科目名 | 保健医療学特講6 |
ナンバリング | DM |
担当者 |
中島 洋子
白田 久美子 馬塲 才悟 西尾 美登里 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科(博士後期) 保健医療学専攻(博士後期課程) |
分類 | 展開科目 生活機能障害分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
保健医療学専攻博士後期課程の生活機能障害分野に関する講義である。生活機能障害分野の中では、がん看護学及び周手術期看護学の中で生活機能障害を持つ人への支援、老年看護学、また糖尿病に代表される生活習慣病に関する生活支援等を行う慢性看護学、 地域在宅看護学についての理論や概念など最新の専門的知識や技術を学修する。そして様々な疾病や闘病生活に生じる多様な課題を持ち、療養生活を送る人々とその家族のQOLの維持向上に向けた専門的援助要因を探求する。この講義は生活機能障害分野を担当する教員が専門的な立場からオムニバス形式で教授する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
病院や施設,在宅でそれぞれの看護の実務経験のある教員が,基礎及び臨床、地域実践に基づいた看護学の研究について講義する科目である。 臨床・研究・教育において高い問題解決能力を持つ人材を目指し、科学的根拠に基づいた生活機能障害分野について理解し、課題解決のための研究構築について学ぶ。 |
授業の 到達目標 |
1.生活機能障害分野における基礎的な理論・概念に関して幅広い知識を習得する. 2.生活機能障害分野に関する研究の国内・海外の動向について理解を深める. 3.保健医療,介護等の現場・実践領域との連携による生活機能障害分野の方策を構築・運用することができる. 4.生活機能障害分野に関する研究方法を修得し,高い研究能力を身につけ,科学的思考を深めることができる. |
学習方法 | 講義,ディスカッション講義,レポート,配布プリント,視聴覚教材(ICT活用等),グループワーク,課題に基づくプレゼンテーションも取り入れる. ※場合によっては,授業の一部または全部を遠隔授業に切り替える場合がある. |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト及び参考書籍 (テキスト)特に指定せず,毎講義ごとに資料,ワークシートを配布する. (参考書籍) D.F.ポ-トリット&C.T.ベック著 近藤潤子監訳:看護研究 原理と方法 第2版,医学書院 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスをよく読み,授業の概要や到達目標を把握しておく. |
授業 | 生活機能障害分野の授業内容,到達目標,評価について説明(白田) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り,自分の研究の視点からまとめる. | |
第2週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む. |
授業 | 文献学習や事例・討議を通してがん看護領域の生活機能障害を持つ人を理解する.(白田) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り,自分の研究の視点からまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む. |
授業 | がん看護領域の生活機能障害を持つ人の支援に活用される理論・概念を理解する(白田) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 認知症高齢者はじめ生活機能障害を持つ人とその家族の社会背景を含め理解する.(中島) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 認知症・生活機能障害をもつ人と家族の支援に活用される理論・概念を理解する.(中島) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 認知症・生活機能障害のをもつ人と家族を支える法制度・社会資源について理解する.(中島) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 研究テーマや講義に関連した文献学習・講読を通じて、研究テーマを精錬化する(中島) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 国際生活機能分類ICFと予防医学の観点から必要とされる理論について学習する。(馬塲) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | セルフマネジメントの概念について国内外の学術論文について文献検討を行い考察する (馬塲) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 国内外の学術論文について文献検討を行い、研究テーマを模索する。 (馬塲) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 研究テーマに沿った文献の抄録をまとめ、文献抄読会を通じて、研究テーマを精錬化する(馬塲) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 文献学習や事例・議論を通し、介護を抱える家族の男女における対処について考察する。(西尾) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 家族介護者の性差と発達課題における暮らしの困難さを理解する (西尾) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 家族介護者の支援に活用できる社会資源を理解する。 (西尾) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 授業の内容に関する資料や文献を読む。 |
授業 | 各授業で何を学び、今後の活用についてプレゼンテーション・討議・まとめ(白田) | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、自分の研究の視点からまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・受講に関しては、入念な準備をして授業に臨み、積極的・主体的に議論ができるようにして、学びを深めてほしい。 ・授業計画はあくまで予定であり、講師の都合等により変更が生じる場合があります。 ・グループワークやプレゼンテーションを重視します。積極的に取り組んで下さい。 ・看護学領域に関する研究をする学生は、ぜひ受講して下さい。 ・1週間あたり3時間の事前・事後学習時間を確保すること。 ・レポート課題は添削したうえで返却します。 ・最終週にプレゼンテーションの講評の時間を設けます。 |