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利光 恵(トシミツ メグミ) (Megumi Toshimitsu) 女性 1971年生まれ
所属スポーツ健康福祉学科  デジタル社会共創学環
職教授
写真
2026/11/02 更新

プロフィール

学歴
平成 6年 3月 大分大学教育学部養護学校教員養成課程卒業
平成 8年 4月 九州大学大学院教育学研究科教育心理学専攻(修士課程)入学
平成10年 3月 九州大学大学院教育学研究科教育心理学専攻(修士課程)修了
平成10年 3月 修士(教育心理学)取得 
平成10年 4月 九州大学大学院人間環境学研究科人間共生システムコース博士後期課程進学
平成13年 3月 九州大学大学院人間環境学研究科人間共生システムコース博士後期課程単位取得後満期退学
職歴
平成 6年 4月 九州大学教育学部附属障害児臨床センター(後に発達臨床心理センターへ改組)臨床員 (平成14年 3月まで)
平成 7年 4月 福岡市東区保健所ことばの相談 非常勤講師 (平成13年 3月まで)
平成 9年 4月 久留米市幼児教育研究所行動訓練ポプラ学級 非常勤講師 (平成28年 3月まで)
平成13年 4月 九州大学大学院人間環境学府附属発達臨床心理センター発達相談部門 主任 (平成14年 3月まで)
平成13年 4月 福岡市立発達教育センター 自立活動 非常勤講師 (平成14年 3月まで)
平成14年 4月 西九州大学健康福祉学部社会福祉学科 講師 (平成20年 3月まで)
平成20年 4月 西九州大学健康福祉学部社会福祉学科 准教授 (平成26年 3月まで)
平成26年 4月 西九州大学子ども学部心理カウンセリング学科 准教授 (令和 5年11月まで)
令和 5年12月 西九州大学子ども学部心理カウンセリング学科 教授 (令和 6年 3月まで)
令和 6年 4月 西九州大学子ども学部心理カウンセリング学科・デジタル社会共創学環 教授 (令和 7年 3月まで)
令和 7年 4月 西九州大学健康福祉学部スポーツ健康福祉学科・デジタル社会共創学環 教授 (現在に至る)
専門分野
発達臨床心理学
障害児臨床心理学
福祉心理学
コミュニティ心理学
心理学研究法(心理学実験、質問紙調査、数量的・質的データ分析)
研究テーマ
発達障害児・者とその家族への地域臨床心理支援
子育て世帯の心理社会的ニーズの把握と地域子育て支援
対人援助職(保育・福祉・看護等)のメンタルヘルスと心理的安全性
NPO・行政等との協働による、安心して語れる関係や居場所の形成
社会的マイノリティのウェルビーイング
デジタルツールを用いた質問紙調査と数量的・質的データ分析
共同研究
【 実績 】2025年:中国四国心理学会第81回大会にて、「青年期における感情可変性信念とレジリエンスの関連について」を共同発表。大学生190名の質問紙データを用い、心理尺度間の関連を検討した。

2026年:日本コミュニティ心理学会第29回大会にて、「安心して語れる地域の場はいかに形成されてきたのか―NPOと心理師の協働実践における情緒的つながりの生成―」を共同発表。地域のNPOと心理師による親への継続的支援を検討した。
【 希望 】小規模自治体において、子ども・家族・支援者のウェルビーイングを地域で共に育む協働モデルの開発・評価に取り組みたい。行政、社会福祉協議会、NPO、保育・教育機関、地域住民との対等な協働を通じ、子育て世帯のニーズ、安心して戻れる場や関係性、支援者の心理的安全性を検討する。質問紙調査・面接調査と量的・質的データ分析を組み合わせ、デジタル技術を活用した地域資源の可視化や、研究成果の地域への還元を進める共同研究を希望する。
所属学会
日本心理臨床学会
日本自閉症スペクトラム学会
日本発達障害学会
日本福祉心理学会
日本コミュニティ心理学会
日本ウェルビーイング学会
M-GTA研究会
日本産前産後ケア・子育て支援学会
日本応用老年学会
学会・社会活動
令和 6年 8月 有田町子育て支援課 受託研究 (令和 7年 2月まで)
令和 7年 7月 有田町子育て支援課 受託研究 (令和 8年 2月まで)
令和 8年 7月 有田町子育て支援課 受託研究 (令和10年 2月まで)
令和 8年 9月 前川財団 研究助成金 (令和 9年 7月まで)
学会賞等
令和 8年 6月 西九州大学 ベストティーチャー賞(学生による授業評価アンケート部門)
研究者からの一言アピール
私は、子どもや家族、そしてその育ちを支える人たちが、安心して自分らしくいられる地域を、どうすれば育んでいけるのかを問い続けています。

心理師として子どもや保護者、保育者、行政職員など多くの方に出会うなかで、何度も気づかされてきたことがあります。目の前の人の思いや、その人が生きてきた背景を、私は簡単にはわからない、ということです。だからこそ「わからない」を出発点に、相手の声を聴き、まだ見えていないことを一緒に考える対話を大切にしています。迷いや戸惑い、うまくいかなかった経験も、安心して持ち寄れる関係のなかに、次の一歩の芽があると思うのです。

