への対応
2019/10 重度重複障がい児 単著 福岡県教育委員会報告 
【その他】
地域における個別のニーズに応じた支援の方策
2015/11  -  
【その他】
特別支援教育コーディネーターの役割
2012/10  -  
【その他】
重度重複障がい児の認知・動作の改善
2009/10  -  
【その他】
肢体不自由児の姿勢・動作・学習特性等に応じた支援に関する指導集
2005/10  -  
【その他】
発達障がいへの指導・支援のヒント集
1998/03  -  
【その他】
重度脳性まひ児への動作法の適用
1995/04  -  
【その他】
最重度児への呼吸活動の支援
1994/03  -  
研究シーズ
【研究テーマ】 ASDの感覚特性と発達について
【研究分野】 発達臨床
【研究キーワード】 感覚特性 情動体験 自閉スペクトラム症
【研究概要】  自閉スペクトラム症の基本症状として約40年、語用論を主とする言語障がい、認知障がい、心の理論機能障がい、ミラーニューロン機能障がい、実行機能障がい等、心理学、児童精神医学の研究者により進められてきた経緯がある。しかし、そのどれもが決定的な条件としてなりえていないというのが現状であり、近年においては、これらは精神機能の発達の部分であり、乳幼児期からの精神期形成期における精神的交流が何らかの要因でうまく行えなかったことであるいうことが論じられるようになってきた。現段階で共通の認識になっていることは、幼少期からの脳機能のネットワークの不具合いであり、ライフスパンの障がいであるということである。
【共同研究可能なテーマ】 
【研究テーマ】 ASDの特性における感覚・知覚過敏の理解とそれを踏まえた支援
【研究分野】 特別支援教育
【研究キーワード】 ASD、特性、感覚・知覚過敏、理解と支援
【研究概要】 発達障がいという幼少期の脳の神経のネットワークの障がいはその原因と結果を一対一では対応させることができない障がいである。複数の症状がどのように関係しあっているのかについて、近年、感覚の特性(感覚過敏)が、経年において心、行動、身体等への影響を及ぼし、それが将来的な生活の不活発さにも繋がっていく考えられている。また、そのための特に本人の問題がよりクローズアップされてくるライフステージとしての就園・就学期における支援、特に感覚特性を理解した対応について探ることで、ライフスパン・ディソスオーダーとしての発達障がいの理解と支援が可能となると考える。
【共同研究可能なテーマ】 重度運動障がい児の経年変化への対応、発達障がい児の理解と支援
特許・発明
教育活動・社会活動
令和 5年 4月から 
 九州大学大学院人間環境学府付属総合臨床心理センター研究員として、発達臨床に関する研究及び助言、指導等、相談員のスーパービジョンを行う。
令和 5年 4月から 
 志免町就学支援委員会委員長として、個々に応じた適切な就学支援、及び幼保、小中連携等についての助言を行う。
令和 4年 4月から 
福岡県立福岡特別支援学校における「いじめ防止等対策委員会」における外部専門家として、その防止、早期解決等の助言を行う。
令和 4年 4月から 
福岡県立福岡特別支援学校専門性強化スタッフ事業外部専門家
 肢体不自由特別支援学校における自立活動の指導等における教員の専門性の向上のための指導・助言を行う。
特に、姿勢・動作、摂食、認知、コミュニケーション等の指導を主として進めていく。
令和 4年 4月から 
福岡県発達障がい児等教育継続支援事業にかかる専門委員として、就学前、就学期等の子どもさん方の支援に関して保護の方及び職員の方への相談、助言を行う。また、諸機関における研修会等における講師等を通して支援を行うとともに、特別支援教育や生徒支援、家庭でのかかわり方等の支援を行う。
令和 4年 4月から 
福岡県立福岡特別支援学校及び県立高等学園における学校評価における外部委員として、より充実した学校体制を実現していくための助言を行う。
令和 3年 4月から 
・久山町特別支援統括コーディネーター
・同就学支援委員会委員長
幼保、小中学校に在籍する指導・支援に工夫を要する子どもたちを含めた子どもたちに関する巡回相談、発達検査、職員研修及び保護者相談等を行っている。また、就学支援委員会においては学びやすく、生活しやすい環境を本人・保護者・関係者と共有しながら措置判断をしたり、その後、学校生活が不活発にならないように継続的、定期的な就学支援を教育委員会、在籍校(園)と連携しながら行っている。
平成30年 4月から 令和 4年 3月まで
その他大学機関、私学協会にかかる講義
