トップページ  »   所属一覧  »   子ども学専攻  »   加藤 優汰 のプロフィール
加藤 優汰カトウ ユウタ (KATOU YUUTA) 男性 1996年生まれ
所属子ども学専攻  子ども学科
助教
写真
2025/10/23 更新

プロフィール

学歴
令和 3年 3月 神戸大学国際人間科学部子ども教育学科 卒業
令和 5年 3月 神戸大学人間発達環境学研究科人間発達専攻 修了 修士(教育学)
職歴
令和 5年 4月 神戸市立小学校 非常勤講師 (令和 6年 3月まで)
令和 6年 4月 姫路獨協大学 非常勤講師 「教育課程論」「教育方法論」 (令和 7年 3月まで)
令和 6年 4月 浅香山病院看護専門学校 非常勤講師 「教育学」 (令和 7年 3月まで)
専門分野
カリキュラム論
日本教育史
研究テーマ
戦後日本教育課程史
共同研究
所属学会
日本カリキュラム学会
日本教育方法学会
教育史学会
日本教育学会
神戸大学教育学会
学会・社会活動
学会賞等
研究者からの一言アピール
オフィスアワー

教育・研究業績一覧

著書・論文等
【学術論文】
梅根悟の東京文理科大学卒業論文に見られる「教育改造への意志」
2023/06 研究論文 単著 神戸大学教育学会 第29号、19-29頁
 【概要】梅根の卒業論文の内容を整理し、戦後の教育改革として実現する「教育改造への意志」が、戦前にすでに見られることを指摘した。その「意志」は、梅根自身の生活史・成育史のなかで当時の教育に対して感じた「不自然さ」から醸成されたものであり、それこそが戦後の経験主義にもとづく教育課程編成原理を形成していく原点となっていたことを明らかにした。
【学術論文】
梅根悟著作目録未収資料『教育学概説』
2023/06 資料紹介 単著 神戸大学教育学会『研究論叢』 第29号、53-63頁
 【概要】現存する梅根の著作目録に未収の史料『教育学概説』(岡山県師範学校専攻科教室教育研究会、1928)を発掘し、その内容をまとめた上で、梅根の他の著作物のなかでの位置づけや梅根研究上の史料的意義を述べた。梅根が、「理想社会の実現」と「個性の主張」を両立することを教育や教育課程編成の1つの目的としていることなどを指摘し、梅根の教育課程論は社会の状況や関連を強く意識して展開されたことを明らかにしている。
【学術論文】
神戸大学教育学部附属幼稚園・附属明石小学校における幼小連携教育課程編成―研究開発学校制度草創期の教育課程改善に関する実証的研究―
2024/06 研究論文 共著 神戸大学教育学会『研究論叢』 第30号、35-45頁
 【概要】神戸大学教育学部附属幼稚園・附属明石小学校が1970年代なかばに着手した「幼稚園及び小学校における教育の連携を深める教育課程の研究開発」において行われた、幼児期から児童期にかけての教育課程の円滑な接続の研究が如何に進められたのかを明らかにした。
【学術論文】
梅根悟の戦後新教育期カリキュラム論における基礎学習ー「春日井プラン」の「基礎課程」と「発展的研究課程」に着目してー
2025/03 研究論文 単著 日本教育方法学会 第50巻、73-83頁
 【概要】本研究は、日本の戦後新教育期において梅根悟が提唱した三層四領域論を中心に、そのカリキュラム論の全体像と基礎学習の位置づけを明らかにすることを目的としている。三層四領域論の基盤となった三層構造によるカリキュラム論の萌芽は1950(昭和25)年に見られ、「生活単元課程」「問題単元課程」「系統単元課程」で構成された。それ以前のコア・カリキュラムに用いられた「問題単元」という用語を検討したところ、「問題単元課程」では、生活から生じる問題別の教科的知識の習得が行われたと考えられる。本稿では、梅根が指導を行った愛知学芸大学附属春日井小学校を事例に、基礎学習の実践上の位置づけについても検討を行った。春日井小では、基礎的な読み書き、計算などを「基礎課程」として系統的に学びながら、「生活課程」では生活経験から学びを広げる実践が行われた。また、生活で生じる実際的課題に対応するための教科的知識の習得を「発展的研究課程」で行うことで、理論と実践が統合されていた。このように、戦後新教育期の梅根のカリキュラム論においては、基礎学習のうち、読み書き、計算などのもっとも基礎的な学習は「系統単元課程」で、「生活課程」とは切り離して系統的・反復的に進めておくことで、子どもの生活活動を円滑に進めていくことが目指されていた。それは、生活から必要となる教科的基礎学習を「問題単元課程」が担うことで成立する構造であった。
【学術論文】
梅根悟の幼児教育課程論に関する研究―戦後新教育期の言説に着目して―
2025/09 研究論文 単著 神戸大学大学院人間発達環境学研究科『研究紀要』 第19巻第1号、39-48頁
 【概要】梅根が戦後新教育期に展開した幼児教育課程論の性格と特徴について、小学校カリキュラム論との比較分析をとおして明らかにした。梅根は、大人の生活課題を社会機能別に単元化した「作業単元」を重視し、それを子どもの「遊び」としてカリキュラムの中心に据える幼児教育課程論を展開していた。三層四領域論に移行した1950(昭和25)年には、仕事・サービス活動・リクリエーションの三層から構成された、小学校カリキュラム論とは異なる三層四領域論が展開されていたことを明らかにした。
【その他】
梅根悟―カリキュラム改革と世界教育史―
2022/06 翻訳 共著 神戸大学教育学会『研究論叢』 第28号、115-126頁
 【概要】『教育的進歩主義、文化的邂逅と改革』(アウトリッジ社、2017)第8章の全訳。
研究シーズ
特許・発明
教育活動・社会活動
問い合わせ先
西九州大学グループ
※ 健康栄養学部・健康福祉学部・リハビリテーション学部に関しては
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
Tel. 0952-37-0249