臨床の現場で生まれた問いを研究で確かめ、教育を通して学生と考え、得られた知見をもう一度地域に返す。その往復を大切にしてきました。質問紙調査や面接調査、量的・質的データ分析は、数字と一人ひとりの言葉の両方から現実を理解するための方法です。子どもの安全と尊厳を守る責任を曖昧にせず、同時に、保護者や支援者も責められることなく考え続けられる環境をつくりたいと考えています。

いま形にしようとしている「地域の育ち共創ラボ」も、その思いから生まれました。行政、社会福祉協議会、NPO、保育・教育関係者、地域の方々と、互いの立場や知恵を尊重しながら、子ども・家族・支える人がともに育ち合える仕組みを探っています。目指すのは、通い続けなければならない場ではなく、必要なときに立ち寄れ、間が空いても戻ってこられる関係です。

「私にしかできないこと」を増やすより、「私がいなくても育ち合える」地域を残したい。私自身も現場から教わり、問い直し、学び続ける一人でありたいと思っています。
オフィスアワー
時間:水曜日 13:00~16:10
場所:神埼キャンパス 6号館 3階 研究室

教育・研究業績一覧

著書・論文等
【著書】
公認心理師の基礎と実践17 福祉心理学 第2部 福祉心理学的心理支援の実際 第12章 家族・職員への心理支援の実際
2018/08  共著 遠見書房 
 【概要】公認心理師の職務には、要支援者の支援だけではなく、その家族や関係者への心理的支援が求められる。本章では、障害児・者の家族の心理的特徴、ならびにその心理的支援について、実践を踏まえ述べた。
168-174ページ
長野恵子・利光 恵・藤岡孝志
【著書】
2 公認心理師の基礎と実践17 福祉心理学 第2版 第12章 家族・職員への心理支援の実際
2025/03  共著 遠見書房 181-194
 【概要】本巻は,前回出版された同タイトルの改訂版である。公認心理師をめざす学生がその養成カリキュラム「福祉心理学」で『学ぶべき内容』を網羅した教科書として構成されており、本巻第Ⅱ部「福祉心理学的心理支援の実際」は実践編として記載されている。
第12章は、福祉分野における家族・職員への心理支援の実際を紹介している。公認心理師は支援の質を深めるだけではなく、要支援者の関係者への支援について幅を広げる視点の重要性について記載した。
【学術論文】
自閉症児との相互交渉過程におけるvocal markerの検討
1999/03  共著 九州大学教育学部紀要(教育心理学部門) 第43巻 第2号 pp.245-254
【学術論文】
自閉症児への発声指導
2001/12 雑誌 単著 リハビリテイション心理学研究 第29巻
 【概要】有意味後の発声が認められなかった自閉症児に、動作法にて発声アプローチを行い、その有用性について検討を行った。腹式呼吸を課題として取り組み、息を吐きながら発声を持続するよう指導を行った結果、「ハイ」という2音節を発声することが可能となった。また、家庭や学校での意思表示に、習得した音声を自発的も用いることが可能となった。
【学術論文】
自閉症児の『自発性』に対する援助に関する一考察-動作法場面からの検討-
2005/12 雑誌 単著 西九州大学臨床心理相談室紀要 臨床心理相談研究 第1巻 pp.3-8
 【概要】自閉症児との動作法場面をVTR分析し、自発的行動を誘発するアプローチについて検討を行った。1人遊びで時間を過ごすことが多く発話を持たない自閉症児に動作法を行っていった結果、関与者の顔を覗き込んだり、返事を行うようになる、嫌な時に「イヤ」と自分から言うようになるといった行動変化が認め、動作法を介した相互交渉の中で、自発的行動の発生が生じたことが明らかになった。
【学術論文】
幸齢セミナーが大学生の高齢者に対する認知に及ぼす影響について : 臨床心理コースの学生の場合
2006/03  共著 永原学園西九州大学・佐賀短期大学紀要 第36巻 P23-28
【学術論文】
心理査定の教育方法に関する検討
2007/03  共著 永原学園西九州大学・佐賀短期大学紀要 第37巻 P33-41
【学術論文】
学生相談室開設と今後の課題-より充実した学生支援を行うための一考察-
2007/12 雑誌 単著 西九州大学健康福祉学部紀要 第38号 pp.74-79
 【概要】平成18年度に当大学に新設された学生相談室について、解説に至るまでの経緯と開設されてからの学生支援状況の変化について概観するとともに、今後全入時代を迎えるにあたって、学生相談室に求められる機能について論じた。
【学術論文】
発達障害児とその家族に対する子育て支援
2007/12 雑誌 単著 西九州大学臨床心理相談室紀要 臨床心理相談研究 第3巻 pp.79-81
 【概要】平成18年度より当大学院の学内実習の一環として始めた発達障害児とその家族への長期余暇支援についての概要をまとめ、今後の取り組みにおける課題を述べた。参加者は地域や学校では参加できない活動が、長期余暇支援の中では取り組めるようになっていることを大変ポジティブに受け止めていることが明らかになった。
【学術論文】
発達障害児とその家族に 対する子育て支援
2007/12  単著 西九州大学 臨床心理相談室 紀要 臨床心理 相談研究 第3巻 pp.79-81
【学術論文】
学生相談室開設と今後の課題
2008/03  単著 西九州大学健康福祉学部紀要 第38巻 P73-79