「キーワードでわかる発達障がいの理解」「障がいのある子どもの理解と支援」「肢体不自由の教育とその実際」「重度の肢体不自由児へのICT活用」「進行性疾患のある重度児の理解と支援」 等
平成28年 4月から 令和 4年 3月まで
 新宮町子育て支援センター利用審査会委員長及び支援センター運営協議会委員長
新宮町の就学前の子どもたちへの適切な支援と療育の検討及び必要に応じた療育機関の審査、さらには、運営に関する協議において助言等を行ってきた。
平成28年 4月から 令和 4年 3月まで
新宮町障がい者福祉施策推進運営協議会専門委員
 自治体における障がい者福祉施策推進にかかかる五年ごとの作成が国により規定されいる事業内容等に関する協議会の専門委員として参加してきた。その中で特に、インクルーシブ教育の視点や早期療育機関の整備・連携、障がいのある子どもを育てる保護者の育児不安等への相談機能の充実について助言を行ってきた。
平成25年 4月から 
高松市社会福祉法人障がい者施設にかかる事業・活動等にかかる品質評価委員
 障がい者施設におけるサービス、指導員の支援のあり方向上等の視点からの評価・助言を行ってきた。また、同機関が主催する利用者及びその家族の相談会、地域向け公開講座等において支援・助言、講演等を行ってきた。
平成24年 4月から 平成29年 3月まで
各自治体就学支援委員会委員
 福津市、宗像市、須恵町、久山町等
平成22年 4月から 令和 3年 3月まで
福岡県教育委員会発達障がい児等継続支援事業にかかる専門委員
 県内の幼保、小中及び高等学校及びその他療育機関等における巡回相談、研修支援、保護者支援等を行った。
平成22年 4月から 令和 3年 3月まで
福津市特別支援連携協議会専門委員
 市内における特別支援教育にかかる幼保、小中学校、高等学校、行政等からの相談(巡回相談、市内教職員研修会等)において助言・支援・講演等を行ってきた。
平成22年 4月から 
教育機関、医療・療育機関、福祉・行政機関等における講演活動等
 主な講演内容:「発達障がいの近年の研究動向」「家族支援」「ユニバーサルデザインの視点における教育」「子どものキレルを科学する」「自閉症スペクトラム児の感覚特性と価値行動」「発達の異型といわれる子どもたち」「不適切な育児環境が及ぼす子どもへの影響」「発達障がい児のコミュニケーション行動」「肢体不自由児のコミュニケーション支援」「重度の運動障がいのある子どもの姿勢・呼吸・摂食と経年変化」「就学に向けて考えておくこと」「ダウン症の子どもの理解と育ち」「「福祉・医療・教育を繋ぐ」「コミュニケーションの考え方」「聴く力を育てる育児」 等
平成22年 4月から 令和 4年 3月まで
 福岡特別支援学校特別支援教育コーディネーター
県の特別支援教育コーディネーターとして主に福岡教育事務所管内における幼保、小中高等学校への巡回相談、職員等研修、関係機関連会議等における専門委員として活動した。主な内容としては個別の子どもにかかるケースへの在籍園、校への助言、保護者と学校との連携、及び教育委員会主催の教職員対象の研修会での講演等を行ってきた。また、福岡教育事務所管内における就学前の幼児の発達相談員としてお子様の発達に関する保護者からの相談を受けてきた。
平成14年 8月から 平成27年 9月まで
 障がいのある子どもとその家族の療育キャンプにおける指導・支援を行ってきた。
 自閉症スペクトラム等の発達障がいのある子どもへの支援及びその兄弟姉妹児を含めた家族キャンプを行ってきた。その中で障がいのある子どもへの個別支援、その兄弟姉妹への学生ボランティアによる生活支援、余暇支援、学習支援、及び指導者による保護者相談等を2泊3日のスケジュールで行ってきた。
平成 6年 4月から 
日本リハビリティション心理学会スーパーバイザーとして、本学会にかかる地域キャンプでの指導・助言
 久留米市、福井県、大分、香川、山口、岡山、熊本等の各キャンプにおける実技指導、講義、保護者研修等を行ってきた。また、月1~2回程度の地域の訓練会、療育研修会での指導・助言・支援を行ってきた。
 
平成 6年 4月から 
久留米市障がい者施策事業にかかる「久留米市心身障がい児療育研修会」における講師
 脳性まひ、自閉症スペクトラム等の発達障がい児・者への動作法を用いた支援やその保護者への支援、及び久留米市立の保育園の保育士への研修(講義・演習等)を行ってきた。また、年に1回三日間の日程で集中的な訓練、療育を行うキャンプにおける指導・助言を行ってきた。
問い合わせ先
西九州大学グループ
※ 健康栄養学部・健康福祉学部・リハビリテーション学部に関しては
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
Tel. 0952-37-0249