【学術論文】
発達障害児とその家族に対する子育て支援-ロールプレイングによる研究の効果について-
2008/12 雑誌 単著 西九州大学臨床心理相談室紀要 臨床心理相談研究 第4巻 pp.57-59
 【概要】発達障害児とその家族への長期余暇支援に参加した大学院生に、活動後ロールプレイという心理技法を用いて、活動内に生じた対応に苦慮した場面や子どもの気持ちを汲みづらかった場面を再現し、対応方法を考える教育方法を行った。その結果、初回の記録にはほとんど行った事実だけ記載していたが、ロールプレイ体験後は、子どもの内的心情や担当者の感情についても記載するように変化していたことが明らかになった。
【学術論文】
自閉症児の『自発性』に 対する援助に関する一考察 -動作法場面からの検討-
2008/12  単著 西九州大学臨床心理相談室紀要 臨床心理相談研究 第1巻 pp.3-8
【その他】
自閉症児との相互交渉過程におけるvocal markerの検討
1999/09 学会発表 単著 日本特殊教育学会 第37回大会 
【その他】
自閉症児との相互交渉におけるvocal markerの機能分析
2000/09 学会発表 単著 日本特殊教育学会 第38回大会 
【その他】
自閉症児の対人行動の発達について-応答行動・自発的行動を引き出す関わり方を中心に-
2003/09 学会発表 単著 日本特殊教育学会 第41回大会 
【その他】
自閉症児の情動表出に関する一考察
2004/09 学会発表 共著 日本自閉症スペクトラム学会 第4回研究大会 
【その他】
自閉症児の情動表出行動における発達的変容について-動作法場面からの検討 -
2005/09 学会発表 単著 日本自閉症スペクトラム学会 第4回研究大会 
【その他】
学童期の発達障害児に対する臨床心理学的支援のあり方について-日の隈キッズの活動参加で大学院生が得たもの-
2006/09 学会発表 共著 日本心理臨床学会 第25回大会 
【その他】
発達障害児の母親に対する親の会のあり方-“日の隈キッズ”における就学後の母親のニーズの視点から -
2006/09 学会発表 共著 日本心理臨床学会 第25回大会 
【その他】
大学院生の心理査定力を向上させるための教育方法の検討-心理検査の教授法および臨床心理実習プログラムの工夫-
2006/09 学会発表 共著 日本心理臨床学会 第25回大会 
【その他】
学童期の発達障害児とその家族への子育て支援のあり方について-共同企画体験で保護者への認知がどう変わったか-
2007/09 学会発表 共著 日本心理臨床学会 第26回大会 
【その他】
発達障がい児の母親に対する親の会の意義に関する研究-親の会における母親の体験の視点から-
2007/09 学会発表 共著 日本心理臨床学会 第26回大会 
【その他】
発達障害児・者とその家族の心を支える
2008/02 学会発表 共著 九州臨床心理学会 第36回沖縄大会 (自主シンポジウム) 
【その他】
発達障がい児グループにおける余暇支援の試み
2009/02 学会発表 共著 九州・山口地区自閉症協議会第33回佐賀大会 
【その他】
高機能自閉症児との遊戯療法過程-「気持ちの言語化」を試み続けてきた関わり-
2009/02 学会発表 共著 九州・山口地区自閉症協議会第33回佐賀大会 
【その他】
学齢期の発達障害児とその家族に対する臨床心理学的支援
2010/02 学会発表 共著 九州臨床心理学会 第38回福岡大会 (自主シンポジウム) 
【その他】
福祉施設における子育て支援と課題 ―発達的・心理的問題を抱える子どもを育てる上での養育者の困難さに寄り添う支援―
2020/03 学会発表 共著 日本発達心理学会 第31回大会 
【その他】
成人期以降の肢体不自由者の母親への集団心理支援
2020/11 学会発表 共著 日本福祉心理学会 第18回大会 
【その他】
五感への刺激が及ぼす心の発達への影響
2022/02 学会発表 共著 福岡県”One Health"国際フォーラム2022発表 
【その他】
「そうだね」(発語の促進を目指して)
2001/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第29集 pp27-28
 【概要】言語表出発達に遅れが見られる子どもへの関わり方について、指導的発話を避け、「こういうふうな気持ちになったのかな?」「嬉しかったね」といった、子どもの情動に沿った言葉かけを行う指導を行った。その結果、聞き返しを行わず子どもの気持ちを受容しながら会話を展開していくことが重要であることが示唆された。
【その他】
「どこにいるかな?」
2001/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第29集 pp29-30
 【概要】コミュニケーションに障害がある子どもの自発的行動を引き出すための取り組みを行った。その結果、ある程度の関係性を子どもとの間で構築できたら、大人からの積極的関わりを減少していくことで、子どもの自発的行動を引き出していくことが明らかになった。
【その他】
「褒められるのは楽しいね!」(他者の情動表出に敏感な子どもへの対応について)
2003/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第33集 pp21-23
 【概要】コミュニケーションに障害があり、他者の表情に敏感ゆえに関わることが難しい子どもに対する具体的支援について述べた。通常は大人のポジティブな情動表出は子どもにとって正の強化子になるが、情動表出に対する理解に困難を抱える子どもとの相互交渉の中では、むしろ大人の情報表出をややニュートラルに調整して表出を行う方が、他者への円滑な相互交渉成立に重要であることを示唆した。
【その他】
「困ってしまう行動への対応について」(問題行動への対応)
2003/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第33集 pp24-30
 【概要】3ケースの事例を通して、他者からの意図をどのように理解させるか、衝動的行動への対応、引っ込み思案への対応など、日常生活によく見る問題行動への具体的対応方法について述べた。問題行動への対応方法を求める前に、その行動が生じるようになった経緯について、綿密な分析を行うことが重要であると示唆した。
【その他】
「電話でお話しよう!」(直接的コミュニケーションから間接的コミュニケーションへの展開)
2004/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第35集 pp12-14
 【概要】順序立てて話すことが困難な子どもに対して、電話という身近な道具を用いて指導を行い、相手が目の前にいなくても、言語的コミュニケーションが行えるようになる指導を行った。直接顔を見ながらの会話場面では、子どもは言葉だけでなくジェスチャーや視線といった非言語的コミュニケーションスキルも用いるため、相手が意図を先取りしてしまうが、電話を用いての指導だと、言語的コミュニケーションスキルのみのやりとりになるため、順序立てて話必然性を子どもが持ちやすいと考察した。
【その他】
「ジグソーパズルで遊ぼう」(共同遊びへの展開)
2004/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第35集 pp15-17
 【概要】一人遊びが中心になる子どもに対し、積極的関与から徐々に見守り的関与へと移行していく関わりを行うことで、共同遊びへの展開が見られることが明らかになった。子どもの発達段階に応じて、関与者の対応方法も変化していくことが重要であると示唆した。
【その他】
「先生にあげよう!」(予期不安の高い子への対応について)
2005/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第37集 pp10-12
 【概要】非常に緊張が高く、場面に慣れにくい子どもに対して、母親を安全基地にしながら、状況理解を支援する方法について、実践的に述べた。就学前の子どもへの療育環境の調整において、急な母子分離を行うと子どもにとって大きな心理的ダメージを負うことになる場合があるため、母親に同席してもらいながら、いつでも不安を感じたら母親のところへ行っていいという環境を提供することが重要であると考察を行った。
【その他】
「イライラを伝えよう!」(自己調整から自己表現への橋渡し)
2005/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第37集 pp13-16
 【概要】物事の見通しがつきにくく、イライラしてしまい落ち着きがなくなってしまう子どもへの具体的な指導援助方法について開発・報告を行った。イライラする様子が示されるとすぐに「イライラするねぇ」と穏やかな声掛けを行い、子ども自身に自分の気持ちを言葉でどう表現するのかを繰り返し伝えていった。その結果、心理的負荷が生じる場面で、子ども自身が「イライラするから、ちょっと休憩」と言葉で伝えることが増加した。
【その他】
「今度はどれで遊ぶの?」(自己選択能力の喚起と“おしまい”の理解について)
2006/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第39集 pp12-15
 【概要】物への過集中、人への関心の弱さ、予測を立てることの困難さ、時間的展望の描きにくさを持つ2人の子どもに対し、終わりを理解させ、自分で計画を立てて遊びの時間を過ごせるように援助を行った。その結果、療育の場だけでなく、園で他の子どもに自分の遊んでいない遊具を貸すことができるようになり、「おしまい」と言われても、すんなりと気持ちを切り替えることが可能となった。本指導の生活の場での有効性が示唆された。
【その他】
「ちょっとずつやろうね」(行動調整を促す働きかけについて)
2006/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第39集 pp16-19
 【概要】見通し不安、自信のなさ、行動調整の困難さを持つ子どもに対し、怒ったり乱暴な行動をせずに、気持ちをコントロールしながら取り組ませる援助を行った。すると当初は不安になり途中で課題をやめたり怒り出したりしていたが、徐々に最後まで課題に取り組むことができるようになり、また、他児との関わりの中でも、手を出すことなく、自分の気持ちを伝えることが可能となった。
【その他】
「買い物しよう」(他者視点の習得を目指して)
2006/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第39集 pp23-26
 【概要】関係を持つ事への希求性はあるものの、自己視点が優位で他者視点が取りづらく、ステレオタイプ的ソーシャルスキルを持つ子どもに対し、買い物ごっこを行い、その中で他者視点を習得することを目的として援助を行った。結果として、家や園でも相手の話が終わるまで自分の話をすることを待つようになったり、相手が言った内容にコメントを返すようになり、友だちと一緒に遊べるようになったという効果が認められた。
【その他】
「かるたをしよう!」(選択能力の向上と概念の抽象化の獲得を目指して)
2007/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第41集 pp8-11
 【概要】選択能力が弱く、かつ概念理解の困難さを持つ子どもに対し、かるたを用いて概念構成を学んでいく指導方法を開発した。結果としてカードに書かれている絵と、指導者からの出題内容をマッチングさせ選択することが可能となった。日常生活場面でも、友だちが行っているルール性を有する遊びに自分から入っていくといった、対人への積極性の向上が認められた。
【その他】
「ボーリングをしよう!」(自発的に役割をとるために)
2007/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第41集 pp18-21
 【概要】とても恥ずかしがり屋で、なかなか集団活動に入れない子どもに、ボーリングを行い、そのやりとりの中で自分から役割を取ることを習得させるように指導を行った。結果より、最初は恥ずかしくて役割をとることが難しかったが、指導者がモデルとして役割を取ってみせることを繰り返し指導していくと、徐々に役割を一緒に取るようになり、最終的には自ら役割を取るように変化した。また家庭でも、自分からしたいことを主張したりする変化が見られるようになった。
【その他】
「『貸して』『一緒にしよう』を伝えよう」(小集団でことばによる交渉を獲得するためには)
2008/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第43集 pp4-8
 【概要】同輩関係において自分の感情や意図の言語化が難しい子どもに、発達レベルを統制した小グループを設定し、仲間に「貸して」「一緒にしよう」という要求語を使用するスモールステッププログラムを計画、実施した。対象児は当初、同輩に声をかける前に遊具を取ってしまったり、手が出てしまう場面があったが、徐々に指導者の声かけをサインに、他児へ声をかけることが可能となった。
【その他】
「切り絵で遊ぼう」(自己表現を促進する遊びについて)
2008/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第43集 pp22-26
 【概要】非常に内向的で、自発的に相互交渉内で言葉を用いることが難しい対象児に対し、二次障害の防止を目指して自己表現を促す指導を開発した。
対象児は指導当初から課題に対して強い興味・関心を示し、課題遂行中の失敗に対しても自己調整的行動が示されるようになり、療育以外の場面においても同様の効果が見られた。
【その他】
「気持ちを伝えよう!」(共同注意への構築)
2009/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第45集 pp11-15
 【概要】共同注意が未成立な対象児に対して改善プログラムを開発した。当初は身体的支援に対して強い警戒心を抱いていた対象児だったが、プログラム進行に伴い、指導者との間に課題の共有化が図れるようになり、共同注意が起こるようになった。同時に指差し理解が構築され、他者とのコミュニケーションの改善が認められた。
【その他】
「クイズをしよう!」(会話能力の促進)
2009/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第45集 pp16-19
 【概要】会話において質問に答えることが困難な対象児に、クイズ場面を設定し会話能力の促進を目指したプログラムを開発した。指導の中で対象児は、徐々に応答者から発問者としての役割もとれるようになり、日常生活の中でも療育効果と捉えられる場面が見られるようになった。
【その他】
「“話すこと”は“放すこと”-安心できる場を提供するための臨床心理学的工夫-」
2010/03 雑誌 共著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第47集 pp25-29
 【概要】就学前の発達に偏りのある子どもを育てている保護者のグループサイコセラピーについて報告を行った。特に集団で1つのテーマについて話す場面での臨床心理学的配慮について、実践から報告を行った。
【その他】
「『保護者会』でつなぐ道しるべ」
2011/03 雑誌 共著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第49集 pp24-29
 【概要】前年度の「“話すこと”は“放すこと”-安心できる場を提供するための臨床心理学的工夫-」の報告では、就学前の子どもの保護者に、集団の中で安全に話してもらうための工夫について述べた。この報告では、会を卒業され小学校に在籍している子どもの保護者と、就学前児の保護者の合同グループサイコセラピーを行う場合の臨床心理学的配慮点について報告を行った。
【その他】
「イライラ、バイバ~イ!」(自尊心を守りながら適切な感情表現を構築する支援について)
2012/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第51集 pp7-13
 【概要】衝動性が高く、感情や行動のコントロールの難しい子どもに、社会的に認められる表現で気持ちを伝える練習を行った。その結果、感情が高ぶった際も、子ども自身が自分の感情に意識を向けコントロールし、タイムアウトなどの適切な回避行動を周囲に要求できるようになったことを報告した。
【その他】
「『待って』と『貸して』」(自己調整力と意思伝達を連動して使用するためのプログラム
2013/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第53集 pp20-28
 【概要】感情コントロールの難しさを抱え、友人関係に問題を有している子どもに対して、感情コントロール力を向上させることと同時に意思伝達スキルの獲得も行うプログラムを行った。その結果、大人からの声かけがあれば、友人に「貸して」と適切な要求語を用いて遊具を借りることが可能となった。
【その他】
「やってみよう!楽しくやり直そう!」(自己挑戦能力と自己修正能力の獲得の指導)
2014/03 雑誌 単著 久留米市幼児教育研究所 研究紀要 第55集 pp7-13
 【概要】失敗場面に対して強い拒否を示す子どもに対し、やり直しが可能であることを修得し、自ら課題に主体的に取り組む力を獲得するプログラムを開発・実行した。その結果、開始当初は失敗することへの不安感が高く課題に取り組めなかった子どもが、継続的に支援を行っていくと、自ら課題に取り組み、失敗しても修正を行えるようになった。
【その他】
思春期・青年期の発達障害児が示す対人行動についてー自己選択した遊具を用いた場面における特徴ー
2016/01 雑誌 共著 西九州大学 臨床心理相談研究 第11巻 
研究シーズ
【研究テーマ】 小規模地域・離島における巡回心理相談と支援者の協働
【研究分野】 発達臨床心理学、福祉心理学、コミュニティ心理学
【研究キーワード】 巡回相談、離島・小規模地域、発達支援、支援者支援、質的分析
【研究概要】 専門職へのアクセスが限られる小規模地域や離島を対象に、子どもと保護者への巡回相談と、保育者・保健師等への支援を組み合わせた仕組みを検討する。巡回相談を一回ごとの助言にとどめず、支援者の実践知や連携が地域に蓄積される過程に着目する。面接、実践記録、質的分析等を用いて、地域の条件に合った持続可能な相談支援モデルを共同で開発・評価することを目指す。
【共同研究可能なテーマ】 離島・小規模自治体での巡回相談、保育・保健・福祉の連携、相談支援と実践評価
【研究テーマ】 高齢者の経験知を生かした多世代の居場所と関係性の形成
【研究分野】 コミュニティ心理学、福祉心理学、老年心理学
【研究キーワード】 多世代交流、高齢者の役割、地域の居場所、安心感、質的研究
【研究概要】 「ばあちゃん喫茶」等、高齢者が支援される側にとどまらず、地域の人を迎え、語り合う主体として参加する実践に注目する。そこに集う人々の役割、相互作用、安心感が生まれる過程を、当事者の語りや現場での観察を通じて検討する。世代や所属を超えた緩やかなつながりが、参加者の尊厳や地域のウェルビーイングにどのようにつながるかを明らかにし、他地域での実践にも生かすことを目指す。
【共同研究可能なテーマ】 高齢者の主体的参加、多世代交流の場づくり、居場所形成の過程、住民による地域実践の評価
【研究テーマ】 障害児を育てるひとり親家庭の育児・就労と地域支援
【研究分野】 発達臨床心理学、福祉心理学、社会福祉学
【研究キーワード】 ひとり親家庭、障害児支援、社会的孤立、制度利用、相談アクセス
【研究概要】 有田町で障害児を育てるシングルマザー6名に行った聞き取り調査を基盤に、育児と就労の両立、相談相手の確保、制度や支援情報へのアクセス、社会的孤立などの課題を検討する。困難を個々の家庭の努力不足に帰すのではなく、支援の利用しやすさや制度間のつながりに着目し、保護者の尊厳と選択を支える相談・地域支援のあり方を考える。行政、保育・福祉機関、当事者との協働を通じて実践への還元を目指す。
【共同研究可能なテーマ】 ひとり親家庭への相談支援、育児と就労の両立、制度利用と地域資源へのアクセス改善
【研究テーマ】 こども家庭センターにおける相談支援の連携と支援体制の形成
【研究分野】 福祉心理学、コミュニティ心理学、社会福祉学
【研究キーワード】 こども家庭センター、サポートプラン、相談支援、組織間連携、実践評価
【研究概要】 有田町でのこども家庭センター設置に向けたワーキンググループや相談実践を踏まえ、相談を受けた後の安全確認、担当の調整、情報共有、サポートプランの作成・更新を、複数職種が無理なく担える体制を検討する。保健師・社会福祉士等の実践知や住民の声を把握し、属人的な対応に依存しない支援の引継ぎと、職員が安心して相談できる組織運営の条件を明らかにする。
【共同研究可能なテーマ】 自治体の相談支援体制、サポートプランの運用、部局間連携、職員の心理的安全性の評価
【研究テーマ】 障害児・者と家族の災害時減災を支える地域協働モデル
【研究分野】 臨床心理学、福祉心理学、地域福祉学
【研究キーワード】 障害児・者、医療的ケア、避難支援、家族支援、地域協働
【研究概要】 有田町で障害児・者の保護者7名を対象に実施したグループインタビューでは、町内避難所の利用経験がなく、医療的ケアに必要な電源確保、感覚や環境への配慮、避難経路、周囲への気遣いが課題として示された。この結果を出発点に、家族の経験知と医療・福祉・防災の専門知、行政の実務を結び、平常時の備えから避難先での支援まで、実行可能な減災の仕組みを共同で検討する。
【共同研究可能なテーマ】 障害児・者の避難支援、個別避難計画、避難所の環境整備、家族・専門職・行政の連携
【研究テーマ】 保育者早期離職時の子どもの安心を支える共同養育モデルの開発
【研究分野】 心理学、教育学
【研究キーワード】 保育者早期離職、共同養育、子どもの安心、情報共有、質的分析
【研究概要】 2026年度の前川財団助成研究として、保育者の早期離職が生じた際にも、子どもの安心と育ちの連続性を支える条件を明らかにする研究を進めている。伊万里市内の保育施設等の協力を得て、保育者・管理職・地域の支援関係者への半構造化面接を計画し、質的分析によって引継ぎ、家庭との情報共有、地域との連携の実践知を整理する。成果として、子ども・家庭・保育施設・地域をつなぐ共同養育支援の指針や初期対応資料の作成を目指す。面接・分析は必要な倫理審査と同意の手続きを経て実施する。
【共同研究可能なテーマ】 保育者の離職時に子どもと家庭の安心を守る情報共有、引継ぎ、地域連携の共同養育モデル
【研究テーマ】 地域の育ち共創ラボにおける安心できる居場所と支え合いの形成
【研究分野】 心理学、教育学、社会学
【研究キーワード】 コミュニティ心理学、安全基地、親子の居場所、地域共創、質的研究
【研究概要】 子ども・家族・支援者が必要なときに相談でき、間が空いても戻れる関係は、地域でどのように育まれるのかを検討する。有田町の子育て支援、鳥栖市のNPOとの協働、みやき町の住民・社会福祉協議会・民間団体との対話実践を基盤に、自律・自立・尊厳・安全基地を大切にした支援を考える。相談や集いの場における語り、活動の記録、質問紙等を倫理的に扱い、安心感と関係形成の条件を探索する。「みやき育ちの縁側」は今後の実践構想として位置づけ、関係者と実施・評価方法を検討する。
【共同研究可能なテーマ】 親子と支援者が安心して戻れる居場所の形成、住民・専門職の対等な協働、地域実践の評価
【研究テーマ】 デジタル調査と心理学的データの分析を生かした地域子育て支援
【研究分野】 心理学、教育学
【研究キーワード】 子育て支援、質問紙調査、心理学的データ分析、デジタル調査、地域協働
【研究概要】 自治体と協働し、子育て世帯の心理社会的ニーズを把握して地域支援の改善につなげる。有田町では0~1歳児期の子育てに関する質問紙調査をGoogle Formsで実施し、99件の回答を集計・整理した報告書を作成して、行政の施策検討に還元した。今後は、質問紙や面接を通して得られた数量的・質的データを適切に扱い、結果の可視化と住民・支援者との対話を組み合わせ、地域の課題と資源を把握し、支援の改善過程を検討する。
【共同研究可能なテーマ】 小規模自治体の子育てニーズ調査、心理学的データ分析、地域資源の可視化と支援の共同設計
【研究テーマ】 発達障害児とその家族の臨床発達心理学的支援
【研究分野】 臨床心理学 福祉心理学 コミュニティ心理学
【研究キーワード】 発達障害 家族 発達支援
【研究概要】 地域の保健師や保育士など、幼少期の発達障害児にかかわる職種の専門家と協同して、「家庭でできる」「遊びで発達を支える」支援方法の開発に取り組んでいる。
【共同研究可能なテーマ】 
特許・発明
なし
教育活動・社会活動
令和 8年 8月から 
教職課程履修学生の自主的な学習希望を受け、2026年8月から教職勉強会を企画・実施している。夏季休業中の全7回では、教育心理学・教職教養・数的理解・情報リテラシー等を扱い、各回20問の確認テスト、解答・解説、個別・ペア学習、プレテスト・ポストテストを組み合わせた。学生が理解状況を振り返り、自分に合う学習方法を選択できるよう支援した。学生からの継続希望を受け、後期も対面とオンライン資料を活用した学習支援を継続している。
令和 8年 7月
佐賀県児童養護施設協議会主催の新任職員研修会で、施設で生活する発達障害児の理解と支援について講師を務めた。発達特性、愛着、トラウマの重なりを扱い、子どもの行動を一つの原因で説明せず多面的に捉える視点を事例で解説した。事実と解釈を分けた記録、チームでの情報共有、トラウマインフォームドケアに基づく支援を演習を交えて検討した。
令和 8年 7月から 
2026年7月から、有田町こども家庭センターの設置準備にアドバイザーとして参画している。同年8月からのワーキンググループでは、子育て支援課、健康福祉課、教育関係部署の職員とともに、相談受付から支援につなぐ流れ、専門職間の情報共有、役割分担、サポートプランの活用等を検討している。心理臨床と地域支援の経験を生かし、職員同士の対話を通じて、町民への切れ目のない支援体制づくりを支援している。
令和 8年 7月から 令和 8年 8月まで
社会福祉法人めぐみ厚生センターの富士学園(2026年7月)とめぐみ園(同年8月)の職員を対象に、メンタルヘルス研修の講師を担当した。臨床心理学と産業カウンセリングの知見を踏まえ、対人援助職のストレス、バーンアウト、心身の不調への気づき、セルフケア、職員間の相談・連携と組織的支援の重要性を、福祉現場の具体例を交えて伝えた。
令和 7年10月から 
みやき町社会福祉協議会及び地域団体「わくわくぽっけ」が主催する子育て支援者の交流会に、ファシリテーターとして参加した。2025年10月、2026年1月・3月に、行政、社会福祉協議会、NPO等の関係者が、それぞれの活動や課題を共有する対話の場を支援した。立場の異なる参加者が互いの経験を尊重し、地域の子育て支援について協働の可能性を考える機会となるよう、グループワークや意見交換を進行した。
令和 7年10月から 
江北町保健センターにおいて、学齢期の発達障害児を育てる保護者を対象とした学習会を、2025年10月、2026年1月・3月の計3回担当した。子どもの発達特性への理解、家庭や学校生活における関わり方、保護者が抱える不安や困難について、発達心理学・臨床心理学の知見を踏まえて説明した。保護者が自身の経験を振り返り、子どもの育ちを支える方法を考える機会として実施した。
令和 6年11月から 
2024年11月及び2025年11月、西九州大学主催・有田町共催の「支援介助法セミナー」の企画・運営に携わった。地域の保育・教育・福祉等に関わる専門職を対象に、臨床心理学的な理解と身体への働きかけを組み合わせた講義・実技研修を実施した。心理面と身体面を切り離さずに子どもや利用者を理解する視点を大切にし、専門職が日常の支援に生かせる知識と技術を学ぶ機会を提供した。
令和 3年 5月から 
2021年5月から有田町子育て支援課と協働し、発達に気がかりのある子どもを育てる保護者への心理的支援を継続している。現在は「きんかん」において、月1回、保護者の個別相談と集団で語り合う場を担当し、子どもの発達理解や保護者自身の気持ちを大切にした支援を行っている。また、保育者等の支援関係者との相談や事例の振り返りを通して、親子が地域で安心して相談できる関係づくりに取り組んでいる。
平成27年 5月から 令和 7年 3月まで
「発達臨床支援セミナー」の講師として、佐賀県・福岡県南部の保育士、幼稚園教諭、小・中学校教員、保健師、言語聴覚士などを対象に、子どもの発達理解や保護者・関係者への支援をテーマとする研修を年5回担当した。年間延べ100名を超える専門職が参加し、多職種が地域の発達支援について学ぶ機会を提供した。
平成25年 4月から 
2013年4月から、鳥栖市委託事業「ほっとスペース・おやcafe」において、地域のNPOと協働し、障害のある子どもを育てる保護者への心理的支援を継続している。月1回90分の集団心理療法を通して、保護者が子どもの発達や生活上の気がかり、自身の思いを安心して語れる場の運営に携わっている。支援者が一方的に助言するのではなく、参加者同士の経験や思いを尊重した関係づくりを大切にしている。
平成21年 8月から 令和 3年 8月まで
教員免許更新講習の講師として、「教育の最新事情」(必修科目)及び「発達障害等のある子どもの理解と支援」(選択科目)を担当した。現職教員が発達特性への理解を深め、教育現場での支援を考える機会を提供した。
平成18年 4月から 令和 7年 3月まで
福岡県南筑後教育事務所の特別支援教育アドバイザーとして、小・中学校を訪問し、授業や学級の観察をもとに教員・管理職へ指導と助言を行った。発達障害等のある児童生徒への学習保障、通常学級での支援方法、保護者への説明について、学校の実情に即した具体的な対応を検討した。
平成17年 4月から 平成29年 3月まで
佐賀県障害者施策推進協議会委員として、障害者施策の企画・推進に関する調査・審議に参加し、助言を行った。2005年には、県内の障害者入所施設や在宅の障害者、その家族及び支援者を対象とする大規模アンケート調査について、調査方法と分析の観点から助言した。
平成14年 4月から 
佐賀県、及び近隣県の肢体不自由児・者に対して動作法による支援を行う。
平成14年 4月から 
佐賀県、及び近隣県の特別支援学校で、動作法を授業で行っている教員に対して、その理論と技術の指導を行う。
問い合わせ先
西九州大学グループ
※ 健康栄養学部・健康福祉学部・リハビリテーション学部に関しては
Tel. 0952-52-4191
※ 子ども学部・短期大学部に関しては
Tel. 0952-31-3001
※ 看護学部に関しては
Tel. 0952-37-0249